竹沢むつみさん・革・金属・東京
salikhlah.
モンゴル語「(風が)吹く」という意味のサリヒラフを活動名とする
竹沢むつみさんです。
Q
竹沢さんは、どのような作品を作って『工房からの風』に来られますか?
A
私の扱う革は特別な革ではありません。
革の端を生かしたものだったり、
時には動物が生きたときにできてしまった傷があったりもします。
この革は、どんな物語を経て私の手元にやってきたんだろう。
そんなことを想像しながら制作をしています。
心地よい風の吹くこの季節は、木々もそれぞれに葉を染めて変化していきます。
茶色や黒だけではなく、秋の山のような色とりどりの作品を並べます。
バッグがメインになりますが、ちょっとしたポーチ、ブックカバーなど
普段使いできるものたちを集めました。
竹沢さんは、旅人。
『旅で見つけた景色、感じた空気
たくさんの出逢いと各地のパーツ
いろんなところで発見したものを集めてアクセサリーを作っています』
と言うように、旅の心ともの作る心は、いつもつながているのですね。
Q
『工房からの風』は、あなたにとってどんな風ですか?
A
心地良い そよ風のような、木々を揺さぶる強い風のような。
そんなイメージです。
草原の葉をサーッとなびかす 真っ直ぐな風のようなものが全身で掴め、
会場と一体になれたらいいなと思っています。
バイクに乗り、風を身体で感じることが身近な竹沢さんにですから、
きっと伸びやかに会場に風をそよがせてくれますね。
竹沢むつみさんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、『ニッケ鎮守の杜』奥、稲荷社の参道前のシイの木のほとりです。
クロヌマタカトシさん・木彫・神奈川
木彫のオブジェを作るクロヌマタカトシさんからのメッセージです。
Q
クロヌマさん、『工房からの風』には、どのような作品を出展されますか?
A
木彫のオブジェを作っています。
鎮守の杜に溶け込むような
静かで穏やかな空気を出展したいと思っています。
今回最年少出展者のクロヌマさん。
動物や鳥など生き物の姿を中心に木彫をされています。
工房で制作された作品が、展示の場の空気をどのようにまとうのでしょうか。
Q
『工房からの風』は、クロヌマさんにとって、どんな風なのでしょうか?
A
未だにぼやっとしか見えていません。
けれども、幽かに何かが動き出しています。
夜から朝へ空の色が変わり始める頃の
靄がかった凛とした空気。
緊張感と期待感の入り交じった光景。
そんなものを想像しています。
『工房からの風』は、人によっては、大風となって、
舞い上がったり、吹き流されたりもあるかもしれません。
若いクロヌマさんには、今後のお仕事にとって、じっくり醸すための風、
遠いはるかな行くべき地に向かうための風になるといいですね。
新田麻紀さん・鍛鉄・茨城
カンカンカン。
赤く熱した鉄を叩いて形を作る鍛鉄。
いわゆる男前の仕事に励む佳人、新田麻紀さんからメッセージが届きました。
Q
新田麻紀さんは、『工房からの風』にどのような作品を持って来られますか?
A
私の仕事は、鍛冶屋というと分かりやすいでしょうか?
石炭を燃やした中に鉄を入れて叩きます。
ヨーロッパに古くから伝わる伝統的な技法を使って
デザインを作り上げていくことに、楽しさを感じています。
工房からの風には、イカリのフック、リース、燭台、テーブルなどを持っていきます。
リースに飾ってあるドライフラワーは、
『galleryらふと』の庭で取れた藍の種を分けて頂いた
ものを植えたり、そのほか私が庭で育てたものです。
鉄と一緒に楽しんでいただけたらと思います。
皮革の技術習得をしていた新田さんは、
そのパーツ制作のために鍛鉄の仕事と出会ったそうです。
石灰を使い、温度を高く上げて、芯までやわらかく叩くのが、
新田さんの鍛鉄の特徴。
一般的な鍛鉄以上に叩くので、様々な加工が可能になるのだそうです。
まさにヨーロッパのブラックスミスですね。
Q
新田さんにとって、『工房からの風』はどんな風ですか?
