director's voice

森林文化アカデミーへ

最後尾、追記しました。

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先日、一日非常勤講師として、岐阜に行ってきました。
岐阜県立森林文化アカデミー
「ものづくりと仕組みづくりゼミ」の中で、
1時間半の授業を二コマ受け持たせていただきました。

こちらのゼミの方々は、昨年の「工房からの風」に
授業の一環として来場くださったのでした。

森林文化アカデミーでは、森と木のエンジニア科という大学相当の学びの場と、
森と木のクリエーター科という大学卒業相当以降の学びの場が設けられています。
そのクリエーター科の中の「ものづくり講座」を専攻されている方々に、
卒業生の方々も加わった教室で、今回お話しをさせていただきました。

家具や玩具など作る「木工」から、
継承者が途絶えそうな鵜飼用の竹かごや、和傘のろくろ部の作り手、
郡上踊りの下駄つくりなど、具体的にものづくりを進める方々、
木工を通した「木育」や、地域や人を巻き込んだ仕組みつくりを
研究、実践されている方々。
それぞれ真剣に目指すほどに迷いや悩みはあると思うのですが、
目指すものがあることの眩しさ、尊さをあらためて感じてきました。
ジャンルは違っていても、「工房からの風」の出展作家の方々も
きっとそうですね。

そうそう、私からは、12回の「工房からの風」の流れや、
それ以前からの約30年にわたる、私の関わってきたもの作りの世界の中で感じてきたこと、
そして、今現在の状況、これからの課題について、
質疑応答を交えてお話しさせていただきました。

それにしても、百聞は一見に如かず。
実際に「工房からの風」を見学くださったこと。
そして、私も森林文化アカデミーに伺ったことで、
交わした言葉が、ぐんと深みや重みをまして、
これからの実りにつながっていくような気がします。

「工房からの風」が、さまざまな角度から、人のよき営みと関わっていけたら、
そんなことをあらためて思った岐阜行でした。

(画像は森林文化アカデミーさんより)

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追記

岐阜県立森林文化アカデミー × 森林たくみ塾
合同説明会 in 名古屋・東京が開かれます。
東京は
2月1日(日) 13:00〜16:00
オスモ東京ショールーム
160-0023 新宿区西新宿1-20-2 ホウライビル11F
とのことです。
木工を学ぼうとされる方は、説明会に出向かれてはいかがでしょうか。

また、当日のレポートをブログでご紹介くださいました。
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