director's voice

清井純一さん ガラス 静岡

ガラスの出展作家、静岡の清井純一さんをご紹介します。

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Q
清井さんは「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
定番のにんにくん、くわい。
コップ一輪挿しを出展します。
それに加え、新作のリューターで模様を削った器を出展します。
これは、光を当てると削った模様は見えにくくなり、影が見えだす作品です。

具象的な作品も楽しみですが、新作の影の姿も気になりますね。

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Q
出展が決まってから、岡田さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
作品は変わりませんが、モチベーションが上がりました。
ホームページや展示台を作りました。
当日、奈良に住むガラス作家の妹に手伝ってもらうことにしました。

淡々としたメッセージながら、とっても意欲的に取り組んでくださって!
ホームページを整えられた方も、今回多かったです。
それだけ、全国のたくさんの方々がご覧になっていますので、
気合も入りますね。

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Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
清井さんが大切にしている言葉を教えてください。

A
私が2年間暮らしていた中米のコスタリカという小国は、
自然を大切にしていました。

そこの仙人に教わったのが、自然は最大の先生である。という言葉でした。
人が物を作ると、どうしても意図的になり不自然になりがちです。
それでも、精神を整え毎日ガラスに向き合って行くと、手が先行するというか、
自然に出来たという瞬間があります。
そういう一瞬を大切にし、日々制作しています。

また、もの作りをしていると色々な困難に遭遇します。
そんな時、野菜を育て、蜘蛛(まさにタランチュラサイズ)と同居し、
富士山を見て、自然を感じ、寄り添って行くと、解決の糸口が見える気がします。

コスタリカと日本では、きっと時間の価値観が違っていて、
その違う時間軸を体験されたことが、
清井さんの心の泉になっているのではにでしょうか。
書かれた文章を読んで、うなづいてしまいました。
そして、仙人!に会われたってすごいなぁとも。

清井さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、稲荷社のほとり。
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