2023年 工房からの風

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素材の果実 ぶどう編

今年の出展作家の皆さんへのお知らせです。
(そして、広く皆様へはちょっぴり予告編!)

今年のメインビジュアルはぶどう。
(昨年は西洋ナシだったこと、覚えていらっしゃいますか??)

そこで、今年は会場内に撮影スポットにもなるような、
フラッグ?を作ろうと企画中です。
出展作家の皆さんから、素材の果実‐ぶどう編の
ぶどうの一粒を寄せていただこうというものです。

こちらは一足先に、企画を手伝ってくださる「風人(かぜびと)」さんや、
ワークショップで参加くださる方々が見本?に制作してくださったもの。

出展作家の皆さんへは、文書で大きさ重さをご案内していますが、
ビジュアル的には、こんな感じですよー
ということで、掲載しますね。

紫っぽいのも大歓迎ですが、そうでなくっても全然okです!

ちなみに、集まったぶどうの粒は、箒の吉田慎司さんが美術監督!
として構成します。
大野八生さんもイラストを添えてくださったり、
鍛金の羽生直記さんがポールを作ってくださったり、
布は、TETOTEの藤武秀幸さんが縫製してくださったり。。。

そして二日目19日の終了近くには、この一粒一粒をチャリティー販売しよう!
という計画も。。。
すでに水面下で「風」がそよいでいるこの頃なのです。

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日本橋三越本店にて

「工房からの風」から
50人の手仕事展

blog → 

10月にニッケコルトンプラザで開催する「工房からの風」を盛り上げるべく!
日本橋三越本店本館5階で、展覧会が開かれることとなりました。

前期 8/13(水)-18(月)  リビングステージ
後期 8/20(水)-25(月)  リビングステージ+スペース#5

「工房からの風」ゆかりの作家50人(組)が、
前期、後期とに分かれて、日本橋三越本店で作品の展示販売を行います。

新人作家の登竜門とも呼ばれるようになった「工房からの風」。
この風を介してよき出会いに恵まれ、
制作を豊かに育まれた作家の方々のうち50名の作品が、
日本橋で再会する機会をいただきました。

「工房からの風」のエッセンスがぎゅっと詰まった展覧会。
ぜひご来場くださいませ。

もう少し詳しく、ご案内いたしますね。

1週間+1週間=2週間の開催です。

前期が、8/13(水)-18日(月)
場所は、本館5階リビングステージというところです。

出展ゾーンはふたつのコーナーに分かれます。

〇作品群ゾーン
こちらは、各作家別の展示台に種々の作品で構成された9ブースです。
会期中、多くの日で作家が立ち会って作品のご案内をします。
前期は、これらの方々です。
  小川麻美さん
  萩原千春さん
  studio fujinoさん
  古橋治人さん
  LCFさん
  Ohamaさん  
  加藤キナさん
  大野八生さん
そして、遠藤博子さん、佐藤亜紀さん、武井春香さんは3人で1ブースを構成します。

〇作品セレクション
は、各作家の代表的な作品を絞って構成します。
珠玉の作品が並びますが、アイテムは限定されています。
美術館の展示コーナー?のような雰囲気でしょうか?
出品作家は以下の方々です。
 伊藤環さん
 小澤基晴さん
 大谷哲也さん
 大谷桃子さん
 中本純也さん
 さこうゆうこさん
 津田清和さん
 由良園さん
 玉元利幸さん
 TWProductsさん
 大桃沙織さん
 初雪・ポッケさん
 石川文江さん
 菅野あゆみさん
 斎藤田鶴子さん
 舞良雅子さん
会期中、石川さん、菅野さんのみ初日に会場に来場予定です。

作家在店日は、初日と土日に集中します。
前期の目玉?は、初日の午前。
大野八生さんが、ディスプレイスペースにライブで絵を描いてくださいます。
工房からの風のお庭の空気感が百貨店の中に出現します!

