2020年3月の記事一覧

「小屋の音」New

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春待つ穏やかな

庭は春待つ穏やかな空気が流れています。
どんなことがあってもいつでも、庭は、わたしたちを安心させてくれます。
すこしでもこの穏やかさをお届けできたら。

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水仙 ペーパーホワイト

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日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎博士が愛したバイカオウレン。
苗を植えてもうすぐ一年ほどでしょうか。
しっかり根付いて、梅の花に似た可憐な花を見せてくれました。

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早くもアーモンドの蕾がふくらんで。

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何の芽でしょうか。わかりますか。

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答えはクリスマスローズの芽です。種がこぼれて発芽したもの。
上の丸い双葉の写真が1〜2年目くらいの芽で、
こちらが3年目くらい。葉が親株のような形を帯びてきました。

興味深いのが、種から芽吹いた株が花を咲かせるとき、
親株とかならずしも同じ色になるとは限らないということ。
大野八生さんが教えてくださいました。
植えた時はまだ小さかったクリスマスローズの苗たちがゆっくりゆっくり群生となっていったように、
この芽もゆっくりゆっくり育っていくことでしょう。
何色の花を咲かせるのか楽しみが増えました。

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クリスマスローズの群生。

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待ち遠しいヒヤシンスの香り。

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まるで手招きしているような葉を持つバイモユリも蕾をつけて。

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紫陽花の挿し木。
根を張り空へ空へとむかう姿に勇気をもらいます。

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椿 白玉

冬の寒い日も庭人さんが丹精こめてお手入れくださいました。
新しく土を耕した場所もありますし、夏にむけて新しい植物を植える計画もたてています。

ちかく、春のギャラリーのご案内もいたします。お楽しみに。

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本日のお庭はお休みです

庭人の皆様へ

本日のお庭作業は雪のためお休みとさせていただきます。
ご予定くださっていた庭人さんありがとうございました。
また晴れの日にお待ちしております。
✳︎
寒くなるようです。
あたたかくしてお過ごしください。

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土日のお庭

庭人の皆様へ

台風の影響により、
今週末 28(土)、29(日)のお庭作業はお休みとさせていただきます。
また晴れの日のご参加をお待ちしております。

強い雨風、皆様お気をつけください。

 

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明日11日のお庭はお休みです

庭人の皆様へ

明日6月11日(月)のお庭は、
雨の予報のためお休みとさせていただきます。

ご予定くださっていた庭人さん、ありがとうございました。
また晴れの日にお待ちしております。

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2/3(土)と5(月)のお庭はお休みです

庭人の皆様へ

2/3(土)と5(月)のお庭は、
雪どけのぬかるみと寒波到来のため、お休みとさせていただきます。

ご予定くださっていた庭人さん、ありがとうございました。
どうぞあたたかくしてお過ごしください。

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ゆきのひ

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鎮守の杜にふりつもる雪しんしんと。

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ナツメグゼラニウム

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ナツメグゼラニウムの花が楽しめるのもあとすこしでしょうか。
前を通るたび、葉に触れては深呼吸をひとつ。
まろやかな甘さのよい香りです。

月曜日の一日庭作業ではチューリップの球根植えを進めました。
冬が来たら、春の支度を。

水仙は蕾が、梅や日向水木も桜もミモザも花芽がつきはじめました。

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色づく、積もる

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今年は桜紅葉も榎の黄葉もすこしゆっくりで、
丁度いま、木々の色づきを楽しんでいます。
庭人さんが、集めた落ち葉を植物たちの根元にかぶせてくださいました。
寒さよけ、そして時間をかけて堆肥になっていきます。

このオリーブも、ふかふか喜んできますね、きっと。

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小豆

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台風一過。
手仕事の庭の植物たちはなんとかもちこたえて、庭のつよさを感じました。
皆様のお住まいの地域や、皆様のお庭はご無事でしたでしょうか。

この長雨でだめになってしまったのではないかと心配になって
小豆の莢をいくつか開いてみました。
ぽろぽろ、ころん。
きれいなお豆さんが出てきました。
残りの莢は、またよく晴れた日に収穫しましょう。

ぶどう摘みもそろそろです。

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グッドデザイン賞受賞

『工藝と庭を巡る人の輪づくり [工房からの風]』
が、グッドデザイン賞を受賞しました。

Activity(取り組み)部門
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
というカテゴリーでの受賞です。

この活動に対して、ご支援、ご理解をいただきました
皆様にあらためて感謝申し上げます。

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審査員による公開コメント
野外工芸展と庭造りの二つの活動でものづくりを通した交流の場を創り出している。
工芸と庭を結びつけた点に新しさがある。
徒弟制度が失われつつある現代において、工芸作家として仕事を継続させていくために工芸作家同士の新たな交流の機会を創出し、一方で、庭造りを通して地域の人々を巻き込んでおり、作り手と使い手の緩やかなつながりも創出していると言えよう。
2001年から継続されている点も高く評価した。
仕組みづくりの工夫とともに、ニッケ鎮守の杜という場があることが継続に繋がっているように思われる。

グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
グッドデザイン賞を受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。(http://www.g-mark.org/より一部抜粋)

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Gマークをご存知の方は多いかと思います。
さまざまなプロダクト、車や建築や歯ブラシなど身近な生活具まで。
プロダクトデザインに与えられるもの、
私たちも以前はそう思っていました。

ところが現在は、いわゆるソフトにもGマークが与えられるようになりました。

『情報社会の発展に伴い、デザインがなされる対象の多くは具体的なかたち(ハードウェア)と同時に、さまざまな関係を維持するためのシステム・仕組み(ソフトウェア)などを包含したトータルなデザインへと変化しています』(GマークHPより一部抜粋)

製品、空間、メディア、仕組み、取り組み
の部門をさらに16のカテゴリーに分けての選考となっていました。

『工藝と庭を巡る人の輪づくり [工房からの風]』
は、Activity(取り組み)部門、
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
というカテゴリーで評価をいただきました。

上記の審査員からのコメントを大変うれしく思いました。
そのようでありたい、とあらためて思っています。

この活動にお心を寄せてくださる皆様とともに、
今回の受賞を喜びたいと思います。
まだまだ未成熟な活動ですが、現在進行形として、
皆様とともに、佳き営みに熟し、継続させていきたいと願っております。
引き続き、「ニッケ鎮守の杜」「工房からの風」を
どうぞよろしくお願いいたします。