きもの-これからのカタチ 松下純子( Wrap Around R.)展
2007年11月10日(土)~18日(日)
Wrap Around R.

きものを解いて、
丁寧に洗う作業は、先人との対話の時間。
そこから今と昔の距離は、ぐっと近づく。

先人の知恵と技術に触れて、
わたしが続く。
今の暮らしのカタチを探りながら。

junko matsushita


「まず、ほどいてみたんです。
ハサミは入れられないけれど…」

純子さんの着物への好奇心と慎み。
ほどいてみれば、どれもが一枚の布。
幅もすべて熟した寸法。
縁あって自分の手に巡ってきた布を整えて、
服を仕立て、インテリアを楽しむ。

そうしていつの日か、また誰かの手でほどかれた時、
新しいかたちになれるように。
純子さんのきもの再生は、次の世代にまでつながっている。

sanae inagaki