director's voice

曽田伸子さん ガラス

Q1
曽田伸子さんは、「工房からのそよ風」では、どのような作品を出品なさいますか。

A1
ガラスと真鍮の共演をさまざまな形でお見せできたらと考えています。
特に、真鍮の青の濃淡皿は出来たてホヤホヤの新作として出品いたします。

気持ちが明るくなるような鮮やかな青、落ち着いたトーンの黒みがかった青、などなど、真鍮の青はバラエティーに富んでいます。
ぜひ実物を見ていただけたらと思います。

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Q2
「工房からのそよ風」では、どのようなことを期待しますか。

A2
やはりあのお庭で木漏れ日のなか光るガラスの表情を見たいと、わたし自身、思っています。

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Q3
曽田さんの「工房」で、特に大切な、あるいは愛着のある「道具」を教えてください。

A3
ガラスの表面を削る地味な道具なのですが、このごろダイヤモンドの手磨きパッドがお気に入りです。

ガラスはとても硬い素材なため、たくさん削って大きく形を変えたいときには馬力のある電動工具を使い、細かくラインを整えたいときにはダイヤモンドの手磨きパッドを使います。

硬いガラスを手で少しずつ削っていると、ふとガラスって柔らかい?という錯覚に陥ったりして面白いです。

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+++

曽田さん、お帰りなさい!
というのも、ご家族のお仕事の関係で、二年ほどカリフォルニアで暮らしてこられたからです。
異国の中でも、ガラス制作を続けて来られた曽田さん。
驚くばかりの進化を遂げて帰っていらっしゃいました。

そもそも工房からの風の初期から応募くださっていた曽田さん。
その作品の変化、進化には目を瞠るものがありました。
それが、数年前から真鍮とガラスの組み合わせによる作品作りに取り組まれてから顕著に表れてきたんですね。

今回いただいた画像の数々を拝見しても、新たな曽田さんの世界がぐんと広がって、目の当たりにするおとが楽しみでなりません。

曽田伸子さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ったところ。
陶芸の町田裕也さん、金属のきたのまりこさんと並んでご覧いただきます。

曽田伸子さんのホームページはこちらです。
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