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パンチニードルでつくる-波の模様のポットマット

たくさんのお申し込みをいただきありがとうございます。
ご参加につきましてメールをお送りさせていただきました。
未着の方がいらっしゃいましたら、お問い合わせをお願いいたします。
047-370-2244  galleryらふと


11月のワークショップのご案内です。

11/19 (土) 「パンチニードルでつくる – 波の模様のポットマット」
講師:laglag_
第1回:10:30~13:00  →  受付終了しました
第2回:14:30~17:00  →  受付終了しました
定員:各回4名様 会費:4000円

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オックスフォードパンチニードルによるラグ作品を制作、
「ラグのある暮らし」を提案するlaglag_さんと、ポットマットをつくります。

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心弾むリズミカルな図案が印象的なlaglag_さんが、
今回のワークショップのために、もこもこ波模様のマットをデザインしてくださいました。
お好きな色の糸を選び、ベースの生地に糸を刺し埋めていきます。

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らふとでははじめてのパンチニードルワークショップです。
パンチニードルとの出会いと、ひと針ひと針手を動かしてつくる楽しみを
ご一緒しませんか。

先日、工房からの風へご出展いただいたばかりのlaglag_さん。
制作や作品についてもっとお話ししたかった!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

皆様のお申し込みお待ちしております。

サイズ:直径 約12〜13cm
素材:ベース生地 コットン /糸 ウール

laglag_ サトウキミコ
2014年 フックドラグの制作をはじめる
2017年 オックスフォードパンチニードルと出会い制作をはじめる
2019年 アメリカバーモント州オックスフォードカンパニーにてAmy Oxford氏のレッスンを受講
2020年 オックスフォードパンチニードル講師講座を開講
2022年 ラグ制作室開校/第20回 工房からの風 craft in action 出展
著書に「パンチニードルのふわふわ、もこもこ、やさしいこもの」(日本文芸社書籍)


○体温測定の上、平熱でのご参加と、 手指のアルコール消毒、マスクの着用をお願いいたします。
当日受付時にも検温のご協力をお願いいたします。
○らふと室内でのワークショップとなります。
扉をあけて換気をしながらおこないますので、体温調節のできる服装でお越しください。
○急遽開催変更がある場合がございます。予めご了承のほどお願いいたします。


○ご応募はHP お申し込みフォームから承ります。
ご希望の回(ご記入をお忘れなく!)、お名前、お電話番号をお書き添えの上、お申し込みください。
○お一人様ずつのお申し込みとさせていただきます。
○定員に満たなかった場合、開催を見送ることがございます。予めご了承ください。
○大人向けのワークショップになります。

[ 第一次受付 ]   受付終了しました
11/5 (土)10:00~11/7 (月)12:00
◯先着順ではありません。
◯受付期間前のお申し込みは無効となります。ご注意ください。
◯応募多数の場合は抽選となります。

[ 応募結果 ]
ご参加の可否について
11/7 (月)午後、順次ご返信いたします。

[ 第二次受付 ]
11/9 (水)10:00~
定員に空きのある場合は先着順に承ります。

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CHIAKI KAWASAKI さんから

ニッケ鎮守の杜中央部で、金属装身具の展示をしていたCHIAKI KAWASAKIさんからメールが届きました。

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おはようございます。
このたびの工房からの風では、お世話になりました。
会場から送った荷物も届き、たっぷり眠って、少しずつ日常に戻りつつあります。

20回展という大きな節目の年に出展という形で関わらせていただけて、大変嬉しかったです。
2日間ともに、アニバーサリー展を祝福してくれているような穏やかな秋晴れで、お庭も会場全体もきらきらと輝いていて、とても美しかったです。

2回目の出展ということで、意気込んで臨んだ今展だったので、初日の朝はかなり緊張して会場入りしました。
自分のテントに向かう途中で風人の皆さんが笑顔で挨拶してくれたり、頑張りましょうと声をかけてくれて、
こんなにも心強いものだったか!と、1回目の出展時の気持ちを思い出しました。

本当にたくさんの方に作品を見ていただけたこと、
試みでつくった作品を気に入ってくださった方がいたこと、
動物の好みの合う方とお話ができたこと、
初出展時のことを覚えていてくださった方がいたこと、
拾ったどんぐりをくれた男の子がいたこと、
すべてが栄養になりました。

ここ2年ほどなかなか思うように制作を進められず、自分に喝を入れるつもりで応募した今展、
至らなかった点や、計画倒れに終わったこと、悔いの残ることが正直多かったです。
でも、今の自分にとって何が課題でどんなことが足りていないか、
漠然としていたものがはっきりと見えた気がしています。
これもまた次に進むための成果であったと思います。

出展して本当に良かった!

