director's voice

POTTERY STUDIO K (陶磁)

Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
POTTERY STUDIO Kさんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。

A1
陶器の壁掛けを制作している中で、初めて制作したのは「花の壁掛け」です。
壁掛け作品を制作し始めたきっかけとなったのは、コロナウイルスによる生活の変化でした。
家から出る機会を制限せざる負えない状況で、どんよりとした気持ちを晴らすためにお花を飾りたくても買いに行けない日々。
それなら、枯れない花を作ろう。と思い立って制作を始めたのが「花の壁掛け」でした。
そうやってできた花から、木や鳥や家などが加わり、物語が広がっていくことになりました。

Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。

A2
今回見ていただきたいのは馬の壁掛けです。
来年の干支でもある馬をメリーゴーランドの木馬に見立てて制作しました。
表情や体の模様など一つひとつ異なるので、是非見比べてお気に入りの一頭を見つけていただきたいです。

Q3
POTTERY STUDIO K さんの「工房」で印象的な「もの」をひとつ教えてください。

A3
私の工房では、16歳になった愛猫が毎日制作の付き添いをしてくれてます。
彼が若いころは、作品の周りをちょこまかと動きドキドキさせてくれましたが、最近では1日のほとんどを工房の窓辺、あるいは私の椅子の上で眠っています。
年を取ったなと思う反面、どうしても椅子で寝たい日は私と椅子取り合戦をする元気さはまだまだあるみたいです。
彼の寝顔を見ながら制作する日々はかけがえのないものとなっています。

POTTERY STUDIO Kさんは、2019年、2022年に続いて3回目の出展です。
2022年はコロナ禍での小さな会でしたので、久しぶりにたっぷりの作品を拝見できそうですね。
作品そのものも進化されていて、展示が楽しみです。

POTTERY STUDIO Kさんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、稲荷社の奥。

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