2015年9月の記事一覧

「皆様へのお知らせ/工房からの風」New

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director's voice | 3件のコメント

にしむらあきこさん(和紙造形・絵本)

Q
にしむらあきこさんは、工房からの風にどのような作品を出品くださいますか?

A
今回は、「おとひろい」という新作絵本を中心にまとめた展示内容にしています。
言葉を持たない少年が、自分だけの小さな世界から一歩を踏み出し、大切な音を 探すお話です。

一年がかりで取り組んだこの絵本には、かなり熱い思いも込められておりますが、
それについてはらふとさんから発行される「風の音」に語り 尽くしており ますので、
ぜひ読んでいただけたらうれしいなあと思っています。

キーワードは「音」なので、音をイメージしたモビールやアクセサリー、
かたち のパネルなどで、楽しい展示にしたいです。

原画を使ったレターセットや葉書セットも豊富にご用意するつもりです。

「おとひろい」以外にも、絵本を沢山ご用意しています。
小さな椅子をご用意し ますので、座ってゆっくりお読みいただけたらうれしいです。

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Q
にしむらさんにとって、工房からの風は、どんな風でしょうか?

A
2009年に参加させていただいてから、今回は二度目の風。
あのときお腹にいた子が、今は5歳になり、私の制作の原動力になっています。

また、2009年の私のブースで、
何十分も迷いに迷ってカードを選んでくれた小学生の女の子が、
今頃は中学生か高校生のお姉さんになっているのかと思うと、
じ ん、と胸にひびくものを感じます。

五年前のあの風は、どんなときもずっと、私の背中に向かって吹き続けてくれました。
ありがとう、というきもちでいっぱいです。

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Q
にしむらさんが子供のころ、初めての「ものづくり」って、どんなものでしたでしょうか?
印象的なものを教えてください。

A
手芸が好きな母だったので、多分いろいろと真似して作っていたはずなのですが、
あまり記憶にありません。

ただ、小学生の時、初めてスイッチが入った瞬間が印象的だった出来事がひとつだけあります。
当時マンションの4階に住んでいた私は、
一階に届くまでシロツメクサの首飾りを編み続けようと決心し、
山ほどシロツメクサを摘んできてベランダにどっかりと居座り、
あたりが暗くなるまで孤独に編み続けました。

あの衝動はなんだっ たのだろうと今でも不思議です。
でも、今も何 か良いアイディアやつくりたいものが浮かぶと、
武者震いのような震えとともに「シロツメクサの衝動」がよみがえります。
あれは「ものづくり」の第一歩だったのかなあ、と懐かしく思い出しています。

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グラフィックデザインを職業としながら、手漉き和紙の技術を学んだにしむらさん。
素材の恵みと手の技術が、にしむらさんの感覚で結ばれて、独自の世界を創りだします。

前回出展くださった時には、そのセンスと手仕事の融合で、
文房具店をイメージして作られた展開がとても素敵なブースとなりました。

:::

「きこえる?」

息子を出産したときにみた、キラキラ降り注ぐまばゆいひかり。
甥が生まれたときに感じた、地球上すべてのものからやってくるような祝福の歌。

どちらも気のせいかもしれないし、私の感情の反映なのかもしれないのですが、
ずっと私の心に残り、そのきらめきは消えません。

(にしむらさんのブログより)

:::

昨年、にしむらさんの個展で発表された手製本に触れて、
じんわりこみあげてくるものがありました。

音をキーワードとしながら文章を書き、
紙を漉き、デザインをし、製本まで手掛けた本。
まずその美しい本の姿、佇まいに見惚れてしまいます。

そしてそこに綴られた、そぎ落とされながらも、ふんわりとやわらかな文章。

ああ、にしむらさんがこの世で一番聞きたい音、
それは、息子のともくんの言葉なのだと静かに伝わってきます。
5歳になったともくんの言葉を、母であるにしむらさんはまだ聞いたことがありません。
そのあふれる思いを、なんて透明感あふれる文章と、
やわらかな和紙の特性を生かした美術に昇華させたことでしょう。

にしむらさんの表現者としての力のすばらしさ。
それは、ジャンルの枠に閉じ込めてしまわずに、自然に実る姿で私たちに届いてほしい。
そう思いました。

もともと言葉がものづくりとともに心にあったにしむらさんは、
今展に向けて、本づくりに力を注ぎました。
そして新たに完成したものがこちらです。

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おとひろい

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ほんの一部をご紹介しますね。

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・・・

56頁にわたる紙と色と言葉とデザインの豊かな調べ。
「おとひろい」をはじめ、にしむらさんのブースのまわりに小さな椅子を散りばめますので、
ぜひ、腰かけてお読みいただきたいと思います。

