トモル家 萩原千春・萩原朋子 陶磁展
2005年1月15日(土)~23(日)
萩原千春作品

清潔な器。
千春さんの作ったものから伝わるもの。

静かな器。
そう、そんな感じもする。

初めて出会った数年も前、愛らしい風情だった器。
今はかたちも釉の表現も成熟し、暮らしのかたわらにあって安らぐような器になっている。

暖かな表情の柿釉の食器を中心に、
炭化の焼締めから、白磁のランプシェードまで。
新しい年に使い始めたい清々しい陶磁器。


おいしい緑茶を淹れる急須や、
使いやすいポットをずっと探していました。
千春さんの作品、お薦めです。

萩原朋子作品

「冬色の杜」、「白い歌」、「星の地図」・・・
土で作った朋子さんの作品に与えられた名前。

端正なかたちの花器やボウルを大地や空として、
鳥やけものたちがたたずむ。

こどもの頃からいつも動物が周りにいたという人は、
同時に本も大好きだったと。
今、土に触れ、その記憶から芽が吹く。

動物を表現してただ可愛い表情とはせずに、
大人のスィーツのような甘さが
心をほぐしてくれる。


朋子さんは鳥の作品も制作します。
12年に一度の酉年にちなんで、
特に制作をお願いしました。