director's voice

千田 徹さん(陶芸)

Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
千田徹さんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。

A1
スリップウェアを始めた当初から作り続けているハート紋のスリップウェアを紹介します。
スリップウェアは2軸に分けて制作していてその一つが点打ちしたのちピックで引っ掻いてハート紋様を描くものです。
マグカップはどちらかというと最近のものですがこれまで培ってきた技術の積み重ねにより自分にしか出来ないものになっていると思います。

Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。

A2
こちらはもう一つの軸の写しのスリップウェアをベースに今力を入れて取り組んでいるオレンジ色の新色を紹介します。
写しのスリップウェアに関しては常日頃から”自分らしさ”とはなんだろう模索しながら制作していて明確な答えがまだ見つかりません。
ですが、このオレンジ色の新色がなにかきっかけになるような気がして今注力して制作しております。

Q3
千田徹さんの「工房」で印象的な「もの」をひとつ教えてください。

A3
もう10年以上前になりますが駒場の民藝館で開催されたバーナードリーチの展覧会のポスターです。
当時僕はまだ学生で陶芸を勉強し始めた最初の頃でしたがリーチの存在がスリップウェアの世界にのめり込むきっかけになりました。

バーナードリーチ展のポスター、素敵ですね。
千田さんの工房で灯台のようにともっているのでしょうね。

二回目の出展の千田徹さん。
前回も人気のスリップウエアでしたが、ますます魅力が増していることと思います。
そして、このような白い器も制作されているのでした。
スリップウエアのどこかあたたかみのある雰囲気をまとった白い器も魅力ありますね。

千田徹さんの出展場所は、コルトン広場モニュメント周りに建つテント。
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