director's voice

さざなみ(洋服)

Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
さざなみさんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。

A1
麻のロングワンピース (と、そのワンピースに合わせるためのコート、付け襟)のみを制作しています。
19世紀後半のブラウスをイメージソースにした「kostya(コースチャ)」という名前のワンピースは、長年特にご支持いただいている作品です。
パーツを切り替えることにより肩部分のボリュームを抑えたスモックタイプのワンピース。
一つ一つ表情が違う小さな貝ボタンもポイントです。

Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。

A2
今年の夏から作っている「new daily dress」というボートネックのウエストギャザーワンピース。
シャープな印象とリラックスしたサイズ感が共存する、日々の味方のようなワンピースです。
全部で8型あるワンピースの中でも特にたくさんの色・柄で製作しています。
一枚で着たり上からニットやスウェットを重ねたり、靴や鞄とコーディネートして、ご自分らしく着ることを楽しんでいただきたいです。

Q3
さざなみさんの「工房」で印象的な「もの」をひとつ教えてください。

A3
大相撲の番付表。
名古屋場所の観戦記念に毎年購入して壁に飾っています。
力士だけでなく呼び出しや行司など相撲に関わる全般のことが好きなので、携わる人々の名前はもちろんのこと、
古くから(多少は変化しつつも)基本は変わらず人の手で書かれて残り続けるフォーマットの整然とした美しさを眺めています。

名古屋市のアトリエでワンピースに特化して制作をされる「さざなみ」さん。
「工房からの風」には、初めて出展くださいます。

麻のロングワンピースに心惹かれる方は、ぜひご覧いただきたいと思います。
出展場所は、コルトン広場、お庭を背にしたニッケ鎮守の杜入り口近くのテント。
TSU ZU KU(革)さん、スプーン榧(かや)さん(木工)に並んだところです。

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