2016年3月の記事一覧

「募集・選考/工房からの風」New

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選考結果を投函しました

2016年秋開催の「第14回工房からの風」。
選考結果を投函いたしました。
ご応募くださいました作家の方々ありがとうございました。
お勧めくださったり、情報を広げてくださいました皆様、
ありがとうございました。

昨年度よりも応募数自体は減少しましたが、
応募くださった方々の本気度の高さは過去最高に感じられました。

内訳を考察すると、昨年まで、とにかく多かった陶芸の応募が落ち着いたように思います。
どんなに応募をいただいても、50人の全体数の中、
陶芸は最大でも12名くらいの構成で行っていますので、相当な狭き門になっています。
では、今年は楽だったかと言えば、そんなことはなくって、
抜きんでたオリジナリティーの方が多かったように思います。
今年の陶芸、とっても面白いことになりそうですよ。

ほかには、染織の応募が印象的でした。
丁寧にクォリティー高い仕事の方からの応募が充実していました。
近い志向(素材や技法が近い)の方も甲乙つけがたく、
出展までの半年間で切磋琢磨していただいて、
よりご本人らしさを際立たせていく機会としていただいたらよいのかもしれない、
そんな風に思いました。

一回目の応募で出展いただく方よりも、何度か応募いただいて、
出展に結びつく方が多いのも「工房からの風」の特徴です。
過去何度となくご応募いただき、ご縁が生じなかった作家の方で、
今回、目を瞠るようなご応募をいただき、ご縁が熟した方がいらっしゃいました。

選考通過のお便りよりも、申し訳ないお便りの方が圧倒的に多いのですが、
通れなかった方にとっては、受け取られた時、愉快な気持ちではないことと思います。
そのような中、冷静に、前向きにご自身のお仕事を深められて、
その発表の場に「工房からの風」を選び続けてくださったこと、
ありがたく思いました。

もちろん、「工房からの風」だけが発表の場ではありませんから、
その作家の方にふさわしい、より適した展覧会、場、があることと思います。
場に執着されることなく、ご自身のお仕事、日々の進み方に
爽やかな風が渡ることを願っています。

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2016年の「工房からの風」、本当にそよぎ始めました。
ニッケ鎮守の杜ではヒヤシンスの蕾もにょきっと伸びてきました。
春ですね。
出展作家の方々、この半年でぐんぐん伸びていかれますことを!
皆様、どうぞ秋の日の実りをお楽しみに!!


応募くださった方で、郵送による通知が12日までに届かない方が
いらっしゃいましたら事務局までお知らせくださいませ。
047-370-2244

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応募期間は13日間

今年度「工房からの風」の応募期間が始まります。
2月20日から3月3日必着。

13日間、短いですので、出展ご希望の方は、
締め切りぎりぎりとならないよう、ぜひご準備お進めくださいませ。
(考えて記述いただくところが多いので、どうぞ余裕をもって!)

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今回は第14回。
そして、来年は第15回記念展です。

15回記念展では、スピンオフ展や出版など、
さまざまな企画を行おうと今年から準備を進めます。
14回(今年度)出展者の中からも、
15回展のさまざまな場面でご一緒いただく方が出現することと思っています。

また、10回記念展(2012年)では、
出展経験作家の複数回出展を多く促しましたので、
初出展作家には狭き門となっていました。
来年は未定ですが、先の件と合わせ、
もし近年中に出展のご希望がありましたら、
今年のご応募をまずはお勧めいたします。

出展経験作家の方など、応募開始のリンク、シェアなど、
どうぞよろしくお願いいたします!

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16日には、長野麻紀子さんと稲垣早苗によるトークイベント無事行いました。
応募検討中の方も8名様加わってくださり、出展経験作家とあわせ、
有意義な時間が作れたのではないかと思っています。

結局、哲学、についての話だったような。。。
もの作ることの根っこの話。
そして、こうであったらよいなぁという展望。
今後もこのような機会を積極的に設けたいともいます。
ご参加くださった方、ぜひ感想、レポートお寄せくださいませ。
(すでに、Yossyからはいつもながらすばらしい感想文を拝受!)

