director's voice

小泉すなおさん

Q1
印象的な美しい肌合いをもつ陶器を制作する小泉すなおさん、
「工房からの風」にはどのような作品を出品しますか?

A1
食の器は、マットな釉薬の普段使いの器の他、
食べることが大好きな自分の家でも出番の多い耐熱の皿など。

_DSC1645-800

花の器は、
土を層に重ねて陰影を付けた石のような質感のものを展示予定しています。
それぞれの質感の違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。

まる

美しい器ですね。
画像にはありませんが、耐熱の器も楽しみです!

Q2
「工房からの風」への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A2
選考通知の封を開けたとき、背中を押されるような風を感じました。
以前から「工房からの風」の会場に伺った時、
関わる方々が時間をかけて交流し、
大切にその日を迎えているのを強く感じていたので
私も様々な出会いの中で
「自分の中のまだ気付いていない芽」を見つけられたら嬉しいなと、
そんな事を思いました。

それからは自分の作品の出来上がりを見て、
この部分が好きだけど、それは何故?を繰り返し・・。
置いた時に、より静けさを感じるものが残ったような気がしています。

何を作りたいのか、何を作っているのかを客観的に見る時間が持てました。
内に内に向いていく大切な時間でした。

丸

この機会を通して、ご自分の仕事に深く向き合われたことで、
すでに出展いただいた意味があったのではないでしょうか。

『置いた時に、より静けさを感じるものが残ったような気がしています』
という言葉が、作品画像と呼応していますね。

Q3
小泉すなおさんの「工房」のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
工房は千葉県の柏市で、手賀沼に近い旧沼南町と呼ばれる所にあります。
子供の頃からの住み慣れた街で、
手賀沼の湖面に映る夕日の色は何ともいえません。
野鳥もよく見られ、街と自然が近いところだと思います。

_DSC1655-800

同じ千葉県でも風景がさまざまですね。
今回、小泉さんの出展場所はニッケ鎮守の杜、
「galleryらふと」の近く。
シュウメイギクが揺れる花壇のほとりに陶器が並びます。

ブログはこちらになります。
→ click

まる