director's voice

AIDANAさん 革 京都

今回、革の作家の方が3組いらっしゃいます。
どの方もそれぞれの方向性で、丁寧なお仕事の方たち。
デザイン、使い心地、造作、感覚、、、
見応え、選び応えがきっとありますよ。
では、京都で北大路に工房とショップを構えるAIDANAさんをご紹介いたしましょう。

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Q
AIDANAさんは「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A
鞄やお財布、エプロン、サンダル、ブレスレットやピアスなど、身の回りの革小物です。
フランスで育った牛さんをイタリアで鞣した、特別な革を使用しています。

僕にとっては数時間から数日、もしくは数十分の付き合いかもしれないその小物たちが、
もしかしたら、誰かのそばで一生を共に過ごすのかもしれない。
そんなことを考えながら、一つ一つ丁寧に丁寧に、手間をかけて、心を込めてお作りしています。

確かにそうですねー。
そのように心に置いて、制作されるものって、やはりいいなぁって思います。
素朴な真実。

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AIDANAさんにとって、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
明確に気持ちのうえで、変化がありました。

作家としての自分を忘れ、職人になりきっている自分に気づきました。
言葉にするのは苦手です。
少しづつ作品で表現していけたらと思います。

作家と職人。
どちらがよいとか、どちらが上ということではなく。
きっと、AIDANAさんは、日々のお仕事の中で、最初の頃の光が曇ってしまったのでは?
と、気づかれたのかもしれませんね。
初期感動、動機は、かけがえのない光源であり、創造の鉱脈。
心が弾むものづくりを、ぜひ進めていただけたらと思います。

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AIDANAさんの好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。

A
答えは風に吹かれてる。

いつも、ちょっとはぐらかしてくれる?AIDANAさん。
京都から元気にやってきてくださいね。

AIDANAさんの出展場所はコルトン広場スペイン階段前。
対面には、漆の堀内亜理子さん。

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