こどもとおとな・工芸の時間
2007年9月22日(土)~30日(日)
こども茶箱
相原清子 :鍛金
磯敦子 :綿織物
小美濃厚夫 :木工
萩原千春 :陶磁
森友見子 :再生紙


こどもの感じる安らぎは、おとなの安らぎ。
おとなの穏やかな気持ちは、こどもの穏やかな気持ち。
底の部分で伝わりあい、感じあうこと。
そんなことを、生活の中の工芸を通じてより味わってもらえたら。

相原 清子   銅のミルクパン・ソースパン・カトラリー・卓上ベル

ちいさいひとと、ちいさきものに敬意を込めて・・・
お肌すべすべで柔らかく、耳も鼻も小さいけれどよくできている。
小さな頭の中がくるくると良く動き、目が心を物語る。
おとなになりかけの女の子の手足が、にょきにょきと伸びていく。
子どもってきれいだな~と思う。
私たちもついこのあいだまで、そんな子どもだったんですね。

磯敦子 木綿手紡布、散歩とお茶時間の布小物

今回のテーマは、打ち合わせで皆の中から自然と出てきました。
自然素材のものが、身近な所から減って久しいです。特に子ども達の周りで。
子どもたちの手に豊かな手触りを届けられたら思っています。

小美濃厚夫  テーブル・チチイス・ハハイス・コドモイス・ちゃぶ台

毎日、絶えず変化していくその姿と仕草に、素直に感動しています。
仕事に反映しようなどと思わなくても、自然に変わっています。
息子と一緒に過ごす毎日を、素直にかたちにしたいと思うのです。

萩原千春  大中小のお皿・ボウル・マグカップ・ポット


こどもたちと私のお気に入りの器で一緒にお茶を飲むと、
嬉しそうに両手でそっともちあげる。
大切に扱って欲しい気持ちはきっと器からちゃんと伝わっていて、
こどもはそんな小さな特別をとっても喜ぶ。

森友見子  モビール・小箱・ランプシェード・壁飾り

5人のコラボレートから「こども茶箱」が誕生しました。

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来月開かれる「工房からの風」。
今年は5人の作家とともに、企画をふくらませてきました。
打ち合わせを重ねる中で、5人による展覧会が生まれることに。
こどもとおとな。
身のほとりで使う美しいものが育むものへ。
小さな家のようなギャラリーで、小さなひとと暮らす時間を照らします。

sanae inagaki

作者在廊日
aihara 24(月・祝)・30(日)
iso 22(土)・27(木)
omino 22(土)・23(日)・24(月・祝)
hagihara 22(土)・23(日)・30(日)
mori 22(土)

トキニワパン屋 
29(土)・30(日)
飛騨から「もりのにわ」のパンが届きます。