director's voice

小牧広平さん ガラス 山梨

Q1
小牧広平さん、「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?

A1
ガラス食器全般の写真、涙のリングスタンド(ペーパーウェイトでも使えます)、ビールやワインに使えるグラスなどを制作して、持っていきます。

image (1)

Q2
小牧さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、そのお話をしてくださいますか?

A2
山梨県で活動しています。
気持ちをフラットにしたい時に八ヶ岳の自然の中に行くと清々しい気持ちになる大切な場所です。
image (3)Q3
小牧さんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

A3
吹きガラスの修行中に本で見た、17、18世紀のイギリスのグラスに惹かれました。
無骨な優美さに高い技術と柔らかいガラスの質が含まれるグラスです。

そこには技術やデザインだけでは到達出来ないモノを感じました。
ぼくのつくるグラスはその時に感じたモノを大切に考え、
日本の生活に合ったグラスに仕上げたいと思い作っています。

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『無骨な優美さに高い技術と柔らかいガラスの質が含まれるグラス』
小牧さんの作られるガラスは、まさにそのような作品。

初期感動はものづくりの種火となって、今も作り手を導いてくれるのだともいます。
その初期感動を絶やさずにいること自体が難しくもあると思うのですが、
もの(作品)は正直ですね。

工房からの風には、男性のお客様も多く、毎年ガラスの器をピンポイントに探される方もいらっしゃいます。
小牧さんの透明なガラス器は、そのような方にも響くのではないでしょうか。

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小牧広平さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜、手仕事の庭の花壇の近く。
陶芸家の田屋道子さんとお隣です。
おふたりの作品もとても相性がよいように思いますので、テント同士を行ったり来たりも楽しそうですよ。

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