director's voice

nomamaさん(染織)

コルトン広場から、ニッケ鎮守の杜に入ってすぐに高台のところで、
明るい色彩の布が気持ちよさそうにそよいでいました。
nomamaさん
初めての出展を終えて、メッセージを寄せてくださいました。

『工房からの風』の空間に居て、印象に残った事はお客様の滞在時間の長さでしょうか。
じっくりと作品や空間自体を楽しんでいる雰囲気がとても伝わりました。
あるお客様には
「このイベントは本当に居心地が良いのよ。
作家はみんな凄いパワーで作ってるはずなのに、ここではみんなガツガツして無くて
優しい空気が充満してる」
と言われました。
凄く嬉しい言葉でした。

展示当日がゴールでは無く、『工房からの風』を通過する事で、
その後に続く作り手としての生き方を考える事の出来るクラフトフェアだと思います。

またミーティングや懇親会がある為でしょうか、
全員で当日の2日間を素晴らしいものにしようと言う心意気が感じられました。
自分の展示だけを考えるのでは無く、
参加した全員の開かれた意識を会場全体に感じました。

自分の作品が褒められる以上に『工房からの風』全体を褒められると嬉しかったり、
他の出展仲間がニコニコしてると嬉しい…と言うなんとも不思議な感覚でした。

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自分の作品が褒められる以上に『工房からの風』全体を褒められると嬉しかったり、
他の出展仲間がニコニコしてると嬉しい…

って、企画者からしても、とっても嬉しい!言葉です。
nomamaさんのにこやかで聡明そうな表情と 布の表情がとっても合っていて、
そのことも、来場者の方々が心地よくながーく滞在されていた理由かもしれませんね。

毎回、毎回の会の空気は、微妙に違っていて、
それは出展者の違いによるものが大きいかと思います。
今回はお天気のよさと、和やかな方が多かったのも、いっそう優しい空気を
醸し出していたのかもしれませんね。