A
私にとってまさに新しい風です。
初めての場所で、初めての作り手の方たちと、
沢山のお客様をお迎えする新しい挑戦です。
当日は、微風ながらも長くそよぐ心地よい風になって、
工房で温めた風を届けたいと思います。
工房で温めた、というのが、とてもリアリティーがありますね。
仕事場では熱くにぎやかな中で黙々と制作されていることと思いますが、
当日は、作品を通してゆったり来場者の方々とお話しできるといいですね。
新田麻紀さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、おりひめ神社の奥。
叩いた鉄の黒も表情豊かな家具と暮らしの小物が
心地よい空間を作って皆さんとの出会いをお待ちしています。
アトリエ倭さんのワークショップ
7日(日)は、木のコマを作りましょう。
小さなお子様にも楽しんでいただけるように、コマのかたちは作ってあります。
そこに絵を書いたり、やすりで仕上げをしてみたり。
くるくる回すと新たな世界が生まれるコマ。
玩具の原点ですね。
木の感触、手作りされたコマに触れながら、ずっと大切にしていたいもの、
作ってみませんか。
コマを作り、せんせい!をしてくださるのは、アトリエ倭(やまと)さん。
いよいよ1週間後となった『工房からの風』に初出展するおふたりです。
以前は建具職人だったというおふたりが、丁寧に心をこめて作る木のおもちゃ。
7(日)にも、作品の展示販売も先行して行います。
そして、『工房からの風』当日には、アトリエ倭さんのワークショップはありませんので、
コルトンプラザ周辺のお客様は、この機会、チャンスです!
+++
初日、吉田慎司さんのワークショップも、お蔭様で盛況でした。
ご用意いただいたキットも終了。
たくさんの方がホウキつくりを楽しんでくださいました。
なんと、なんと、うれしい!!ことに、さっそく投稿サイト
『風が運んだ「もの」がたり』に、ご報告が!
素敵なホウキがふたつ!!
うれしです、こういうものを介した心のキャッチボール。
MAKOさま!ありがとうございました~
(ちょこんと付けられた和布の玉も愛らしさ・・・)
皆様もぜひ『工房からの風』にちなんだ、その後の「もの」がたり。
どうぞご投稿くださいね。
こちらでお待ちしています! → ☆
森友見子さん・再生紙・神奈川
牛乳パックや新聞紙、段ボールなど再生紙で制作は
森友見子さん。
作家として、オブザーバーとして、『工房からの風』で
なんども素敵な風をそよがせてくれた森さんが、
今年は出展者として参加くださいます。
Q
森さん、『工房からの風』には、どのような作品を出展されますか?
A
モビール、レリーフ、小箱、久々に大きな器も作ってみました。
変わらない作品、新しい作品をおりまぜて、もって行きます。
その違いを見つけて楽しんでいただけたら、と思っています。
私の作品は実際に身につけたり使い込んだりするモノではありませんが、
大人やこどもにとって「日々の暮らしの中にぜひあってほしいモノ」なのです。
久しぶりの大きな器。
待っていました!
静かに美しい佇まいが、ほかの作り手の方にも人気の高い器です。
糸や木端など、ものづくりの素材入れにしている方も多い再生紙の器。
インテリアにもおすす。
Q森さんにとって、『工房からの風』は、どんな風ですか?
A
私にとって、長い年月関わってきた工房からの風は
「つくることに希望を与えてくれる風」です。
また野外で気持ちよく作品を飾ることができ、
縁日のような楽しいわくわく感もあります。
お互いのことをよく知らずとも、
笑顔で挨拶を交わせるお客様がいる暖かい場所です。
偶然の出会いも工房からの風ならでは、
今年も密かにびっくり!を楽しみにしています。
「つくることに希望を与えてくれる風」
そう、ありたい、ですね。
どうかな、そうなっているかな?
至らないところばかり、浮かんでしましますけれど・・。
でも、森さんのような方がいる限り、がんばれる気がします。
森友見子さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、『galleryらふと』の正面、おりひめ神社の向かって右側です。
椎の木に、モビールが揺れていたら、そこが森さんの場所ですよ。
tomotさん・焼き絵・宮崎
『工房からの風』の出展作家は、工芸・クラフト・手仕事といった、
暮らしの道具を作る作家が多いのですが、
「道具」に特化するばかりではなく、
創造性のある暮らしの中のものづくりをする人たちもいます。
tomotさんも、そのような中のお一人です。
Q
tomotさんは『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?
