director's voice

樋野由紀子さん(染織)

Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
樋野由紀子さんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。

A1
作り続けているものの1つに絹のストールがあります。
“身につけるもの”という事で、肌触り、軽さ、保温性に長けている絹でストールを制作する事が多く、
また、草木染めをした時の発色の良さもあってさまざまな色を使っています。
ぜひ、触って、巻いてみていただけたら嬉しいです。

Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。

A2
特に見ていただきたい作品は、獣毛を使ったストール、マフラーです。
今まで獣毛は羊毛のみで制作していましたが、今回初めてヤク、キャメルのマフラーを制作しました。
全て自然色で手紡ぎで行っています。
今後、ほかの獣毛や極細の紡績糸でも制作したいと考えています。
出展する数は少ないですがぜひお手に取って見ていただきたいです。

Q3
樋野由紀子さんの「工房」で印象的な「もの」をひとつ教えてください。

A3
私の工房に、私が織ったマットの上に料理家のなかしましほさんのマフィンがある写真(パネル)があり、いつも気分を上げてもらっています。

以前イベントで島根のクラフト製品に合わせ、なかしまさんのお菓子とコラボという企画がありました。
そこで使用されていたパネルを記念にいただいたものです。
昔からなかしまさんのお菓子の本をもっていてファンでしたので、とても嬉しく今でも大切にしています。

島根県出雲市から参加くださる樋野(ひの)由紀子さん。
出雲の波音が聞こえる工房で、機(はた)の音を響かせながら織られた布には、
古えから続く佳き手仕事の確かさと、今を暮らす人の心に彩りを与えてくれる美が宿っています。

樋野由紀子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、gallerらふとの前、スダジイの木の下。

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そして、出雲の工房からの映像も是非ご覧ください。
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