和紙のこと、言葉のこと、本のこと、、、、。
心に響いたこと、ぜひにしむらさんとお話ししてみてくださいね。
そのことがきっかけとなって、にしむらさんの新しい扉、そして響いた方の扉も、
開いていくように思います。

にしむらさんのブースは、おりひめ神社正面の右側。
木漏れ日の下、どんな音が聞こえてくることでしょう。

にしむらあきこさんのHPはこちらです。
→ click

おまけ
私が撮ったものですが、にしむらさんに満ちた澄んだ光がよく伝わるような気がして。

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director's voice | 4件のコメント

大住潤さん(木工)

どなたからご紹介しようかと迷いましたが、
間もなく完成する小冊子「風の音」に寄稿いただいた
4名の作家の方たちから始めようと思います。
大住潤さん、西村暁子さん、
Honda Silk Worksさん、三上優司さん。

(「風の音」は、「工房からの風」当日に本部テントで配布します。
尚、登録済みの方には、ぎりぎりになりそうですが、発送します。
(すみません、、現在新規登録は受け付けておりません))

:::

では、山梨県で木彫をする大住潤さんからのメッセージをご紹介します。

Q
大住潤さんは、工房からの風に、どのような作品を出品くださいますか?

A
木彫りの熊と、僕の木彫りのルーツとなるアイヌ文様を彫ったものを出品します。

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Q
大住潤さんにとって、工房からの風は、どんな風でしょうか?


霧を晴すような風です。

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Q
大住潤さんが子供のころ、初めての「ものづくり」は、どのようなものでしたか?
印象的なものを教えてください。

A
子供の頃、折り紙に夢中になっていました。
親に折り紙の本を買ってもらい、鶴を折ったり、手裏剣を折ったり、
そのうち創作も混じって、何だかわからないものを折ったりしていた記憶があります。
今思うと、平面の紙が立体となっていく面白さに夢中になっていたのかなと思います。

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大住潤さんが熊を制作するに至る過程。

それは物語のようであり、人生の旅そのもののように感じます。

ひとりの青年の豊かな感受性が、インドへの旅をいざない、
星野道夫さんの書を引き寄せ、
先住民族のひとたちのことに関心を向かわせ、
自らの惹かれるものが自然や動物なのだと確信していくこと。

そして、北海道の木彫りの作品と出会い、
なんとかその作り手と出会おうと決心する。

お金を貯め、あてもなく阿寒湖に向かい、師となる人と出会う。

その後、東京で独立して日々を送る中、師に死が訪れ、
その手にしてこられた道具を譲り受けることとなってゆくこと。

そして、ここからは、この春からのことです。

「工房からの風」に応募されたとき、応募に添えられた写真には、
熊の作品はありませんでした。
木彫りの装身具が中心の構成でした。

5月、今年度出展作家のプレ展示「風の予感展」を開いたとき、
やがて展示も終わろうという日に、大住さんがためらいがちに包みを手にしました。
「制作途中なんですけど、見てもらえたらと」

包みをほどくと、小さな熊の彫像がそこにありました。
その静かな表情、澄んだ佇まいに、思わず心打たれました。
ああ、これは、このひとが、ほんとうに作りたいものなのだと、
私にもまっすぐに伝わってくるものでした。

今回「大住潤」という名のもとに発表を始める場に選んだ土地が、
星野道夫さんのふるさと、この本八幡であったことも、偶然ではないように思います。

心の向かうままに歩んだといっても、それだからこそ、
折々には迷いも多かったことでしょう。
歓びと苦しみのないまざった時間の先に生まれた熊の彫像。
それは、星野さんへの単純なオマージュや、
アイヌならではのモチーフというのではなく、
大住さんの心と手が向かった先に宿った姿なのだと思います。

『やっと、君に巡り合えた。
不思議なくらい溢れ出てくる愛おしい想い、それを、僕は彫っていきたい。 』
大住さんの言葉。

大住さんの心の純度を想うと、その心の向かうままに作ってほしい。
私からは、それ以外の言葉はありませんでした。
その言葉を引き寄せたのは、大住さん自身なんですね。

5月以降、熊を一心に彫り続ける大住さんから届いた今回の写真。
熊の姿、表情がぐんぐん自在に伸びやかになっていました。
それは、熊であって、熊だけではない、いのちの姿なのですね。