私がレポートするのも変ですので、
どなたかのレポートをいずれ皆様で共有出来ればと思います。
今しばらく、お待ちください。

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(画像は長野麻紀子さんよりいただきました)

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トークイベントのお知らせ

記事追加更新しました(2/8)
ご参加受付終了させてただきました(2/15更新)

「工房からの風」公募開始直前となりますが、
トークイベントを開きます。

「オックスフォード『Art in action』から
市川『工房からの風』へ」

長野麻紀子氏 (Anima uni 彫金作家)
稲垣早苗(工房からの風 ディレクター)

2/16(火) 14時~17時  ニッケコルトンプラザにて
定員25名様 会費無料

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『工房からの風』では、工芸を巡って、
時代に響いたものづくりが集う場を作っていきたいと願っています。
そのために、10月の本展二日間に限らず、
さまざまな場面を企画しています。

今回のトークイベントは、「『Art in action』から『工房からの風』へ」
そもそも、『工房からの風』って、どうして始まったの?と問われたら、
イギリスオックスフォードの『Art in action』に参加した染織作家、
斉藤田鶴子さん(現ローマ在住)との会話からだったのでした。

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その後、稲垣も現地を訪ね、
工房からの風ゆかりの作家の方も数人、オックスフォードに個々に見学に行かれました。
彫金作家の長野麻紀子さん(Anima uni)も見学に行かれ、
すばらしいレポートを制作くださいました。

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作品を作って並べて販売する、
ということだけではない野外クラフト展を『工房からの風』は目指しています。
その原点でもある『Art in action』の具体的なお話、写真を通して、
『工房からの風』の場では、こんなことをやっていこうよ、
こんなことがあったらいいね、というお話にも進めたいと思います。

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今回は、会場の関係もあって定員は25名様。
出展経験のある作家の方と、出展を検討されている作家の方を対象としています。

 

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14時~1時間半ほど、Art in action を中心としたお話しをします。
ブレイクをはさんで、
昨年の「工房からの風」で行った、塗師赤木明登さんと稲垣早苗のトークイベントを、
録画編集したものを40分ほどご覧いただきます。
その後、質疑応答の時間をもったり、工房からの風にまつわるお話を17時まで行う予定です。
(2/8追記)

応募方法は、こちらのメールフォームから → click
トークイベント参加希望
とお書きの上、お名前、電話番号、
出展経験のない方は、制作ジャンルもお書き添えください。

集合場所など詳細をお書きしたメールの返送をもって参加票とさせていただきます。

『工房からの風』をご自身の成長の場面のひとつにしようと
考えてくださっている出展経験のある作家の方。
今年度、または今後出展を検討されている方の積極的なご参加、
お待ちしています。

(画像は、長野麻紀子さんがご提供くださいました)

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風の始まり

花冷えの合間のひとときの晴れの日に、
今年度出展者による第一回ミーティングが開かれました。

出展作家45名、風人さん(過去出展者で今回サポートくださる方々)12名、
計57名の作家がはなびら輝く庭に集って。

会場を一緒にまわり、その後ミーティングルームに移動して約5時間!
10月の本展に向けての風がそよぎ始めました。

今年の雰囲気は、なんとなく落ち着いた印象。
オトナな風になるのでしょうか?
ゆたかなつながり、ご縁の始まりがこの場から結ばれていきます。

昨日参加された方々、今頃は心の中でぐるぐる風が回っていることと思います。
これから半年のあいだに立ち上がってくる、それぞれの方々のお仕事、
そのハーモニーが楽しみでなりません。

ちょうど花びらもくるくると舞う中、なんだか入学式?のような記念撮影となりました。

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応募3月5日必着です

ただ今、応募用紙受付中です。
毎年、出だしはゆっくりで、最終日に雪崩れ込む?感じですが、
昨年は本当に大雪の日と重なって、最終日に届かなかった便が何通もありました。
ぜひ、お早目のご応募をお待ちしています。