A
焼き絵トレイ『トモノイタ』を出展します。
まな板、カッティングボード、お盆、晩酌台、
名前をいれて表札、ただ眺めるもよし。。
オニグルミや桂の板を一枚ずつヤスリをかけながら、
次第に滑らかになってゆく木肌や木目模様の奥から湧いてくるイメージをとらえて、
一枚ごとに焼き絵を描いています。
『工房からの風』には百以上のデザインを持って行きます。
また、今回焼いたモチーフをコラージュしたカードと来年度カレンダーも出展します。
イラストレータやデザイナーとしても活躍してきたtomotさん。
自然素材に触れながらのものづくりに移って、『トモノイタ』を制作しています。
『トモニタ』ってなんだろう?
そう思った方は、ぜひその目で、指で、確かめてみてくださいね。
Q
『工房からの風』は、あなたにとってどんな風ですか?
A
ゆっくりと大きな流れ。
物語を運ぶ風。
多くの人に焼き絵トレイを見ていただく機会ははじめてですので、
できる限りのモチーフを作ってみようと考えました。
じっくりと対話するように木目を眺めていくと、
ふと木から耳打ちされるようにデザインの種が頭に浮かびます。
それをモチーフとして育て、木目の間に焼き描き、
毎日ひとつふたつと生まれてきたモチーフが組み合わさって
更にいくつも物語が生まれました。
今年の7月に、東京を離れ宮崎の海辺で暮らしはじめたのですが、
ここでは毎日本当に様々な風が吹きます。
夜明けにそよぐ浜風、夕日に照らされ橙色のカーテンのような潮風、
全く身動きが取れなくなる台風の風、無風もまた風。
生まれた数々の物語の風をお楽しみ頂けたらと思います。
東京から、宮崎の海辺に引っ越しをさらたtomotさん。
海のほとりでの暮らしってどんなでしょう。
時の流れの速さ、濃さの異なる暮らしの中から、
これからのtomotさんを心地よく運ぶ風を起こせるといいですね。
tomotさんのホームページはこちらから → ☆
出展場所は、『galleryらふと』脇、おりひめ神社参道脇です。
テントの中は、tomotワールド満載ですよ。
吉田慎司さんのホウキ作りワークショップ
次週末に先駆けて、今週末の3連休には、コルトンプラザ2階タワーコートで
インフォメーションイベントを行います。
6(土)は、吉田慎司さんとホウキを編もう (中学生以上大人向き)
自然の素材、 ホウキモロコシを使い、昔ながらの技法でミニホウキを作ります。
随時1500円で行っていますので、ぜひお出かけください。
そして、ホウキの作品展示販売も行います。
(吉田慎司さんは、昨年の工房からの風に出展くださって、大人気でしたね)
+++
7(日)には、アトリエ倭さんと木のコマを仕上げよう (5歳以上お子様向き)
随時 ひとつ500円
オリジナル木製キットを基に、絵付けや磨きなどで仕上げをして世界に一つだけのコマを作ります。
作品の展示販売も行います。
8(月・祝) は、大野八生さんとハガキに工芸品を描こう
『ニッケ鎮守の杜』のガーデナーでイラストレーターでもある大野八生さんと一緒に、
展示作品の器や布などをモチーフにハガキを描きます。
11時~12時 13時~14時 15時~16時各回定員6名様500円
(お申し込みは、現地で各30分前から行います)
○棉繰りをしよう
『ニッケ鎮守の杜』で収穫した棉の実の種取りをご一緒に
随時 体験のみ無料
○10回展記念オリジナルグッズ(Tシャツ・トートバッグ・手ぬぐい)先行販売
→ 売上金を東日本大震災への芸術文化復興支援プログラム
GBFundへ全額寄付。
『工房からの風‐作る・働く・暮らす・生きる‐20の工房を訪ねて』
稲垣早苗 著(アノニマ・スタジオ刊)
の先行販売と掲載作品の、展示(非売)も行っています。
ぜひ、お出かけください!
