director's voice

アトリエひと匙・濱元香織さんからのことば

「凪ぐ浜の宝物」
嵐の去った後の浜辺にきらりと光る宝物のような想い、言葉。
稲垣宛に届いたメールの一部を、10作家ほどご許可をいただいて皆様と共有していきます。

はるばる沖縄から出展くださったのは、アトリエひと匙の濱元香織さん。
ニッケ鎮守の杜 レンガ道を渡った先あたりのテントで展示くださいました。
沖縄文化にゆかりのあるモチーフなどの金属装身具を制作される方からのメール文の一部をご紹介します。

無事、沖縄に帰ってきました。
こちらは夜ですが、24℃と過ごしやすい気温です。
家族は今日から寒くなったと言っており驚きました。

稲垣さんをはじめ風人さん達の手厚いサポートにより、優しさに包まれた2日間を経験させていただき誠にありがとうございました。
応募時の書類でお伝えしていた「真摯にモノ作りに対して向き合う作家さん達とお会いしたい」という願いも叶い、お話しをしたみなさまからいただいた刺激は、これからの製作に還元していけそうです。

雨模様の野外展という状況の中でもお越しくださる「工房からの風」ファンの方やお買い上げくださったお客さまも、私にとってはほとんどが初めましての方で、沖縄展でなくても装身具を手に取ってくださった方がいらした事は、これからの活動において確かな糧となりました。

モビールに興味を持って見てくださる方が多かったことも嬉しかったです。

日曜日の夕方、今回サポートしてくれた友人の綾子さんと、雨あがりの植物がとても綺麗だねと話し、何年後になるかは解りませんが、晴れの日にも参加してみたいと思いました。

その時には、事前のミーティングにていただいた課題、アトリエひと匙の「真ん中のもの」について良い報告ができるよう、日々を過ごしていきたいと思います。

アトリエひと匙・濱元 香織

沖縄をアイコンや単なるモチーフとして用いているのではなくて、沖縄文化への敬意と親愛を基に作られた作品ですから、所謂「沖縄展」ではない「工房からの風」の来場者様にも「美しきもの」として、心に届いたのだと思います。

そして、お手伝いくださった方がお花のお仕事をされているそうで、月桃など沖縄の植物もふんだんにお持ちくださり、ニッケ鎮守の杜・手仕事の庭の植物と合わせてアトリエひと匙さんのブースに飾ってくださったことも、幸せな光景でした。

アトリエひと匙・濱元 香織さんの出展前のメッセージはこちらです。
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