director's voice

吉田慎司さん

Q
風人の吉田慎司さん、今年の工房からの風では、どのようなことをしてくださいますか?

A
卓上ほうきのワークショップを予定しています。
それから、 素材のりんごコーナーの設置や配布も。
楽しくて、始終にやにやしていると思います。

両日 12:30〜14:00
10センチほどの、ななめ小箒を制作します。
参加費 2500円
定員 6名様
場所 コルトン広場 モニュメント周り

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Q
今年度の出展作家の方に、風人さんとしてひとことエールをお願いします。

A
工房からの風は、こんなに思いが形になる事はなかなか無い、貴重な場所だと思います!
思っている事、感じている事が、一つ残らず形になります様・・・。
そのお手伝いが出来るとしたら、何よりの幸せです。

Q
記憶、印象に残る吉田さんの小さな頃の「ものづくり」は、いつのどんなものでしたか?

A
小学校4年の自由工作ですね。
隣に住んでいた叔父が得意なもので、背もたれ付きの小さな椅子を作りました。
(ほぞ、ねじの皿の凹みも作り、本格仕様!)

ずっと一緒に暮らしてきました。
今では、一歳の子どもの食事椅子になっています。

完成したとき、完璧だね!といったら、
完璧なんて、無いよ。
と、笑いながらいう叔父の言葉を、今でもたまに思い出します。

今でも可愛がっているので椅子の画像もお送りします(笑

写真-(1)

貴重な!画像ありがとうございます。
ずっと一緒に暮らしてきた、今も可愛がっている手作りの椅子。
これからは一歳のお子さんがずっと一緒に暮らしていくのでしょうね。

美術大学で彫刻を学び、その後ほうき職人となった吉田さんの活動は、
すっかり地に足がついて、後に続く若いほうき職人の誕生も促しています。
(吉田さん自身がまだ若いのですが)

ほうき作りを通じて、社会や、暮らしのことを考え続ける吉田さんは、
「工房からの風」でも、単に完成品のものの姿だけではなく、
この場で繰り広げられている現象について、的確に感じ、思考を深めているのだと思います。
いずれその考えを発露しながら熟して、折々私たちにも示してほしいですねー。
そんな機会のひとつ、ぜひ作っていきたいと思います。

 

吉田慎司さんのHPはこちらです。
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