director's voice

長野大輔さん 陶芸 高知 

大分の垣野さんと同じように、農業をしながら陶芸をする方がもうおひとり。
高知の長野大輔さん。
80年代生まれの若い作家です。

Q
長野さんは「工房からの風」に、どのような作品を出品くださいますか?

A
食器を軸に小さな花器なども出展します。
粉引きや木灰の釉薬などです。
使って愉しいうつわを手から手へ。

根源的な仕事を若々しさをもって進めるひと。
ささやかな大きさの碗やカップにも、ダイナミックなちからがひそんでいるようです。

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Q
出展が決まってから、長野さんご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
はい!結婚しました笑。 
「工房からの風」が追い風になりましたね笑。

笑って照れをごまかしてる??
おめでとうございます。
追い風、ますます引き寄せてくださいね。

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Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
長野さんが大切にしている言葉を教えてください。

A
『半農半陶』 
が僕の人生のテーマです。
暮らしと仕事のサイクルが「土」を真ん中にして心地よく循環していると感じています。
やきものと畑は繋がっていますね。

ご実家が農家の長野さん。
自然の恵み豊かな中で育ったことが、長野さんの原点で、
それを人生の柱に据えて陶芸にも取り組まれています。

これからさまざまな出来事に巡り合うことと思いますが、
根っこを大切にする思いは、進む道の櫂になりますね。

長野さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入って下草の上。
木工の岩野彩さんと隣です。