+++

後期は、広さが倍になります。
前期に引き続きリビングステージにスペース#5という場所も加わります。
8/20(水)-25日(月)が会期です。

〇作品群ゾーン リビングステージ
  平厚志さん
  大護慎太郎さん
  井上枝利奈さん
  a.A.さん
  pieces for peaceさん
  affordanceさん
  古木裕子さん
  国分佳代さん
そして、いわもとあきこさん、大谷房子さん、高見由香さんは1つのブースでの出品です。
(上記のうち、いわもとあきこさんは会期中来場できません)

〇作品セレクション
前期から引き続き、数名の作家の作品をご紹介します。

〇作品群ゾーン スペース#5
こちらが今回もっとも各作家の作品構成のヴォリュームが多いゾーンです。
 Anima uniさん
 TETOTEさん
 URIZUNさん
 菅原博之さん
 羽生直記さん
 松塚裕子さん
 森友見子さん
 吉田慎司さん 
 JUNIOさん

前期も後期もどちらもいらしていただきたい!
というのは企画者の願いですが、特徴をざっくりとお伝えしますね。

前期はスペースは後期と比べると小ぶりになります。
セレクションのコーナーでは、なかなか日頃ご案内できない作品も多いので、
それらが特に気になる方は、ぜひこの機会に!

後期の方は広さが倍になります。
特にスペース#5は、作家の在店日が多いので、賑わいが増すかと思います。
企画の稲垣、本間、宇佐美など「工房からの風」おなじみのスタッフも交代で会場に詰めています。

いずれも、ニッケコルトンプラザでの本展「工房からの風」の
スケールや空気感とは別の世界観になりますね。
あの時空はあの日、あの時だけのものですもの。

けれど、東京の真ん中の百貨店の中で、「工房からの風」ゆかりの方々が
作り手も使い手の方々あわせて、再び、三度の出会いの場となったら素敵だなぁ。
そんなことを願っています。
これを読んでくださっている皆様も「ゆかりの方々」!
ぜひ出会いを重ねていただければと思います。

そして、「工房からの風」って何??
と、ご存知なかった方々にも、この機会に知っていただいて、
10月の本展にもいらしてほしいなぁ。
そんなことも願っているのです。

8月の終わりの二週間。
涼やかで楽しいニッケコルトンプラザとともに、
10月の「工房からの風」の予感を感じに、日本橋にもお出かけください。

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夏の庭

関東は梅雨が明けました。

ちょうど今年も「夏の水撒き当番」の季節がやってきました。

ここ、ニッケ鎮守の杜では、ガーデナーの大野八生さんと、
「庭人」(にわびと)さんというボランティアさん、そして私たちスタッフで
お庭づくりを進めています。

進める、、と言っても、その基本は続ける!なんですねー。
梅雨明けと共に、週5日夕方、お当番を決めて絶やさず水撒きと草引きなどを行っています。

汗だくでふーふー、、ではあるのですが、
手と心をかけた分、いやそれ以上に緑からいただく歓びも大きいのです。

秋の日の「工房からの風」の空間は、夏のこんな時間からも作られていきます。

庭/工房からの風 | コメントする

藍の生葉染め

「工房からの風」の準備も、出展作家の展示場所も決まり、
ぐんぐんと企画が進んでいます。

ぐんぐん、といえば、お庭の夏草の生長もぐんぐん。

藍も順調に育っています。
この夏も恒例の「藍の生葉染め」ワークショップの季節を迎えます。

:::

 7/19(土)
第1 回:10 時半〜12 時 定員に達しました
第2 回:14 時〜15 時半 定員に達しました
定員 各回12 名 会費 2000 円(お子様連れ+1000 円)

ご応募は、お申込みフォームから。
お名前、お電話番号、ご希望の回、人数、
お子様ご参加の場合は年齢をお書き添えの上、お申込みください。

ご参加お待ちしています!

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今週末は風の予感

14,15日の土日、「galleryらふと」開館します。

今秋の出展者からの展覧会。
お天気も梅雨の晴れ間のようですので、
緑のお庭散策とともにぜひお出かけください。

尚、大変恐縮ですが、habetrotさんの服の作品が、
輸送中の事故によってご覧いただくことができません。
作家、当方ともに不可抗力のできごとでしたが、
ご期待いただきましたお客様には大変申しわけございません。

この展示に向けて全力投球くださったhabetrotさんは、
言葉にできないほど残念なことになってしまいましたが、
先週末在廊くださって、お客様、作家の方々、私たちと
たくさんの言葉、思いを交わし、10月の本展に向けて、
たっぷり制作への栄養を蓄えて大阪の工房に戻られました。
この展示に向けて集中して制作した技術、腕の向上は、
しっかりhabetrotさんに蓄積されたはず!
10月をぜひ、ご期待くださいませ。

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風の予感vol.2

今週末から「galleryらふと」での展示が始まります。
今年度「工房からの風」に出展する作家5名による展示会。
「風の予感 vol.2」
6/7(土)・8(日)・14(土)・15(日)
二週にわたり、土日に開催いたします。

出展作家
加治佐 郁代子(木)
tubu(ガラス)
中山 哲(ドライフラワー・木)
橋本晶子(竹)
habetrot (服) 

5名の作家のお仕事、今回の出展を機に、
10月に向けてぐーんと制作を深められるような「予感」がします。
そんな予感、ぜひ楽しみに感じにいらしていただけましたら!