お待ちしています。
安土草多さん・ガラス・岐阜
飛騨古川のkino workshopさん、高山の沖澤真紀子さんに続き、
高山郊外に工房を構える、安土草多さんからも、メッセージが届きました。
Q
安土さん、『工房からの風』には、どのような作品を出展されますか?
A
食器類を中心に一輪挿やペンダントライトを出展する予定です。
日常使いの手になじむものを作りたいと思い日々製作しています。
透明のガラスで作る作家の方も、その素材の違いによって、
さまざまな色合い、風合いが生まれます。
安土さんの透明は、どこか懐かしい色合いの透き通ったもの。
そして今回は、色のあるものも加わるようですよ。
Q
『工房からの風』は、安土さんにとってどんな風ですか?
そして、どんな風にしたいですか?
A
出たいと思い続けてきた野外展ですので
どのような反応を頂けるかとても楽しみにしています。
また他の出展者の方々の作品を見るのもとても楽しみです。
色々な作品を見て様々な方と触れ合い自分の今後の作品に生かしていきたいです。
思い続けてくださって!ありがとうございます。
きっと、当日はほかの作家の方々の作品を見る余裕はないかもですが、
ここで生まれたつながりは、これからの宝物になるかもしれませんね。
安土草多さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は『ニッケ鎮守の杜』の中、
『galleryらふと』の隣で、光を集め、放っていることでしょう。
萩原千春さん・陶芸・千葉
千葉県野田市に工房を構える萩原千春さん。
2003年に初出展くださいました。
Q
萩原千春さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?
A
ポットとカップを中心にしてこどものうつわやお皿、鉢など。
いままで手がけてきた色々な釉薬で作品を制作しています。
Q
『工房からの風』は、千春さんにとって、どんな風ですか?
そして、どんな風にしたいですか?
A
出会いを大切に。
今回はターニングポイントとなるような風を掴めたら
と思っています。
作品やデモンストレーションを通じて出来るだけたくさんの方と言葉を
交わしたいです。
萩原千春さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、コルトン広場『モニュメント周り』
お庭のフェンスを背中にしたテントです。
(お隣は、カフェポステン☆さん)
そして、両日14時から15時には、ポット作りのデモンストレーションも行ってくださいます。
どうぞお楽しみに。
沖澤真紀子さん・陶芸・岐阜
kino workshopさんとは、工房が近くの陶芸作家沖澤真紀子さん。
実はしばらく産休を取られて、
再スタートの場に『工房からの風』を選んでくださいました。
Q
沖澤さんは、どのような作品を『工房からの風』に向けて作られたのでしょうか?
A
カップやボウルやお皿、コーヒーカップなどの食器がメインで、
子供向けのカップやお皿も持って行きます。
少し花器や植木鉢も作りました。
工房名『MACARON』という名前はパステルカラーのマカロンのイメージからつけたのですが、
こんがり焼いた焼き菓子のような焼き物ができたらいいなと思っています。
無地、ひと色の器を作る人が多い中で、真紀子さんのカラフルな器が新鮮に映ります。
色を組み合わせたり、文様を楽しんでみたり。
スパイスはもちろん、意外なほどに定番の器になるのが魅力です。
Q
沖澤さんにとって、『工房からの風』って、どんな風でしょうか?
そして、どんな風にしていきたいでしょうか?
A
台風一過のクリアな風が好きで、そんな風が当日吹いてくれるといいなと思っています。
いろいろなものが飛ばされ、流され、何か大事な物が残ってくれるような気がします。
これから何度でも洗われて、自分の方向へ進んで行ければと思います。
真紀子さんのどぉーんとした心栄え、私など憧れてしまいます。
揺らぐことなく、けれどしなやかに、真紀子さん路線を突き進み、
その中で生まれてくる作品は、きっとファンの方が増えてきますね。
そういえば、下の作品は、青いプリンとか。
なんだか、いいなぁ。
沖澤真紀子さんのホームページはこちら → ☆
(パートナーは、昨年ガラスで出展された沖澤康平さんです)
出展場所は、『手仕事の庭』奥、棉の実がポンポン弾ける花壇のほとりです。
kino workshopさん・木工・岐阜
飛騨古川で、家具や暮らしの小物を制作する片岡清英さんと紀子さん。
『工房からの風』も二回目の出展となります。
Q
kino workshopさんは、『工房からの風』に、どのような作品を出されますか?
