Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
アトリエひと匙さんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。
A1
シルバーや真鍮素材で作った「tibumi(ちぶみ)ブローチ」 です。
沖縄の自然が育んできた薬草・フーチバー(ヨモギ)がモチーフです。
工房を立ち上げたときに、家族や友人の健康と幸せを願い、お守りのように身に着けられる装身具として作り始めました。
沖縄方言で「つぼみ」は「ちぶみ」といいます。
ヨモギの花言葉が「幸福」だと作り始めて、しばらくしてから知りました。
Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。
A2
沖縄の工芸、金細工の房指輪(フサユビワ)をモチーフにした「房指輪ピアス」です。
むかし、親が嫁ぐ娘の来世までの幸せを願い、7つの吉祥文様に願いを託し贈った房指輪。
扇、花、魚、蝶、葉、柘榴、桃の七つの文様にはそれぞれに幸せな生活を続ける上で欠かせない、大切なものを表しています。
沖縄の文化をまとう、おまもりアクセサリーです。
Q3
アトリエひと匙さんの「工房」で印象的な「もの」をひとつ教えてください。
A3
ENTROのペンダントライト。
工房に併設する小さなギャラリーのために、ガラス作家の友人に作ってもらいました。
形はストゥーパ(仏塔)について話した過去の会話からイメージされ、ひと匙のイメージカラーでもある琉球藍の青色と、菌の発泡作用を内包した実験的なライトです。
まいにち、アトリエを照らしてくれています。
沖縄県南城市から出展くださるアトリエひと匙の濱元香織さん。
ミーティングにもはるばる駆けつけてくださるとても熱心な作家の方です。
沖縄に古くから伝わる祈りのあるかたち、装身具。
それらに敬意を抱きながら、新鮮な気持ちで今に作られた作品は、現代に生きる私たちの身を守る佳き飾りとなることでしょう。
アトリエひと匙さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ってレンガ道を進んだ先。
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