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「プレス/らふと」New
director's voice
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庭の本 風
手仕事の庭の植物をめぐるアンソロジー、「庭の本 風」ができました。
素材として、モチーフとして、育てるひととして、愛でるひととして。
手仕事の庭に育つ植物をテーマに寄せられた工芸作家10名の文章と絵を編み、
空想製本屋・本間あずささんが手製本で仕上げたアートブックです。
工房からの風、文庫テントにて限定30部を販売いたします。
執筆作家:掲載順
Anima uni(レモン)/sun and snow(綿)/森 友見子(絵筆菊)
吉田慎司(ホウキキビ)/クロヌマタカトシ(楠)/にしむらあきこ(紫陽花)
戸塚みき(藍)/初雪・ポッケ(葡萄)/大野七実(バラ)/松塚裕子(水仙)
装幀・製本:空想製本屋
リソグラフ印刷:中野活版印刷店
断裁:エモリ紙工
デザイン・編集:宇佐美智子(工房からの風)
本文 24ページ・148mm×174mm・リソグラフ印刷・草花ポケット付 3,500円(税込)
《庭の本 風 について》
庭の本 風は、2017年度工房からの風出展「本と人とのあいだを繋ぐ」製本家、
空想製本屋の本間あずささんとの出会いから生まれました。
本間さんが手がける作品のひとつに、
季節の詩歌を綴じた「庭の本 春/夏/秋/冬」シリーズがあります。
「庭の本 風」はその番外篇、手仕事の庭バージョンとして作らせていただきました。
執筆作家は北海道から愛媛まで。
どの文章もどの絵も、ことなる魅力にあふれていて、
さまざまな植物が集まり響きあう「庭」のなりたちと重ねながらの
本づくりとなりました。
素材となる植物、ジュエリーのモチーフ、器に生ける花 …
などを思い浮かべながら題材を投げかけ、文章と絵で応えていただくという、
普段の発表形式とはすこしはなれたお願いでしたが、
「いつもの制作とは違う風景を見ることができた」
という作家からの言葉も、大きな力になりました。
印刷はどこか懐かしい風合いのリソグラフ印刷。
東京・荻窪にある中野活版印刷店さんにお願いしました。
オリジナルの出版物を多数手がけ、
いつも誰かが印刷の相談に来ているような、風通しのよいひらかれた場所です。
*リソグラフ印刷は、シルクスクリーンなどと原理は同じ、孔版印刷の一つです。
印刷があがって折丁の作業をしているところ。
このあと断裁を経て、糸かがり製本の工程へと進みます。
本間さんのアトリエでの製本風景。
手から生まれる美しさ、身体的な感覚で本とつながることを大切に。
9月にひらいた、
galleryらふとでの製本ワークショップに参加くださった方々の手の動きも印象的でした。
折る、縫う、整える。
指先から伝わる、本との出会い方。
サンプルを少しずつ調整しながら割り出したサイズや、
草花のためのポケットなど手製本ならではの仕事が一冊に詰まっています。
表紙は2種。
らふとの土壁色(ベージュ)と、風の色(グレーがかった水色)。
綴じ糸は庭の藍や桜で染めました。
草花ポケットには庭の押し花、または押し葉をひとつ。
何が入っているかはお楽しみです。
本にも登場するレモンの葉や葡萄の葉、藍の花など。
庭の本 風。
しなやかな紙の手触りとともに、
本のかたちをした「庭」を、手のひらに広がる「庭」を、
お愉しみいただけましたら幸いです。
コルトン広場、文庫テントにて限定30部をご用意しています。
読みながら、実際にお庭も歩いてみてください。
ちょうど絵筆菊の花が咲き、葡萄が色づき、ホウキキビの穂が秋の風にさわさわ揺れています。
この本に関わってくださった全ての皆様と、お庭にたくさんの感謝を込めて。
宇佐美智子 記
プレス/らふと
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『ぶらり途中下車の旅』に
毎週土曜日放送、
日本テレビ『ぶらり途中下車の旅』の京成線の旅で、
ニッケ鎮守の杜にお立ち寄りくださり、galleryらふとをご紹介いただきました。
ながく愛されている『ぶらり途中下車の旅』。
いつもご覧になっている方もたくさんいらっしゃることと思います。
放送は今週末、6月16日(土)9時25分~10時30分。
ぜひご覧ください!
