director's voice

そよ風わたり

「工房からのそよ風」
日曜日、穏やかな晴天の中、終了いたしました。

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土曜日の終日雨天予報のため、延期とさせていただき、日曜日はお天気に恵まれました。
(土曜日にお出かけ予定を立ててくださった方には申し訳ございませんでした。)

ご来場くださいました皆様
出展くださった作家、風人の方々
庭人の方々
そして、全国からお気にかけてくださいました皆様に御礼申し上げます。

選考を通られながら、出展が叶わなかった作家の方々には、あらためてお詫び申し上げます。

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当日は、開始後1時間は予約優先、
その後は、会場の「ニッケ鎮守の杜」内を120名以内の来場者様で保ちながらの運営となりました。
皆様のご協力のお陰で混乱もなく、会場内ゆっくりご覧いただけたかと思います。

この日と決めていたかのように、シュウメイギクの可憐な白い花びらがほころび、
ほととぎす、フジバカマ、ケイトウ、藍の花など、秋の草花がちょうど花時で、お庭もお楽しみいただけたのではないでしょうか。
庭人さんも、お庭の手入れ、庭の駅や本部テントのサポートとご活躍くださいました!special thanks!!

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また、風人さんたちが、制作公開をしてくださったことで、会場内にものづくりの息吹が満ちていたように思います。
「工房からの風」の原点、イギリスはオックスフォードの「Art in action」のエッセンスが感じられて、
企画者としては、この会の企画の想いを新たにいたしました。
このことは、また、あらためて考えを熟していきたいと思っています。

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来年の具体的な構想はこれから始まります。
コロナ禍がどのようになっているのか。
アフターコロナ、ウィズコロナをどのようにするのか。
課題は多いのですが、今年、完全中止とはせずに、「そよ風」開催ができたことで、
やってみて、ほんとうに多くの実りや次への気づきに恵まれました。
これらを基にして、次回19回、そして再来年の20回展へとつないでいきたいと思います。

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撤収後に風人さんたちと記念撮影!
こんな明るいうちに撤収が終わったなんて初めて!!
このあと、それはそれは美しい夕焼け空に。

この風人さんたちと、1月の全体ミーティング、緊急事態宣言下ではzoomミーティング、
そして、YouTube撮影・・・と、今年の「風」づくりに向けて、共に帆を進めてきました。
風人さんたちが一番心においていらしたのは、出展を果たせなかった作家の方々への想いだったように思います。
同じ作り手として、その無念を心に置きながら、「そよ風」では、次につながるようにと、
それぞれが惜しみなく制作公開や展示をしてくださいました。

作家と呼ばれる作り手の方々。
この作り手の多くに流れる「自分だけよければいい」というのではない、
周りやつながりにむけた広やかな思いやりの心が「工房からの風」の真ん中にあるのだとあらためて感じた今年でした。

「工房からの風」
今年のそよ風が、どんな風につながっていくのか。
折々、こちらからもお伝えしていきたいと思います。

追記
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