「凪ぐ浜の宝物」
嵐の去った後の浜辺にきらりと光る宝物のような想い、言葉。
稲垣宛に届いたメールの一部を、10作家ほどご許可をいただいて皆様と共有していきます。
滋賀県信楽町で作陶される榎並伸太郎さん。
ニッケ鎮守の杜、レンガ道を入って真ん中あたりに出展くださいました。
ホイップクリームみたいな白系統の陶器が、緑を借景に美しく映えていた榎並伸太郎さん、メールの一部をご紹介しましょう。

昨晩無事に信楽へ戻り、今日はこちらも天気が良く、後片付けの1日でした。
鎮守の杜、雨上がりの晴れの日、とても美しいんだろうなぁと想像が膨らみます。
これが今年度「工房からの風」の最後のメールなんですね。
正直寂しいです。
運営の方々、風人さん、作家の皆さん本当に大好きです。
こんなに皆んなに対して気持ちが入るクラフトフェア「工房からの風」は、唯一無二のイベントだと思います。
沢山の友達も出来ました。
この繋がりは僕の陶芸人生において、大きな原動力となります。
今日までに会った回数は少なくとも、皆同じ目標をもって半年間突っ走ってきた事、
そして終わった今、このメンバーで集まる事はもうないのかぁと切ない気持ちになってる自分が、まるで学生生活を共に過ごしてきた仲間との別れのような感覚にも感じます。
また何処かで今回のメンバーと一緒にお仕事が出来る事、とても待ち遠しいです。
ここまで作家一人一人に寄り添って一緒に準備して下さったこと、そして新しい仲間との継ながり、次の道へ切り開くきっかけを継ないで下さったこと、本当に感謝しております。
またお会い出来る日を楽しみしております。
半年間大変お世話になりました。
榎並伸太郎

『まるで学生生活を共に過ごしてきた仲間との別れのような感覚にも感じます。』
きゅんとした切ないような感覚。
毎回、熱心にミーティングにも出席されて、出会いの機会を豊かに生かした榎並さんならではですね。
会場でいつも幸せそうな表情でお客様に接していらしたのが、印象的でした。
榎並伸太郎さんの開催前のメッセージはこちらです。
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