2日間は本当に目まぐるしくて、秋の草花が美しく咲いた花壇や、他の出展作家の方々のテントをあまり見られなかったことが心残りでしたが、会の終わりに大野八生さんが手渡してくださったお庭のブーケが大変嬉しいお土産になりました。

改めて、風人の皆さん、庭人の皆さん、スタッフの皆さんに感謝しております。
本当にありがとうございました!
お庭で得たものを作品に込めて還元していけるように、これからも精進してまいります。

川崎千明
CHIAKI KAWASAKI

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『出展して本当によかった!』

川崎さんの笑顔、そして声が聞こえるかのようです。

コロナ禍の中、やりたくてもやり尽くせなかったことも多かったかと思います。
それでも展示という今の自分の仕事を白日の下に晒すことによって、何より自分自身が見えてくるものがありますね。
見えてきたもの、気づいたもの、生々しいうちに、行動を起こしてぜひ、よき制作に進んでいただければと思います。

CHIAKI KAWASAKIさんの出展前のメッセージはこちらです。
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安藤大悟さんから

ニッケ鎮守の杜、中央部、花壇の前で陶芸作品を展示していた安藤大悟さんからメールが届きました。

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この度は節目となる20回目の『工房からの風』に参加させて頂きありがとうございました!

8月のミーティングに参加し、20回と積み重ねて来られた『工房からの風』の会場の雰囲気、
稲垣さんや風人さん達の想いに触れ、気を引き締めて帰りました。

2日間充実した展示になる様に、作品の数やカテゴリー、ブースの雰囲気作りなど
いかにお客さまに来て良かったと満足してもらえるかをずっと考えて過ごす日々。

出発当日まで窯出しを行い、夜中に三重県を出て、朝方、会場に到着と共に、すぐ準備。
バタバタと初日を迎えました。

2日目は配置換えなど行いつつ、初日に負けないぐらいの作品の量でお客さまをお迎えする事が出来ました。

おかげさまで、2日間ともお客さまが途切れる事がなく、
自信を持ってやり切ったと言える充実感のある嬉しい疲労でクタクタです!

3年振りの通常開催という事もあり、お客さまの熱量をもの凄く感じました。

インスタグラムの広告を見て来てくださったお客さまや、両日、お越し下さったお客さまも多く、たくさんの反応を受け取る事が出来ました。

こんな時代に突入してしまい、生活様式もガラリと変わってしまった世の中ですが、
お客さまに感謝の気持ちを込めて作品を手渡しする事は、こんなにも嬉しい事なんだと実感いたしました。

そして、稲垣さんや風人さんたちの手厚いサポートとお心遣い、愛に溢れた空間作りに作家冥利につきました。
きれいなお花も用意して下さり、展示に花を添えて下さりました。

この場所で得た経験を栄養としこれから、僕はもっと前に前に進んでいきます。
みんなを巻き込むような、時には包み込むような風になります。

これから季節が進み、より寒くなりますので、体調など崩されぬようご自愛くださいませ。
本当に本当にありがとうございました!

安藤大悟
アンドーワークス

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安藤さんは1991年生まれ。
30歳をすぎたばかりのエネルギーに満ちた作り手。
今回、出展作品数は会場でも一、二の豊かさで圧倒していましたね。

作る喜びに満ちたその作品に、たくさんのお客様が引き寄せられて、
作り手の前で作品を選ぶ楽しさ、喜びを堪能されていたように思います。

『お客さまに感謝の気持ちを込めて作品を手渡しする事は、こんなにも嬉しい事なんだと実感いたしました。』

対面でのイベントが中止されていたここ数年に、ちょうど世に出るタイミングだった作り手は本当に大変だったと思います。
けれど、安藤さんのように、くじけず、日向を向いて、作ることに向き合ってきた人には、これからの道は洋々と広がっていることと思います。
今回出会えたたくさんの笑顔は、何よりの栄養でしょうし、進む道を照らしてくれる光になると思います。

安藤大悟さんの出展前のメッセージはこちらになります。
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藤田永子さんから

ニッケ鎮守の杜、レンガ道を降りた木立の中。
金属の美しい表情をさまざまに展示されていた藤田永子さんからメールが届きました。

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この度は、工房からの風の出展につきまして、選考や面談、インタビューなど準備段階から当日まで、大変お世話になりました。

