Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
安藤大悟さんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。
A1
青銅器のような青色の釉薬【青キ月光】と、表面を削り出した『鎬(しのぎ)』と呼ばれる技法を施した模様のうつわです。
歴史や文化、古代中国への関心から生まれた造形は、日常に寄り添いながらも、異国情緒をまとい、少しミステリアスな作品を目指しています。
Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。
A2
【ホルダーベース】
ひっくり返すと形が変わり、上下どちらの向きでも使えるうつわです。
花器として季節の花を飾ったり、キャンドル台や小物置きとして楽しんで頂いたりとその日の気分やシーンに合わせて、多彩に使える遊び心あふれるベースです。
Q3
安藤大悟さんの「工房」で印象的な「もの」をひとつ教えてください。
A3
鎬(しのぎ)の仕事に欠かせない道具
「かきべら」です。
鎬を見て「これは安藤大悟の仕事だ」と感じてもらえるように、日々手を動かしています。
「シュッ、シュッ」と土を削る音は心地よく、使い込むほどに細り、やがて切れて役目を終えます。
その変化にも愛着があり、道具と共に歩んでいるように感じています。
安藤大悟さんの初出展は2022年、コロナ禍まっ最中でのこと。
初回の初々しくもパワフルな作品構成での出展から3年を経て、一つひとつの作品が一層充実して、安藤さんの世界が深まっているのを感じます。
安藤大悟さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、おりひめ神社のほとり。
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