と、お一人目から渾身のブログになってしまいましたが(笑)
ぜひ、当日、大住さんの手から生まれたいのちの姿と出会ってみてくださいね。
ニッケ鎮守の杜の庭園内、稲荷社の鳥居の前のテントです。

大住潤さんのHPはこちらになります。
→  click

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director's voice | 2件のコメント

たとえば、あんぱん

さわやかな秋晴れの中、おりひめ神社での祈願祭も行い、
いよいよ開催日まであと17日となりました。
今日から、今年度の出展作家からのメッセージをご紹介していきますね。

怒涛の!連続投稿になる前に、ちょっと最近思っていることを。

このブログのタイトルはdirector’s voice。
なので、私からのコメントは、正直な声を。
(当然ですね)
と、わざわざ書くのは、コメント量はさまざまになります、という前告知です。

同じ舟に乗って、2015年の「工房からの風」を漕いで行く50人の出展作家。
どの作家のことも心から応援していますし、
ぜひ、よき出会いの風と巡り合ってほしいと心から!!願っています。

今回、おひとりをのぞき、49人(組)全員の
今年度出展者にお会いできましたが、
私自身、この春に初めて出会った作家が多いので、
等しくご紹介できるわけがないのです。
(これまた、当然ですね)

大勢の出展者が集う会の前告知に、作家紹介を行うイベントも増えました。
作家からのメッセージだけを掲載することが多いかと思いますが、
「工房からの風」では、私からのメッセージもなるべく寄せるようにしてきました。
少しでも、伝わるといいな、きっかけになるといいな、
という想いもあってのことです。

けれど、私自身の理解度や、共有した時間の違いがありながら、
同じように伝えようとするのは無理があるのですね。
出展作家を等しく応援したい気持ちの大前提の上に、
今現在、私が知っていること、理解していること、感じていることだけを書こう。
そう思っています。

えこひいき?とは違いますよ。
わかること、感じていることは惜しみなく書く。
わからないこと、感じていないことを、わかったように、感じたようには書かない、
という、まあ、宣言?みたいなものです。

なんだか、うわべだけのよい匂いだけが伝わってしまうのは違うかな、
と思うこのごろなのです。

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唐突ですが、あんぱんのことを考えていました。

世の中には、食パンも、クロワッサンも、クリームパンもあります。
別にどれが一番!と順番をつけるのではないけれど、
あんぱんってとってもおいしいんだよ。
って知ってほしいとします。
そして、おいしいあんぱんを作っている人が、人知れずいるんだよ。
それを、人々にもっと知ってほしいよ。
あるいは、おいしいあんぱんを探している人に伝えたいよ。
と。

あんぱんを工芸に置き換えてみましょう。
工芸が世の中のすべてではないけれど、
工芸がある暮らしっていいよ。
そして、人知れず素晴らしいものづくりをしている人がいるよ。
それを、もっと知ってもらいたいよ。
あるいは、そういう作り手、そういうものを探している人に伝えたいよ。
と。

すみません、あんぱんで。
まあ、ひとつのたとえです。
そして、工芸があんぱんだとしたら、
餡もパンもトッピングのごまもおいしいものがいいですよね。

伝える側の者としては、それをどのように伝えたらよいのでしょう。
そう思うと、まずおいしそうな姿をお見せしたいと思うでしょう。
かたち、焼き加減、トッピング。
そして、新鮮な感覚を呼び寄せるために、ちょっと奇抜なアイデアを出してみたり。

企画自体にもそういうところはありますね。
素敵にしよう、楽しくしよう、かわいくしよう、かっこよくしよう、、、と。
そうすることで、今まであんぱんに興味のなかった方まで、
新たに興味を持ってもらえるようになるかもしれないですから。

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でもね、それがエスカレートしていくと、何か違うかな、
と思うのです。
餡が置き去りにされていないだろうかと。

あんぱんといいながら、
餡自体のおいしさに力は注がれなくなっていたり、
究極、餡が入っていなかったり!