最高のお天気で、お客様も非常に楽しそうにお買い物くださったのがとても嬉しかったです。
久々にお客様とお話しさせていただき、少しでも金属器のハードルを下げられるよう説明に努めさせていただきました。

工房からの風のお客様は、みなさん本当に素敵で柔らかいお客様が多く、イベントの質の高さを改めて感じました。
今回その一員に入れていただけたこと、改めて本当に光栄なことだったのだなと思い返しております。

今までお客さんとして伺ってきた中で、作家の皆さんが木々の中で少しテントをはみ出して、木々に溶け込むような展示をされているのが本当に好きでした。
今回私も少しテントをはみ出して、木々の中に溶け込むように花器を展示させていただけたのがイメージ通りで、お客様が思い思いにご覧になっていただけたのが非常に嬉しかったです。

これからは、頭の中の新作をしっかり形にしていく時間を作っていきたいと存じます。
また数年後、工房からの風の選考に挑む際には、進化したものをお見せできるよう制作に励んでまいります。
この度は本当にお世話になりました。またお会いできる日を楽しみにしております。

藤田永子

追伸 ニッケのお庭でいただいたお花を添えて…

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上の画像は、藤田さんから送られてきたもの。
作品に会場のマートルの実が響き合うように生けられて、なんとも心地よい光景ですね。

すでにお仕事が忙しくなってきている藤田さんだからこそ、
あらためてじっくり向き合おうと思うひとつのきっかけにもしていただいたのかもしれません。

生み出す、作る速度と、発表する、選ばれる速度。
作家活動を長く豊かに続けていくために、速度を整えていくことも大切なんですね。
藤田さんのこれからの制作、活動を楽しみにしています。

藤田永子さんの出展前のメッセージはこちらです。
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金城貴史さんから

稲荷社の脇のテントで木の匙を展示していた金城貴史さんからメールをいただきました。

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「工房からの風」の二日間、ありがとうございました!
二日目終了後、おそらく一番に撤収したのではないかと思っています。
できる人はなるべく早く撤収した方が良いかと考え、ろくにご挨拶もせずの撤収となり、失礼いたしました。
今回は一人での出展となりましたが、スタッフ並びに風人さんのサポート・気配りが心強すぎて、一切の不安を感じず、天気にも恵まれた幸せな二日間を楽しく過ごす事ができました。

六年ぶり二度目の出展であらためてはっきりと感じた事があります。
それは、「工房からの風」という場の特別さです。
真摯な思いと細やかな気配りをもって回を重ねつくりあげてきた形と、それに心を寄せ愛する人々が集うことで生まれる空気が、「工房からの風」という場を形成していました。
六年前とくらべて、作り手としてその場に応えられたような感触があったのが、嬉しかったです。

二日目のオープン前、什器の配置変更を検討していました。
たまたま近くにいた、風人さんの意見を参考に配置を変更したところ、ブースの空気が少し動いたような感覚がありました。
一日目を超える手ごたえがあったことに、少なからぬ影響があったと思っています。
自身も作り手である風人の存在も、「工房からの風」という特別な場を構成する重要な一要素なのだと強く実感しました。

今展への参加が決まってから展示二日目の終了までに感じた、できたこと・できなかったことを噛みしめながら、次への製作に邁進します。
またゆっくりと匙を見ていただく機会がありましたら、幸いです。
今回も多くの作り手の中から、選んでいただき有難うございました。

またお会いできる日まで。

金城貴史

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6年前の初出展の際は、思うように展開できなかったという金城さん。
その後、2020年に出展が決まっていながら、コロナ禍で遠方からの出展をいただけなくなってしまって。
今年、あらためてご応募の上、出展を果たしてくださったのでした。

初めての出展で力を出し切れなかった方が、力を蓄えてあらためて挑戦くださること。
そのような場に思ってもらえることを有り難く感じます。
そして、書きながら思いました。
「そのような場」にするのは、出展作家の想いと実践なのだと。

金城さんが幸せな二日間を過ごせたのは、まさに金城さんの想いと実践の賜物。
これからもますます魅力的で、使い手の心に響く木の匙を作られることでしょう。

金城さんの出展前の記事はこちらです。
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atelier bōc さんから

