庭日誌

春待つ穏やかな

庭は春待つ穏やかな空気が流れています。
どんなことがあってもいつでも、庭は、わたしたちを安心させてくれます。
すこしでもこの穏やかさをお届けできたら。

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水仙 ペーパーホワイト

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日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎博士が愛したバイカオウレン。
苗を植えてもうすぐ一年ほどでしょうか。
しっかり根付いて、梅の花に似た可憐な花を見せてくれました。

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早くもアーモンドの蕾がふくらんで。

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何の芽でしょうか。わかりますか。

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答えはクリスマスローズの芽です。種がこぼれて発芽したもの。
上の丸い双葉の写真が1〜2年目くらいの芽で、
こちらが3年目くらい。葉が親株のような形を帯びてきました。

興味深いのが、種から芽吹いた株が花を咲かせるとき、
親株とかならずしも同じ色になるとは限らないということ。
大野八生さんが教えてくださいました。
植えた時はまだ小さかったクリスマスローズの苗たちがゆっくりゆっくり群生となっていったように、
この芽もゆっくりゆっくり育っていくことでしょう。
何色の花を咲かせるのか楽しみが増えました。

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クリスマスローズの群生。

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待ち遠しいヒヤシンスの香り。

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まるで手招きしているような葉を持つバイモユリも蕾をつけて。

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紫陽花の挿し木。
根を張り空へ空へとむかう姿に勇気をもらいます。

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椿 白玉

冬の寒い日も庭人さんが丹精こめてお手入れくださいました。
新しく土を耕した場所もありますし、夏にむけて新しい植物を植える計画もたてています。

ちかく、春のギャラリーのご案内もいたします。お楽しみに。

工房からの風
工房からの風 MECENAT2017大賞