届いた郵便を拝見しながら、魅力的なご応募ももちろんありますが、
それが50ブースあるかと問われれば、まだまだ余裕があります。
2015年の工房からの風、豊かな風が渡るかは、
出展作家の魅力に大きくかかっています。

いたずらに応募数を増やすことが目的ではありませんので
煽るようなつもりはありませんが、
質の、志の、高いご応募をいただくことを企画者として心より願っています。

また、「工房からの風」の趣旨に賛同くださり、この展覧会を支持してくださる方々、
お知り合いに適した方がいらっしゃいましたら、ぜひ応募をおすすめください。

会場となる「ニッケ鎮守の杜」では、梅が満開。
ここから豊かな出会いの場を作りたいと思います。

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応募が始まりました。

今年度の応募が始まりました!

本日2月20日から3月5日必着で、ご応募をお待ちしています。

web登録フォームも公開しています。

web登録フォームは、当方の事務作業の正確性を高め、潤滑化のためにお願いしています。
応募用紙の送付と、web登録はどちらが先でも結構です。
また、どうしてもweb登録ができない方は、応募用紙の送付だけでも結構です。

応募趣旨をよくお読みいただき、「工房からの風」のことをご理解いただいた上で
ご応募いただけますことを願っております。

また、「工房からの風」が適していると思われる作家をご存知の方がいらっしゃいましたら、
ぜひご案内いただけますと幸いです。

2015年の工房からの風、佳き出会いに恵まれますように。。。

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応募要項公開しました。

2015年の工房からの風の応募要項と、応募用紙を公開しました。
こちらです → 

応募期間は2月20日(金)~3月5日(木)です。

「工房からの風」は、今年で第13回。
一回目の開催時から比べると、「クラフトフェア」と呼ばれるものがたくさん増えました。

「工房からの風」を立ち上げた一番の理由は、
新鮮な作り手が世に出ていく機会を作りたかったからです。
その思いを新たにし、そして回を重ね、継続する中から、
世に出た作り手が、よりよい仕事を続けていく糧になるような会にしたい。
そう思っています。

2015年、今日現在の魅力ある作り手同士が出会う場作り。
また、昨年に続き本年8月に行う日本橋三越本店での
「工房からの風」プレミアム的な機会を通して、
「楽しいイベント」という一過性の点のようなものだけではない
線や面になっていくような磁場を作っていきたいと希って運営を進めています。

さまざまなクラフトフェアのそれぞれの個性をよく検討されて、
そのうえで「工房からの風」が適している、ぜひこの場に立ちたい、
そう思ってくださる作家との出会いを心待ちにしています。

2月20日からの応募に向けて、ご準備お進めいただけたらと思います。
また、適した方をご存知でしたら、ぜひおすすめくださいませ。

こちらはgalleryらふとのブログにも掲載した画像ですが、コゲラ!
(クリックすると、真ん中あたりに見つけられます!)
「工房からの風」の会場の中に営巣してくれているようです。
さまざまな魅力ある鳥が集まってくるように、
魅力ある作り手の方々のご応募を心待ちにしています。

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始動2015

あけましておめでとうございます。
新しい年、始まりましたね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ひつじ年の年賀状。
恒例となった、干支と庭と手仕事とギャラリーのモチーフで
大野八生さんに描いていただいています。
今年の羊さんの絵も、とっても素敵!
くすっと気持ちがあったまるような絵を仕上げてくださいました。

10月の「工房からの風」のイラストも今から楽しみですね。

恒例といいますか、毎年粛々と執り行われる1月2日の「歳旦祭」。
今年もgalleryらふと代表として、玉串奉奠をさせていただきました。
冴えた空気の中、木漏れ日を浴びて、
この空間を行き交うひとびと、ことごとに幸ありますように。
と心を澄ませて祈りました。