おりひめ神社に向かって右側の木陰で、手製本の美しい世界を展開くださった
atelier bōcの本間あずささんからメールをいただきました。

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こんばんは。
本間あずさです。
無事に昨日帰宅し、荷を降ろしました。
10月が終わってしまうんだなと、しみじみ噛み締めています。
特にこの一ヶ月は追い込みでタイヘンだったはずなのに、
終わってしまうと楽しさが蘇ってきて、また戻りたいと思ってしまいます。

これ以上ない晴天に恵まれた二日間、
祝祭のような美しいお庭にいられたこと、
感謝の気持ちでいっぱいです。
5年前の雨の悔しい思いがあったのもですが、
この間の色々なことを思い返してました。

魅力的な工芸作家さんのブースのたくさんある中で、
やはり異ジャンルの私のところに立ち寄っていただけたこと、
じっくり作品を見てお選びいただけたこと、
何にも代えがたく、ありがたく思います。
このような手仕事の形もあるのだなと伝わっていたら、嬉しいです。

ただただ「工房からの風」が好きで、通ううちに、注文制作だけでなく自分の作品も作ってみたくなり、、
工芸作家さんへの尊敬の気持ちが糧になり、オリジナルの作品制作へと向かっていった気がします。
無意識ではあったかもしれませんが、その根底には「工房からの風」への思いがあったのかなと、この十年ほどを振り返って感じます。

また同時に、
作る工芸、伝える工芸、一緒に作り上げる工芸と、
表に出るものは違えど、根底にひとつの思いがあればさまざまことを同時並行に進めてもよいんだ、と今回腑に落ちた部分がありました。

注文制作と教室を行う中で、作品制作に集中するのは容易ではなく、バランスに悩んでもいましたが、
すべてがあって、今があるように、思えました。

今回、ミーティングは4月にしか参加できず、
出展者さんとあまり交流ができなかったのは残念でしたが、
らふとでのワークショップや風人さんとの交流を通じて、工房からの風の芯に触れたように思います。

また、ワークショップ等々でも、
さまざまな形で手仕事、工芸を伝えられれば嬉しいです。

いつもながらスタッフの皆さまともども、今回も大変力強いサポートをいただき、ありがとうございました。
長文失礼しました。
まとまりませんが、お礼のメールまで。
ありがとうございました!!

お風邪など召されませんよう、
ご自愛ください。

atelier bōc
本間あずさ

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『・・・ただただ「工房からの風」が好きで、通ううちに、注文制作だけでなく自分の作品も作ってみたくなり、、
工芸作家さんへの尊敬の気持ちが糧になり、オリジナルの作品制作へと向かっていった気がします。
無意識ではあったかもしれませんが、その根底には「工房からの風」への思いがあったのかなと、この十年ほどを振り返って感じます。・・・』

なんというありがたい想いでしょう。
このように感じて、創作世界の歩を進める方がいらっしゃるということ。
背筋が伸びる思いとともに、続けることがてきて本当によかった、と深く思うのでした。
本間さん、風人さんやってくださらないかなぁ、なんて思ってみたり。

本間あずささんは活動のメインのフィールドは、工藝・クラフトとは少し違うかもしれませんが、「工房からの風」のフィールドが、ひとりの創作者にとってその制作を豊かにする存在であったとしたら、企画運営に携わるものとして、何よりの喜びに思います。

atelier bōcさんの出展前の記事はこちらになります。
→ click

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前田昌輝さんから

ニッケ鎮守の杜、中央部、galleryらふと脇で出展されていた前田昌輝さんからのメッセージをご紹介します。

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第20回 工房からの風 craft in action お疲れ様でした。
前田昌輝です。

心地良い晴天に恵まれた二日間、お客様やスタッフさん、風人さんたちの笑顔が素晴らしく輝いていました。
僕も皆さんのような笑顔になれていたのかなと、思い返してみたものの緊張しっぱなしだったので、ぎこちない笑顔になっていたかもしれませんね。

沢山の方が作品を観て「あなたの想いが伝わってきます」「木の力を感じます」と言ってくださり、作品を通して心が繋がる確かな手ごたえを感じました。
出展が決まったその日から、本番に向けて直前まで手を掛け続けた作品たちと共にあの場所に立てたこと、その想いが伝わったこと、本当に嬉しかったです。

8月のミーティングで出展場所を再検討くださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして本番が終わった後の脱力感もまた想像以上でした。
こんなに緊張してたし疲れてたんだな~と思うくらい一晩で体が軽くなりました。

