director's voice

サタヶマユミさん(木工)

木にまつわるものづくりの方の中には、
挽き物に漆のお仕事の方がいらっしゃいます。
東京西部で制作をされる
サタヶマユミさんからのメッセージをご紹介します。

Q
サタヶマユミさんは、「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
漆塗りのお椀や酒器、お皿などの日常使いの器を中心に出品します。
今回新作のブローチシリーズも持って行きます。

木と漆の温かさを お手に取って感じて貰えたら嬉しいです。

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毎年漆のお仕事の方がさまざまな地から出展くださいます。
今回のサタヶさんは東京にお住まいですが、
漆工の産地である山中で修業をされて独立なさいました。

和の渋い印象もある漆器ですが、
作品をかわいい!と思ってほしい!
というサタヶさんの希望を伺って、
いい意味でちょっとびっくりしたワタクシでした。

Q
サタヶマユミさんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
未来から吹く温かな風。
その風は強く春風の様な。
でも温かく優しい風。

その風の吹く先に何があるのかワクワクしながら
自分は、進んでいるイメージです。

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美大では工芸ではなくアートを専攻されていたサタヶさん。
オーソドックスな器の中にも、
ふり幅の豊かさの中から生まれるものを感じていただけると思います。
風が吹いた後には、どんな地平に向かわれるのでしょうか。

Q
サタヶマユミさんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
普段は【工房まりも屋】で出展していますが 、
1人の作家として挑戦したいという思いをこめて、
今回久々に作家名のサタヶマユミで出展しました。

サタヶマユミは大学在学時代からの作家名です。
サタヶのヶが小さいのは
ケをヶと変換ミスで名刺を作ってしまったのが始まりです。
アンバランスさとか、案外可愛いいなと、気に入り。
そのまま使っています。

【工房まりも屋】の方は
『なんで、まりも なんですか?』とよく聞かれるんですが
【まりも】は、初めて飼った猫の名前です。

まりもは、病気で亡くなったのですが、
亡くなる直前に 寝ている私の胸元に飛び込んで来ました。
まりもを抱きしめながら、まりもの呼吸と鼓動が小さくなっていくのを感じ
まりもは静かに息をひきとりました。

【工房まりも屋】は、まりもと共にずっと生きて行きたい。
そんな思いから付けました。

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どうして、まりも屋なんだろう?と思っていましたが、
このメッセージを読んでうるっとしてしまいました。
同じ猫好きの身としては、とてもとてもお気持ちわかります。。。

サタヶのヶの表記といい、なかなかユニークな
作り手でありアーティストである方。
いつもの漆器の出展作家とは一味違った展開を見せてくださる予感!ですね。

サタヶマユミさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭の花壇のほとり。
お隣には陶芸の石渡磨美さんのブースです。

ホームページはこちらになります。
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text sanae inagaki