director's voice

今井梨絵さん(陶芸)

Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
今井梨絵さんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。

A1
定番の作品は、マグカップです。
工房のある酒々井町のカフェ「tamaya cafe」でも使っていただいています。
うつわの大きさ、取手の形など、制作を繰り返す中で少しずつ改良し続けています。

Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。

A2
今回特にご覧いただきたい作品は「stone vase」「seed vase」と題している花器のシリーズです。
自然物の化石などをモチーフにし、植物を生けた時に一体となるよう造形しています。
当日は鎮守の森の花と合わせたディスプレイをします。

Q4
「工房からの風」の出展が決まってから、今井梨絵さんに起こった変化について教えてください。

A4
2017年に第一子を出産してからは「毎日出来ることを出来る分だけ」と制作してきていましたが、
「工房からの風」への出展が決まった今年は「本当に作りたいものを作る」という意識で臨みました。
久しぶりにブレーキよりもアクセルを強めに制作することができたと感じます。
時間のかかるティーポットなどのブラッシュアップにも取り掛かることができました。

ものづくりの時間軸と、人生の時間軸、継続していくためには、バランスも大切ですね。
ブレーキからアクセルを踏めるタイミングに「工房からの風」への出展を活かそうと取り組む今井梨絵さん。
今ならではの作陶を楽しんで、初めての出展をぜひ充実したものにしていただきたいと思っています。

今井梨絵さんの出展場所は、コルトン広場、モニュメント周りのテント。
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