終了後も市川に泊まり、月曜日は手伝ってくれた家族と共にのんびりと箱根へ。
ギャラリー関係の方ともつながることができて、おかげさまで少し風向きが変わってきそうな予感です。

この工房からの風に関わってくださったスタッフさん、風人さん、そしてもちろんディレクターの稲垣さん、大変お世話になりました。
感謝の気持ちは到底言葉では尽くせません。
本当にありがとうございました。
今後とも末永くお付き合いいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

Wood Work Studio タジェール・デ・マエダ
前田 昌輝

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祝福されたような青空の二日間の記憶が鮮明ですが、
第20回展、実は募集期間から夏まで、コロナ禍に悩まされ、どのような展開になるかは予測が立ちませんでした。
「工房からの風」では、準備期間の交流も大切に考えて企画しているのですが、全体ミーティングもできずに夏まで季節が進んでいきました。

それでも8月のはじめ、集まれる方だけでも集まりましょう、ということでミーティングの機会を持ちました。
その時の記事はこちらです。
→ click

この日、前田さんも岐阜県から訪ねてきてくださいました。
そして、応募用紙からだけではわからなかった制作、作品のことに少し近づくことができたのでした。
その上で、より適した出展場所のご相談もできたのですね。

時間も交通費もかけて、数時間のミーティングのために来られるのは大変なことだったと思います。
けれども惜しみなく行動しよう!という想いに、私たちも応えたいと思っています。

今年の出展作家の方々の交流は、今、始まったところ。
会期が終わったことで終わりにするか、ここから始めとするかも作家次第ですね。
このご縁を、これからの制作、生きていく日々に豊かに結んでいただけたらと思います。

前田昌輝さんの出展前の記事はこちらです。
click

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豊田陽子さんから

今日は水曜日。
晴れやかな「工房からの風」の大波のような時間が過ぎて、3日目になっています。
終わった後の仕事、そして、心身整え・・・。
あっという間に時が過ぎます。

作家の方々から続々無事帰宅のご連絡をいただいています。
ありがたくうれしく拝読しております。
今は他に優先しなければならないワークをひとつひとつさせていただき、お返事は失礼しております。

恒例になりました「凪ぐ浜の宝もの」を公開していきますね。
大波が去った後の浜辺に残った宝物のような想い。
いただいたメールを幾つか、作家の許可をいただき、掲載させていただきます。

まずは、長野県から染めのお仕事で出展くださった豊田陽子さん。
ニッケ鎮守の杜に入ってすぐのところで、布をそよがせていましたね。

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この度は工房からの風で大変お世話になりました。
最後、ご挨拶ができぬままの退出で失礼いたしました。
無事長野に到着し、元気に今日の朝を迎えました。
家に帰り1日身体を充分休めて、改めてこの数日間のこと、出展前に集まったこと、寄稿文、制作の日々をゆらゆらと思い返しております。

前回の初めての出展時も、稲垣さんはじめ風人さんたちやスタッフの方たちの親身なサポートがあたたかく、ありがたいなあとは感じていましたが、
今回はもっともっと心の奥深くまでいろいろ感じることがあって、思い返すだけでじわーっと暖かく目頭がウルウルとしてしまうほど感動しています。

今まで多くの人たちが今までこの工房からの風に関わり、作家も、それを支える人たちも、思いを繋いで、広げて、長い年月を経てずっと「一番真ん中」を大切に守り続けてきたんだな・・・と。
そしてその思いは、それを取り巻く沢山の人々に伝わっていくものなんだとも思いました。

今回の出展にあたって、後悔のないように思い切ってやり切りたい!そして楽しみたいとも思っていましたが、
どんな状況でもやはり、作品に対しても、展示や接客に対してももっとこうすればよかったや、
こうしたらもっと良くなるかな、などなど反省することが沢山でてくるものなんだな・・
でもそれが次につながるエネルギーの一部になるんだなとも改めて感じています。

見覚えのあるスカーフを巻いている方がいると思ったら5年前に出展した時に購入してくれたお客様で、
しかもそういった方が何人かいらして、気に入って使っているとおっしゃっていただけたことが本当に嬉しかったです。

今回、購入してくれたお客様にももちろんありがたく嬉しい気持ちもありますが、
ずっと気に入って使っているとおっしゃっていただけるとさらに安堵と嬉しさがこみ上げてきました。
(5年前の自分もちゃんと頑張っていたんだ(笑))

