director's voice

沼田智也さん(陶磁器)

陶磁器のお仕事もいろいろとありますね。
日本の陶芸文化の広さ、深さをあらためて思います。
今日ご紹介するのは、茨城県で作陶される沼田智也さん。
染付けや色絵が描かれた器を作られます。

Q
沼田さんは、「工房からの風」にどのような作品を出展くださいますか?

A
染付や上絵など、日常を彩る普段づかいの器を中心に出品します。
古いものが好きで、古典的な図案を多く手掛けますが、
現代の生活にも違和感なく同居できる作品を志しています。

日本画を学ばれていた沼田さん。
少し儚げな絵付けも印象的です。
そこはかとなく色気のある器に感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか。

Q
沼田さんにとって、「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
今回の出展に際し、多くの仲間に恵まれました。
今年出展を共にする同期、以前出展された先輩方。
このような出会いのなかで、改めて「工房からの風」 の持つあたたかな空気、
豊穣な厚みを感じました。
同じものづくりを志す仲間達と今回の展示を通し、
工房からの風という場を共有できることを 嬉しく思います。

工房からの風は、私を翔ばせてくれる風。
この風を受けて、しっかりと羽ばたきたいです。
心を込めてつくった作品達、多くの皆様に みていただけることを楽しみにしております。

展覧会当日までに、すでに出会いに恵まれたと感じていらっしゃる沼田さん。
当日のお客様や伝え手の方を加えて、この出会いの風は、ずっと育まれていきますね。

Q
沼田さんは、小学生の頃、何になりたいと思っていましたか?

A
マラドーナのようなサッカー選手になりたかったです。
陶芸は、土練りや轆轤など、運動的な側面が多い表現手法なので、
案外遠からずなのかもしれません。
アスリー陶です。笑

アスリー陶!ですか!
確かに、肉体労働でもありますよね。
心身バランスよく働かせてのお仕事から、美しい器は生まれてくるのですね。

さて、沼田さんのブログはこちらになります。 → 

出展場所は、ニッケ鎮守の杜「手仕事の庭」エリア。
入ってすぐの緑の下草の中です。
結城琴乃さんがお隣ですね。