director's voice

岡野達也さん(木工)

風の予感展や夏の三越展でもご紹介した
岡野達也さんからのメッセージをご紹介します。

Q
「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?

A
ソーイングボックス、ワンハンドルトレーなど、木の収納箱、
木皿を中心としたテーブル周りのモノ。

木に刺繍をした?!
「おっ!」って驚いてもらいたいモノをお持ちします。

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ソーイングボックスは、初夏の風の予感展から進化して、サイズも増えました。
ところで、今回のメインビジュアル、何気に??
岡野さんのワンハンドルトレーだとか、とか??

Q
岡野さんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?

A
以前、工房からの風を見学したとき、
気持ちの良い風が吹いていて、
来場者も出展者もその風を実感しているのだろうと、
とても羨ましく思いました。

第一回目のミーティングの時に感じた風は、
思っていたのと違い、息がしづらいぐらいの「熱風」でした。

稲垣さん、スタッフの方々、風人さんたちの出展者を応援したいという熱い思い、
各地から熱い思いを内に秘めて参加する作家さんたち。

この熱量の中で、自分は順応できるのか?
自分の思いなどかき消されるのでは?
と不安になったのを覚えています。

それでも自分にできる限り全力で走ろうと思っていました。
8月の終わりの二回目のミーティングの時、
熱量は変わらないけど、息苦しさは無く、
全力で走ってきたから順応してきたかな?と。

工房からの風は全力で走り抜けた時に、
吹く風があるのだと思っています。
だから今の段階ではどんな「風」か、わかりません。
あの時、羨ましいと思ったあの風が吹くように
残りの期間も全力で走り抜けたいと思います。

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丁寧にお書きくださってありがとうございます。
岡野さんは、募集の間に開いた、長野さんとの
Art in actionの報告会のトークイベントにもご参加くださったのでした。

それから、何度かご一緒させていただきましたが、
「熱風」と思っていらしたとは。
ちょっと引いていました??(笑
でも、春から現在までの岡野さんの心の軌跡が素直に伝わってくるメッセージですね。

Q
岡野さんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?

A
工房からの風は「岡野達也」で参加させて頂きますが、
クラフトフェア等に参加の時は、
雑貨類を中心に妻と一緒に工房名、
フランス語で「On y va !(オニヴァ!)」 という名で活動しています。
意味は、レッツゴー。
カッコつけてフランス語の工房名にしちゃいました。

ゼロからのスタートだし、失敗したって良いから動かなきゃ、
進まなきゃ と さぁ行こう!って。

自分たちのやりたいことをやる!
そこに向かって「レッ・・ On y va ! 」 なんです。

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さぁ、いこう!
爽やかな工房名、いいですね。

岡野達也さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、鳥居の前。
毎年木工の作家の定番?の場所です。

ホームページはこちらになります。
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text sanae inagaki