工房からの風の20回展に思い切って応募し、そして再び参加させていただけたて、本当に良かったと改めて感じております。
初めての出展から5年経ち、あの時の思いや今の自分、今までにこの仕事をもう辞めてしまいたいと思ったことも、
でも創り続けたいという強い思いの火が消えなかったこと、
これからもいろいろな困難や壁にぶつかってもこの「真ん中」をちゃんと見失わないでいこうと思いました。

それはモノづくりに関わらず、どんなことにも生きていく上で大切なことなんだとも改めて感じています。

ゆっくり砂に水がしみ込む様に、まだこれからも今回の経験を通していろいろと色々な思いが沸き出てくるのではと思っています。

稲垣さんはじめスタッフの方々、風人さんたち、そして作家の仲間たち、お客様たち、皆さまにありがとうございました。

書きながらもどんどん思いがいろいろ出てきて、あれもこれもと文章が継ぎ足し継ぎ足しでもっと長くなっていってしまいそうなので、この辺で締めたいと思います。

改めてこの度は本当にありがとうございました!

豊田陽子

初出展の時には感じられなかった豊かなものを心に抱きしめて帰られた豊田さん。
それは、この5年のご自身の葛藤や思索、そして、実践と他者との交流が育んだものなのだと思います。

益々伸びやかに、まとう人の心を爽やかにする布づくりを。

豊田陽子さんの出展前の記事はこちらになります。
→ click

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御礼

第20回工房からの風
晴れやかな秋の青空に恵まれ、無事終了いたしました。

ご来場くださいました皆様
お心にかけていただきました皆様
ほんとうにありがとうございました。

そして、ともに会を作りあげた出展作家、風人さん、庭人さん、
裏方として支えてくださった多くの方々、そしてスタッフにも心から感謝とリスペクトを捧げます。

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花壇の花々が20回展を祝福してくれているような2日間でした。

ワークショップやトークイベントなど、レポートしたいこともいろいろありますが、
ひとまず後のお仕事と、心身整えもさせていただき、少しずつ更新していきたいと思います。
また、恒例となった「凪ぐ浜の宝もの」も、数日後から・・・。
しばらく、こちらのブログで20回展の余韻をお楽しみいただけましたら幸いです。

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2日目のご来場お待ちいたしております

 

初日、青空のもと、たくさんの笑顔が会場に満ちました。
ありがとうございます。
日曜日も10時~16時に開催いたします。
天気予報も晴れマーク。
ご来場をお待ちしています。

初日のスナップショットをいくつか

 

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今回、ワークショップ、デモンストレーションの事前のご案内が十分でなかったので、
比較的お席に余裕がありました。

素材の学校は、お子様向き
アトリエ倭さんの木のブローチ作りは皆様へ

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ニッケ鎮守の杜 花壇の奥「風人からの風」テント、必見です。

まず、見ごたえたっぷりのものづくりの映像があります。
和泉綾さん 染織 RIRI TEXTILE
大野七実さん 陶芸
岡林厚志さん 木工 hyakka
香田進さん・佳人さん 木工 アトリエ倭
小泉すなおさん 陶芸
㔟司恵美さん 竹
吉田慎司さん ほうき 中津箒

また、大野七実さん、岡林厚志さん、吉田慎司さんの制作公開も行います。

ここには、巨大‼年表も掲出しています。
これはなんと、以前出展くださった京都炭山朝倉木工の朝倉玲奈さんが作って下さったもの。
年表作りがご趣味なのですって!!
それが、ほんとうに素晴らしい構成なのです。
必見です。

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14:30からは、トークイベント「工房からの風を重ねて」を、「風人からの風」テントでおこないます。
婦人之友社編集者の山下謙介さんと、工房からの風ディレクターの稲垣早苗の対談です。

20回を記念して、この22年(当初は隔年だったので)を振り返り、作家はどのように変わったか。
作品の傾向はどのように変わったか。お客様はどのように変わったか。

また、山下さんが編集者として担当くださっている工藝品を巡る物語
おばあちゃんの食器棚」(文・稲垣早苗 絵・大野八生)と、「工房からの風」との関連についてもお話ししたいと思います。

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この写真は、今朝、ニッケ鎮守の杜で出展くださっている作家と風人さんたちとで撮った集合写真。
晴れやかなお顔ですね(マスクしていますけれど、伝わってきます)

54ブースの作家の作品テント。
そして、アトリエ倭さんのワークショップテント、素材の学校テント、風人からのテント、
青空のもと、ゆっくりご覧くださいませ。