季節は梅雨に入ってきましたが、お庭の緑もしっとりと美しいです。
お庭の光景はこちらでもご覧くださいね。
→ 庭日誌

会期中、稲垣、宇佐美を中心にお迎えします。
ご来館、ご来園、お待ちしています。

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工房からの「風の予感」

今年の工房からの風の出展作家から5名の作品展。
「風の予感」。

藍染は、戸塚みきさん。
種まきから、灰汁建て藍染めまでを一貫して行っています。

川崎千明さんは、動物のユーモラスな一瞬の表情を捉えたアクセサリーを。

鴫原利夫さんの小さな本。
半文庫と名付けた帖(ノートブック)など。

宮内知子さん木工は、木のコラージュのよう。
ここから、秋までにぐんと進化しそうです!

鯨井円美さんの陶器は、フォルム、色合いなどよき北欧の器のように。

光の美しい季節。
ギャラリー内、刻一刻と陰影が移ろい、表情を変えていきます。
6日まで、あと3日間。
ご来館をお待ちしております。

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いのちの不思議が知りたくて

「春に触れる」
Anima uni(金属)・ 佐藤亜紀(染織)・ studio fuijno(木工)
の3人展。前半の土日が終わりました。
後半は、金曜日から土日と合わせて3日間。

:::

Anima uniさんは、大学で海洋生物について学び、
同時に英語も堪能で、
ファインアートを学ぶためにロンドンに渡り、
帰国後は彫金の技術を学びなおして、今、装身具を作っている。

「いろんなことをされてきたんですねー」
と尋ねる人の言葉に
「でも、やっている目的はひとつなんですよ。
いのちの不思議が知りたくて」

ああ、そうだ。
そういうことだ。

寒空の下にうずめた球根からぐんぐん緑が伸びて、
さまざまな色や形の花がほころぶ。

草むらがくしゅくしゅっと揺れたと思えば、
目覚めたとかげが目の前をかけ抜けていく。

実ったかぼちゃの種からかたちを起こして、耳飾を作る。
手折ったびわの葉っぱで染めた糸で、布を織る。
埋もれて灰色に年を重ねた杉の木目を愛でて、箱を作る。

そんなつもりで明確に企画した訳ではなかったけれど、
気づけば同じような心を持った3人の仕事が集っていた。

ギャラリーの周りでは、桜のはなびらがそよそよ。
そして、くるくる。
土に還って、再びいつかの空の下に舞う、
はなびらの色となるのだろうか。
ひとのおもいや、つくられたものも。

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実生の仕事

galleryらふとで始まった展覧会。
桜のはなびらが地面に零れ、吹き溜まり、
風にくるくると舞って、時折ギャラリーに入り込むような中、
3人の作品がとけあうように、存在しています。

作品は「galleryらふと」のブログでご紹介していますが、
こちら「工房からの風」ブログでは、 そのお話を。

今年度の出展者はすでに決定し、全体ミーティングを3月に終えて、
現在は個人ミーティングを始めています。
このミーティングは「必須」ではなくて、必要だと思った作家が、
企画者と 話す時間です。
この時間が、本展に向けて、個々の仕事の輪郭をはっきりとさせるものにしてもらえたら、
そんな風に思って行っています。

そのことをあまりよくわかっていらっしゃらなくて、
面接試験(苦笑)みたいに緊張したり、
経営コンサルタントやカウンセラーと勘違いされているような場面もあって、
困惑!することも正直ある、、のですが、
ああ、こういうことなんだなぁ~と、うれしくなることもあります。

昨日来られた作家の方が、さっそくこのようなブログを掲載されていました。
こちらです → 

「そう。私はやっぱりね、実生の仕事がしたいんだなぁ」

生きていく時間をふかぶかと拓いていく人との出会いは、
私にとっても仕事冥利に尽きるものです。
「工房からの風」は、50の個展の集積、と言われていますが、
50の真剣の集積、でもあるのですね。
真剣、なんて言葉にしてしまうと、まじめすぎて、おっかない(笑)感じですけれど、
この場に集う真剣はなんと楽しいことでしょう。
真剣なひとの喜びがひとつの時空に集まって、
その魅力に引き寄せられた人たちとの出会いを重ねていく。