8日からは、今年度の応募要項の公開も始まります。
応募期間は、2月20日(金)~3月5日(木)です。

所謂クラフトフェアのひとつとして巡る出展ではなく、
新たな扉を開いたり、新たな縁を結んだり、
今の仕事を再確認したり、次の扉をたたいたり、、、と
「工房からの風」ならではの恵みを豊かに思い描いて
ご応募を検討いただければありがたく思います。

私たち企画運営スタッフも始動しました!
今年の「工房からの風」どんな魅力ある方々とご一緒できることでしょう!
すべては、ご応募から始まりますね。
2015年の風、一緒にそよがせましょう。

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次回開催についてのご案内

来年の開催について、お尋ねをいただいています。
ありがとうございます!
このようなスケジュールで進めていきます。

開催日      2015年10月17日(土)18日(日)
募集要項公開  2015年  1月 8日(木)
応募期間      2015年 2月20日(金)~3月5日(木)

皆様から寄せられたさまざまな今年度のご感想もありがとうございました。
(アンケートのご記入もありがとうございました。
プレゼント当選者の方々には本日通知を投函いたしました)

それらの貴重なご意見ご感想や、出展者他さまざまな方々からのご意見、ご感想、
そして、主催者、企画者のミーティングを経て、来年のイメージを膨らませています。

〇今年度は、ワークショップなども含めて50名以上の出展者でしたが、
販売ブースは45でした。
これを昨年に戻して、50にしたいと思います。
お庭のゾーニングも変更して、豊かなテント構成をしていきます。

〇出展経験作家(2回目以上)の参加を今まで以上に歓迎します。
秋の展覧会シーズンの予定を立てられるためにも、
該当の作家(出展経験があり、2013年2014年には出展していない方)に関しては、
現在から出展希望についてご相談を承ります。

〇野外クラフト展という在り方を「工房からの風」の基点にしたいと思います。
所謂クラフトフェアにハシゴ出展する作り手ではなく、
じっくりと今展に向けて取り組んでくださる作家の応募を希望します。

〇従来の工房からの風に出展がなかったジャンル、イメージの作品も歓迎します。

ほかは、従来の募集要項に変わりなく進めています。
熟してきたことを大切に育むこと。
常に新鮮な風を生み出していくこと。
それらが両輪となって、2015年の工房からの風を豊かに展開したいと希います。

佳き出会いを心より願っております。

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選考結果投函しました。

今年の「工房からの風」へのご応募に対して、
20日付けで選考結果を投函いたしました。
応募くださいました作家の方々、到着まで今しばらくお待ちくださいませ。
25日を過ぎても届かない方がいらっしゃいましたら、
メール、または電話にてその旨、お知らせくださいませ。

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選考が終わり、あらためて今年の出展作家の応募用紙を並べてみてますと、
見事にさまざまな場所に工房を構えている方が揃いました。
22都道府県+ひとつの外国。

地域別に選考をしてはいませんので、その年によって、
ある地域からの出展者が比較的多くなることがあるのですが、
今年はさまざまな地域からの集まりとなったことが、
すでに第12回目の特徴のひとつになりました。
きっと今は、お互いが未知の作家の方々なのでしょうね。
でも、秋の日を終えた時には、かけがえのない作家同志!
となっていることでしょう。

選考を終えて「工房からの風」史上(12回位で大袈裟にスミマセン)
もっとも充実の出展者が揃ったと思います。
みなさま、乞うご期待ください。

選にお通しできなかった作家の方にも、ご応募を心より感謝いたします。
写真を整え、ぎっしりと応募用紙に書き綴ってくださったこと。
大変なことだったと思います。
今回ご縁が熟しませんでしたけれど、
今回の応募に際して整えられたお仕事についての想いや願いが、
少しでも制作の糧になっていただけたら、何よりもありがたく思います。
この中から、いつの日かご一緒させていただける方が現れることと思っています。

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お庭の端っこにはまだ雪が残っていますが、梅が満開です。
梅はなんといっても香りがすがすがしいですねー。

そして、花壇の縁のあちらこちらには、チューリップの芽が!
まだ寒さは続きますが、春の予感があちらこちらに感じられますね。