director's voice

Rie Nakamuraさん 金属装身具 福岡

Q1
Rie Nakamuraさん、「工房からの風」にどのような作品を出品なさいますか?

A1
金属や七宝を素材に制作したアクセサリーを出品します。
日常からうけたインスピレーションをもとに、
温もりや軽やかさを感じられるアクセサリー制作を目指しています。

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Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
大学で彫金を専攻した時にまずはじめに道具を作りました。
金鎚も何種類か作ったのですがその中でも特に1番使うのがこのおたふく鎚です。
タガネを叩く時や彫る時に使います。

柄を削り丸みをつけ握りやすいように工夫して作ったおたふく鎚は、20年使いこむうちに自分の手により馴染んできました。
これからもずっと作業を共にする大切な道具です。

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Q3
Rie Nakamuraさんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

A3
出産を機にものづくりだけを仕事にすることにしました。
今は小さな娘2人の子育て中です。
私が日々制作に奮闘している姿を見て育つ娘達が、何かを感じとり自分の生き方について考えてくれたらいいなという思いが、私のものづくりの種火になっています。

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おたふく鎚の画像もいいですねー。
頭の短いこの鎚が、Rie Nakamuraさんの制作の相棒でもあり、お守りのような安心の素かもしれません。
いつも初々しい心を抱き続けていられるような。

今回、作家の方々の工房や道具、その大切なものを見せていただけてとてもうれしく思います。
来場者の皆様もぜひ、心に留めて作家とお話しなさってみてくださいね。

Rie Nakamuraさんは遠く福岡から一回目のミーティングに出席くださいました。
小さなお子さんをふたり持つ日々の中、きっと、かなりの時間のやりくりをしてくださったことと思います。

タイトな日々の中でもエンジンを切らずに制作を続ける想いは、ひとつひとつの作品に、そしてこれからの制作に豊かな実りとなることと思います。
まずは、今ならではのRie Nakamuraさんの作品とゆっくり出会っていただきたいと思います。

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Rie Nakamuraさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜の中。
花壇の近くに愛らしい世界が繰り広げられていることでしょう。

これまた可愛らしいホームページはこちらです。
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