個人ミーティングは、一方通行なものではなくて、
会をいきいきと動かしていく栄養分のようなものなんだ!
そんなことを思ったのでした。

今日は展示中の3人の作家が在廊くださいます。
そして、個人ミーティングも。
秋の実りに向かって、実生の芽吹きと丁寧に出会っていきたいと思います。

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展覧会のご案内

galleryらふと
展覧会のシーズンがやってきました。

4月は「春に触れる」展
Anima uni(金属)・ 佐藤亜紀(染織)・ studio fuijno(木工)
の3人展です。

Anima uniさんは、このお庭で採集した木の実なども含めて
金属でアクセサリーを制作されました。
糸と布も愛する作者は、今回梅で染めた絹糸を金属と合わせて
写真のような作品も作り上げました。
作者ならではの世界が手の技術と呼応して、
ますます確かなものとなっています。

佐藤亜紀さんは、絹糸を草木で染めて織り上げます。
和、あるいは一転してシルクロードの布の面差しのある佐藤さんの布が、
今展では軽やかな時代の空気をはらんで織り上げられています。

studio fujinoの藤崎さんは、ほんとうに「木が好き!」な方。
木の持つさまざまな表情について語っていただくと、
とめどない愛情があふれてきます!
その思いを表して、個性的な表情の木の姿を生かした
ふた物などを制作くださいました。

昨年、あるいは一昨年と工房からの風に出展くださった3人の作家。
春の庭に建つギャラリーで、芽吹きの勢いにふさわしい新作を発表くださいます。

4/12(土)・13(日)・18(金)・19(土)・20(日)  
11:00~18:00
作者在廊日
Anima uni :4/12(土)・13(日)
sato aki :4/13(日)
studio fujino :4/13(日)

〇手仕事の庭から、和綿の種、寄せ植えなども販売します
〇4/14(月)~17(木)は休廊となります

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出会いの庭へ

今日は終日、庭の手入れの日でした。
庭人(にわびと)さんも、たくさん参加くださって、
冬仕様のお庭がみるみる春のお庭となっていきました。
上の画像は、冬の間に微生物たちが活動しやすいように
土をあたたかくしてくれていた、藁の撤去。
コンポストに入れて、今度はその中の発酵を促してくれます。

白、ピンクとヒヤシンスが満開。
甘く濃厚な香りが庭に流れます。

こちらはこれから開く紫のヒヤシンス。
つんとしたふくらみが愛おしく・・

クリスマスローズもあちらこちらで。

アネモネは存在感がありますねー。

一方、仏の座の可憐さもまた一味。

一面のクロッカス 、、、を夢見て・・

やよいさんが、剪定したプルーンの枝で花壇の中の仕切りを。
これは、フリージアの周りに。

ネギの周りはこんな風に。

お花の終わったスイセンは、緑の部分をこんな風に残して光合成を。
来年のお花のために。

バラの新芽も豊かに生長中。
楽しみだなぁ。

サクラの前に、アーモンドが咲き出しました。
今年は特に花がたっぷり。
収穫が待ち遠しい~

春色の光。
連翹(れんぎょう)。

土佐水木(とさみずき)の楚々とした花。

天にはティーツリー。

地にはヨモギ。

庭人さんたちと一緒に、春色を整えた豊かな一日でした。
(現在、来期の庭人さん募集中です。
詳しくはこちらを → 
ポイントは、夏に週一で夕方の水撒き当番が可能なことです。。)

今週は、今年の「工房からの風 」に出展する作家が、
この庭で出会いの時を持ちます。
北から南から。
全国さまざまな地の工房から集い、新たなつながりを育みます。
サクラも初花くらいほころんでいるでしょうか。

春爛漫の出会いのレポートもお楽しみに!

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風の音vol.3

年3回発行している通信「風の音」。
第3号が刷り上がりました。

・鎮守の杜の小さな話
・ふたりのかたち - TETOTE 藤武秀幸さん、美輪さん
・工房のある街へ - 富士 鈴木有紀子さん
・ある日の庭日記 - 大野八生さん
・らふと茶菓部より - 浮島
・ハーブ - カレンデュラ
・言葉のアロマ - 冴え返る
・庭人さん募集
・・・etc

目覚めたばかりの春から、陽春へ向けて。
ちょっときゅん?とする風の音かもしれません。

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現在は無料登録をお受けしておりませんが、
5月に追加登録期間を設ける予定にしています。
その節は、こちらでもあらためてお知らせいたします。

ご感想、お問い合わせはこちらよりお待ちしています。
→ 

お庭の桜も、蕾がふっくらとしてきました。