director's voice

樋野由紀子さんからのことば

「凪ぐ浜の宝物」
嵐の去った後の浜辺にきらりと光る宝物のような想い、言葉。
稲垣宛に届いたメールの一部を、10作家ほどご許可をいただいて皆様と共有していきます。

島根県出雲市で染織に励まれる樋野由紀子さん。
ニッケ鎮守の杜、galleryらふとの手前のテントに出展くださいました。
民芸の文化が豊かにある出雲から届いた樋野由紀子さんのメールの一部をご紹介しましょう。

無事、工房へ帰っております。
メールをいただき、終わったのだなという実感と何とか無事に参加できた安堵感と、少し気が抜けた今です。

本当に本当にお世話になりました。
雨という事もあり、もしかしたらいつもよりご負担も多かったのではないでしょうか。(気持ちも体力も)

知り合いのお客様から、雨除けのビニールは自分でやったの?と言われ、いえ、やっていただいたと答えると驚いて、ここまでして下さるとこないわよと。
1回目のミーティングの時から色んなご配慮していただいているという実感はありましたが、当日それが本当に身にしみて感じました。

会場を歩く稲垣さんを何度もお見かけしました。
風人さんや事務局の方々も常にいらして、もちろん、たくさんのお客様もあって、活気のある動きのあるワクワクする会だったと思います。
あと、終盤に稲垣さんと宇佐美さんにお疲れではないかとお声をかけたら、全然!とお二人とも笑顔で答えられ、ふわっと明るい気持ちになったのを覚えています。

長い時間をかけてご準備いただき、会場準備から後片付けまで本当にありがとうございました。
頭の下がる思いです。
大事にしていただいた、そんな気持ちでいます。
こちらはそれに充分に応えられてない気がしていますが… すみません。

また参加できるよう精進してまいります。
言葉足らず、拙い文章で申し訳ありません。
ひとまず御礼まで。

だんだんと寒さが加速してきます。
どうぞお身体に気をつけてお過ごし下さい。
ありがとうございました。

樋野由紀子(染織)

滋味深い品のある手織布。
暮らしの中で使いたいと、手に取っていらっしゃる方が多かったですね。

樋野由紀子さんの出展前のメッセージはこちらです。
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