A
家具(テーブル、椅子、カウチ、スツールなど)から
小物(お皿などテーブルまわりのもの、ティッシュボックスなど暮らしまわりのもの)まで、欲張りな感じで。
いかにしてうちの小さな車に積むかが悩ましいところです。
今回什器を一新して、期待半分、不安半分ですが、
暮らしをイメージできるような展示ができればいいなと思っています。
上の画像は、できたてホヤホヤ、このたび初出品の「ちどり」。
ピアスなどを入れるサイズの小物入れです。
ここまで具象化したモチーフをつかったものは初めてかもしれません。
ちどりは好きな文様なので、つくるのが楽しくて仕方ありませんでした。
Q
kino workshopさんにとって、『工房からの風』はどんな風なのでしょうか?
A
ちょうど今の季節の、朝の換気のようなもの(風というか?)。
ほどよくあたたまった部屋に入ってくる、あの冷たい新鮮な空気です。
一瞬ぶるっと身が縮むけれど、思い切って吸い込むと身体のあちこちが覚醒する。
日々たんたんとものづくりを続けていると、知らないうちに頭も身体もコリ固まってきます。
つくり手とつかい手の人、そしてそのふたつをつなぐ場をつくってくださる人、
沢山の人のおもいをのせた『風』をいっぱい吸い込んで、コリをほぐし、ばっちり目を覚ましたい!
朝の換気!とは、いい表現ですね。
当日のデモンストレーションのお知らせもくださいましたよ。
「くるみの実を使ったオイル仕上げのデモンストレーション」。
私たちは、無垢の木の家具や小物が、
日常のもっと身近な、気楽に付き合える存在であってほしいと思っています。
愛着をもって長く使っていただけるように、
簡単なお手入れ方法をお伝えする内容のデモンストレーションを行います。
混雑時でも対応できるような、資料も一緒に展示できれば、と思案中です。
楽しみですね!
kino workshopさんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、コルトン広場、モニュメントエリア。
『ニッケ鎮守の杜』との境目あたりです。
中川久美子さん・金属・東京
『ニッケ鎮守の杜』に入ったところで展開する作家をもうひとり。
中川久美子さん。
金属でアクセサリーや小さなオブジェを制作する中川さんは二回目の出展となります。
Q
中川さんは今回の『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?
A
植物や現象から考えた模様のようなアクセサリーたちをたっぷりと。
鋳物の一輪挿し・薬味さじ・小さな鏡など生活空間に向けての作品も一緒に展示します。
素材は錫、シルバー、真鍮、ブロンズ。
大まかに分けると銀色と金色の二色なのですが、
絶妙な質感の違いを楽しんで見て頂けたら嬉しいです。
単体の数字と模様のように連ねた数字、
二種類の数字のアクセサリーをどのように展示するか構想しながら写真を撮りました。
前回はアクセサリーがほとんどでしたが、今回は制作の幅が広がっていかれたのですね。
錫(すず)、シルバー、真鍮(しんちゅう)、ブロンズの質感の違い、
ぜひこの目と手で楽しんでみたいです!
Q
『工房からの風』は、中川さんにとってどんな風になっているのでしょうか?
A
初めて工房からの風に参加した三年前は、
みんなの作りあげた風が、見たのこと無い高いところへ連れてってくれた・・
夢の中のような感覚でした。
今回は自分も風の一部をつくっていることをジワジワ感じています。
三年前からここまで、大切に振り返りながら当日を向かえたいです。
前回、展示が終わり、搬出を整え、帰りのあいさつを交わしたときの、
中川さんのぴっかぴかの笑顔、満たされた表情が忘れられません。
3年が経ち、今度は『自分も風の一部をつくっている』なんて思えるってすばらしいですね!
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きらきらと小さな輝きが、『ニッケ鎮守の杜』に入って左側、
大桃沙織さん、大谷哲也さん の近くで皆さんを待っていますね。