director's voice

熊川栄司さん

木工の中でも桐を中心に作品作りを進める
熊川栄司さんからのメッセージをご紹介します。

Q1
熊川さんは「工房からの風」にはどのような作品を出品されますか?

A1
会津桐を使い製作した桐箪笥・桐小箪笥・桐小箱・桐盆などを。

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私は木工の仕事を桐で覚えましたので、
桐という素材を活かしたもの作りをしていきたいと思います。
独立してからは桐以外の木材も使うようになりましたので、
桐はメインで他の木材も織り交ぜた作品・製品作りを展開していきたいと思います。

個人的な区別として製品は繰り返し作れるもの、
作品は一点ものと分けています。
工房からの風においても製品と作品の両方を展示したいと思います。

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奥会津三島町の桐原木と、地元埼玉の桐原木を仕入れて、
製材、乾燥と自ら手掛ける熊川さん。
桐ならではの使い心地をぜひお話しくださいね。
ふたものの素敵ですね。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、熊川さんはどのようなことを思いましたか?

A2
有名なイベントですので嬉しかったです。
送られてきた資料を見て、作家に対し良心的であり
しっかりした事業なんだなあと感じました。
選んでいただいたからにはできる限りがんばろうと思いました。
今後自分がどれだけやれるか何かに試されているような感じも受けました。

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恐縮です。。
一回目のミーティングから、とっても真剣にやりとりくださった熊川さん。
どうですか、間もなくですが、やり切れた感じでしょうか。

Q3
熊川さんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
初めてときがわ町に来た時、八高線明覚駅の木造駅舎を見て、
「ここだな」と思いました。
工房兼住居をあちこち探している時期でした。
あれから6年、実際住むようになってから5年ちょっとが過ぎました。
人口11、530人(9月1日現在)、
人とのつながりが密で、知り合いが多く何かと助かります。
(僕のように家族で移住してきた人達も多いです。)
一日をコンクリートの上で過ごし夜帰宅したとき、
山や川や土がどれだけ自分にとって“おなじみ”になっているかがよくわかります。

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「ここだな」
っていいですね。
心をフラットにしていないと、そういう感覚は飛び込んできませんもの。

熊川栄司さんの出展ブースはコルトン広場スペイン階段前。
「これだな」
ってお客様にお選びいただけるように、心澄む展示空間になるといいですね。

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