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庭日誌
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鎮守の杜のお正月迎え
12月26日、ニッケ鎮守の杜、庭人さんとのお庭納めの日。
朝から花壇や神社でパチンパチン、シュッシュと、ハサミやホウキの音が小気味よく響きます。
冬の庭を彩るビオラパンジー。花がらを摘みながら春まで楽しみます。
ナンテンとハランはお正月料理に添えましょう。
この日は一年の締めくくりに、稲藁、稲穂、庭の松葉などをあわせたお正月飾りを作りました。
まずは餅花づくり。
木の枝にお餅をつけていきます。
餅花は五穀豊穣を願う意味をもつとされています。
ちらちら舞う雪のようにも見えて愛らしく。
大野さんが松の木に登り、枝振りを見ながらカット。
松は一年中葉を青々と繁らせる常緑樹で、
なかには数千年と生き続けるものもあることから不老長寿を連想させ、縁起物に用いられます。
ベースとなる稲藁は、冬の花壇の敷き藁とお揃いです。
お正月飾りに稲が使われるのも繁栄と豊作を願ってのこと。
− 12月なかばの冬支度も毎年恒例で、
藍などの一年草が育っていた花壇の土を掘り起こし、
コルトンプラザの落ち葉から作った堆肥と米ぬかを鋤き込み均したあと、稲藁を敷き土を休ませます。
すると春には再びふかふかの土になっているのです。−
どう? その巻き方いいね! などと感想をいいながら。
紅白の水引で結わえて。
完成です。
稲藁の長さ、松の枝ぶり、餅花のつけ方、束ね方、紙の巻き方…
ひとつとして同じもののないお正月飾りとなりました。
今年一年の感謝と新しく迎える年が穏やかであるよう祈って。
皆様どうぞよいお年をお迎えください。