director's voice

津村里佳さん

吹き硝子の津村里佳さん。
二回目の「工房からの風」への出展となります。

Q1
津村さんは「工房からの風」に、どのような作品を出品しますか?

A1
日々の光景や、ふと訪れる特別なひとときをあしらえるような物を
心がけて制作をしています。

ガラスドームや花器、食器などの定番品に加え、
空間にユラユラと揺れる、
吊りの花器やモビールを出品します。

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津村さんならではの爽やかで、愛らしいフォルムに磨きがかかって美しいですね。
強く主張しないけれど、ふんわり周りの空気を優しくしてくれるようなガラスの器です。

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、津村さんはどのようなことを思いましたか?

A2
前回の出展から少し時間が経っていたのですが、
今年なぜか急にまた出展したいと思い立ち、その勢いのまま応募しました。
結果を頂いた時、
ほっとしたのと同時に、「やはりそういう時だったんだな」と思いました。
あの時からひたすら前を見て進んできた道を少し振り返り、
また前に進む為の時間を過ごせたらと思っています。

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作家として立っていく。
特に吹き硝子は季節的な仕事の集中など、どれほど大変なことでしょうか。
前回からぐんぐんお仕事が広がって、作品展活動も活発にされているからこそ、
句読点のようなタイミングを「工房からの風」に持ってくださったのでしょうか。
これからは、前だけではなくて、
横や時には後ろにも広がる爽やかな風景を楽しめますね。

Q3
あなたの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
家から工房まで少し離れているのですが、
その間の車での移動時間を大切にしています。
頭の中を空っぽにしたり、
好きな音楽やラジオを聞いたり。
作りたい物がふと思いつくのも、
その時間の中で起こることが多いです。

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ある意味、真空になれるような時間。余白があって、新しいものが生まれたり、
従来のものも新鮮に感じられる。
工房への移動という「時間」を大切に思っているのですね。

津村里佳さんの出展場所は、稲荷社のほとり。
インスタグラムはこちらになります。
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