ぶらり途中下車の旅
http://www.ntv.co.jp/burari/
プレス/らふと
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d design travel CHIBA
D&DEPARTMENT PROJECT 刊
d design travel CHIBA にて、
工房からの風、galleryらふとをご紹介いただきました。
デザインの目線をもって、
編集部の方がその土地に暮らす様にして作られるトラベルガイド『d design travel』 。
実際に、編集者さんは制作期間中度々足を運んでくださり、
編集部日記などにまとめてくださいました。
私も編集者さんとのお話を通して、
編集方針にも掲げられた「ロングライフデザイン」という視点から見た
工房からの風やらふととはどんな輪郭や色をもったものなのか、
考える機会にもなりました。
ふと仰ってくださった、
「その土地の記憶を伝えていくスペースがあるというのは、いいことですよね」
という言葉もこの冬ずっと頭に残っていました。
毛織物工場だった場所では今、庭がうまれ、工芸作家たちが集っている。
そのことがこの土地の記憶の層に積み重なっていくのだなと。
『d design travel』は47都道府県が1冊ずつ特集され、千葉号は23冊目にあたります。
美術館、建築、美味、人など、魅力的な千葉県のデザインが詰まった一冊です。
毎年工房からの風に出展くださる寺田本家さんも。
渋谷ヒカリエ 8F d47 MUSEUMでは
d design travel CHIBA EXHIBITION もはじまりました。
工房からの風も、関連書籍などを展示させていただいています。
同じフロアのダイニングでのお楽しみは、
千葉の食材を味わえる「千葉定食(寺田本家さんの日本酒つき!)」。
記念イベントもさまざまにありますよ。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.d-department.com/jp/d-design-travel/chiba
galleryらふとは、
2013年発行 沖縄特集号の巻末「47 REASONS TO TRAVEL IN JAPAN」でも
ご紹介いただいています。
あわせてぜひご覧ください。
続けていることで、ふたたびご紹介くださる日が巡ってきたことを
とても嬉しく思います。
(galleryらふと 宇佐美智子)
・3/1 追記
明日、3/2 より全国発売です。
d design travel CHIBA EXHIBITIONでは、
本に登場した場所で実際に使われている道具や家具、愛読書や印刷物などが並び、
その場所の空気感と刻まれた時間がダイナミックに伝わってきます。
読んで、観て、千葉のデザインを巡る旅へ!
プレス/らふと
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造園家 大野八生さんの仕事/ku:nel 9月号
プレス/らふと
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メセナ大賞受賞のご報告
日本毛織株式会社「工房からの風 craft in action」 は、
公益社団法人企業メセナ協議会が主催する
「メセナアワード2016」において大賞に選ばれました。
皆様には、暖かなご支援、ご理解を賜り深く感謝申し上げます。
本日10月27日(木)14時、電通本社ビルに於いて、
記者発表会が開かれましたのでご報告いたします。
今年で26回目を迎える「メセナアワード」は
芸術文化を通じた社会創造の観点で優れた活動を顕彰するもので、
全国の活動(今年はThis is MECENAT2015認定を受けた122件)から、
優れているとされる7件が選考会によって選ばれ、
その中でも大賞は特に優れている活動として評価をいただいたものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
メセナアワードとは(企業メセナ協議会HPより引用)
→ click
工房からの風 director’s voice
→ click
記者発表会では各賞の発表と活動の紹介がおこなわれ、
工房からの風ディレクター稲垣が登壇しました。
企業メセナ協議会からは
「工房からの風は日常に結びついた工芸に着目し、豊かな生活文化の醸成に寄与している。
新人作家の登竜門として機能するだけでなく、充実した支援により育成にも貢献している」
「工芸作家の育成と共に、工芸を日常にとりいれる人々との出会いの場も育成した」
「20年、30年のひろがりが楽しみ」
との評価をいただきました。
また、東日本大震災をうけて起ちあがったGBFund(芸術・文化による復興ファンド)への
協賛プログラム「ぬくもりを届けよう」についても
「(GBFundを進めていくなかで)大きな力になった」とのコメントをいただきました。
これは現在も継続しているプログラムであり、協賛作品を提供くださった作家の皆様、
ご支援を戴きました皆様に、改めて御礼申し上げます。
GBFundとは → click
今年度の受賞企業と活動をお伝えいたします。
大賞 日本毛織株式会社 工房からの風
縁の下発掘賞 株式会社CBCテレビ CBCクラブ文化賞(くちなし章)
若手貝画賞 昭和シェル石油株式会社 シェル美術賞
建築文化接近賞 株式会社竹中工務店 季刊誌[approach]の制作
東京なかつまち技芸賞 東京ミッドタウンマネジメント株式会社 Tokyo Midtown Award 2015
子どもに夢を半世紀賞 東燃ゼネラルグループ 東燃ゼネラル児童文化賞
文化庁長官賞 日本トランスオーシャン航空株式会社 JTA・RAC あおぞら図画コンクール
長年に渡る活動継続が評価された企業が多くありました。
工房からの風が継続できているのも、皆様の日頃のご支援のおかげです。
工芸作品との出会いを喜んでくださるお客様、
これまで工房からの風を共に作りあげてくださった出展作家の皆様、
関わってくださった全ての皆様に、
厚く御礼申し上げます。
記者発表の会場は電通本社ビルの高層階でした。
空が近く、明るく、どこまでも見渡せそうで、市川も見えるかしら、と。
来年の15回展に向けても動き出した工房からの風。
一年一年太くしてきた年輪を大切に、
そしてつねに新鮮な風を感じていただけるように、企画を進めて参ります。
どうぞご期待ください。
プレス/らふと
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2016年3月 鎮守の杜から
読売新聞夕刊の大野八生さん連載『鎮守の杜から』
本日3月25日発売号にて最終回となりました。
3年間という長い間、ニッケ鎮守の杜のお庭づくりをお読みくださいました皆様、
庭仕事の楽しみを文章、写真、イラストで教えてくださった大野さん、
ありがとうございました。
読者の方々からは最新号発行の度に、
庭や花の様子のお問い合わせをいただいたり、
新聞をお持ちになって散策にいらしてくださったり…
丁寧に庭をご覧くださる方々が多くいらっしゃいました。。
ニッケ鎮守の杜は春へ、夏へと、庭作りを進めています。
藍の種まきもそろそろしましょう。
2016年庭人さんも募集中です。
くわしくはこちらをご覧ください。
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鎮守の杜から 2015年6月版
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