director's voice

相馬佳織さん ガラス 長野

続いてはガラスの相馬佳織さんです。

Q
相馬さんは「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?

A
吹きガラスという技法をつかい、うつわを中心に出品します。
グラスやお皿、花器などや、小さな鉢植えやキャンドルホルダー、そしてオーナメント。
日常生活の中にあるものや使うものというのは人それぞれですが、
そのそれぞれの暮らしの中へガラスが寄り添っていけたら、と思います。

ガラススタジオでたっぷりと吹きガラスの仕事を重ねてきた相馬さん。
透明感の美しい、シンプルなガラスは特に得意なお仕事なのではないでしょうか。
軽やかに、日々の暮らしの中でそっと添う器。
何気ない一瞬をさりげなく輝かせてくれる器。
相馬さんのガラスからは、そんな印象を受けています。

:::

Q
相馬さんは、出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
これから先を見据えた考え方をするようになりました。
と言っても日常の生活サイクルにほとんど変わりはありませんが。

来年から生活スタイルがガラリと変わるのですが、
この先自分がガラスという素材とどのように接して制作していくのか、
出展が決まったことは追い風となり前向きに考えるきっかけとなりました。
今回は「これから吹かせる風」となる作品と共にこの展示へ向かいます。

「工房からの風」のミーティングでお話しする内容の中には、
これからどのように進む??のかについてを話し合う場面がよくあります。
喜びをもって作っていくことが、続くことの原動力ですし、
喜びをもって作られたものが、長い目で見て、
誰かの喜びに日々につながると考えているのです。

相馬さんはこれからの日々を思い、きっとたくさんの喜びの輝きを
「工房からの風」に届けてくださいますね。

:::

Q
相馬さんの好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。

A
綺麗なものばかり目で追わず。
対を知って初めて綺麗を綺麗とおもう。

私は知らなかったのですが、佳い言葉ですね。
どなたの言葉でしょうか。
相馬さんの心が吹き上げた言葉かもしれませんね。

相馬さんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。
お隣は、イラズムス千尋さんです。

ホームページはこちらになります →