もちろん、食べ物としておいしければいいのです、
別にあんぱんじゃなくっても。
でも、あんぱんが築き上げてきた!イメージの上に乗っておきながら、
あんぱんじゃないっていうのも、何か違うかな、
そう思うのです。

:::

今、みんなデザインや企画力に優れてきましたよね。
それはとても素敵なこと。
でも、表に見えない餡のことも大切にしている作り手がいたら、
そういう作り手こそ、この場では紹介していきたいのです。

すぐに見えるところだけに力を注ぐものが評価されていくのではなく、
一見わかりずらいけれど、実は大切なところにこそ力を注ぐひと。
そして、そういうことを大切に思います。

作り手同士の関係性にもいえないでしょうか。
姿、かたち、トッピング、アイデアは、すぐに見えますから、
そこにおいて競い合う力が強くなりすぎていないだろうかと。
おいしい餡づくりとは、見えにくくって、伝わりにくくって、手間ばかりかかって大変です。
でも、だからこそ、この仕事を始めたのではないかって。

:::

すみません、ぶつぶつと(笑)
イベント企画者としては、
素敵にしよう、楽しくしよう、かわいくしよう、かっこよくしよう、、、
はもちろんのことです。
そんな会にしたいです。

と同時に、工芸が育まれていくことと関っていきたいと希う者としては、
おいしい餡も大切に育みたい、と思うのです。

工芸がある暮らしっていいよ。
と、先に軽やかに書きましたけれど、
それだけではなく、工芸にまつわる世界の中には、
豊饒な世界とつながる粒子がたくさんあると信じています。

「工房からの風」にそよぐ風の粒子の中には、
丁寧で、上質で、可能性豊かな餡の粒子がきっとあるし、
それをこの野外展覧会そのものからも育てていこうと希っています。

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追記
7年前の旧ブログに「川上」というエントリーがあります。
結局思っていることは変わっていないんですね。
日々、確認しながら、進んでいきたいと思います。
記事はこちらです → click

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祈願祭

第13回工房からの風まで、あと18日!
仲秋の名月を明けて、今年唯一というスーパームーンの日、
秋晴れの下、工房からの風の安全と晴天と豊かな出会いを願って祈願祭を行いました。

ニッケコルトンプラザの代表や設備防災関係者、そして、作家からも数人、
私たちスタッフと共に心澄ませて、迎える秋の佳き日に向かって祈願をいたしました。

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こちらは、風人さんを代表してAnima uniさん。
玉串奉奠いただきました。
なんだか、巫女みたいですね。
清々しい空気が渡りました。

さあ、いよいよ。
北から南から、四方に散らばる工房からの想いを風に乗せて、
明日から出展作家からのメッセージも怒涛の!ご紹介を始めます。
金木犀の香り流れる季節、工房からの風モードに皆様をご案内いたします。

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ナカヤマサトシさん(インスタレーション)

Q
風人のナカヤマサトシさん、
今年の工房からの風では、どのようなことをしてくださいますか?

A
おりひめ神社の右奥でインスタレーションを展開させていただきます。
テーマは『物語のある風景』。

ひとつのものに、もうひとつのものを加えることで、新しい物語が生まれることがあります。
例えば、「大きな木」の枝葉を見上げて「キリン」が首を伸ばしている。
そこにひとつの物語が生まれます。

さらにその横に小さな「子供のキリン」がいれば、またさらに話が広がっていきます。
ものとものが呼応して単体では感じられなかった立体的な情景(妄想?)が
頭の中にポンと現れます。

音楽でいえばソロ、デュオ、トリオ、、、オーケストラということになるでしょうか。
展示作品ひとつひとつを楽しんでいただきたいのはもちろんですが、
それらが合わさって生まれるもうひとつの物語も
ひとつの作品として一緒に楽しんでいただけたらと思います。

今回のインスタレーションはグリム童話の”ブレーメンの音楽隊”をモチーフに作り上げました。
ですがそれはあくまで私自身の中のストーリー。
見た方が自分の頭の中でそれぞれ思い思いの物語を想像していただくことが今回の作品になります。

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Q
今年度の出展作家の方に、ナカヤマさんからひとことエールをお願いします。

A
今の自分の100%を出し切って、生涯忘れられないであろう2日間を楽しんでください。

Q
記憶、印象に残る小さな頃の「ものづくり」は、いつのどんなものでしたか?

A
お風呂場で洗面器に水を浮かべ、
ちぎった新聞紙をふやかせて牛乳瓶にぐるりと貼り付け、
人の顔や動物の顔を作っていたことが忘れられないもの作りの思い出です。
小学校に上がる前くらいでしょうか。
そのシーンだけが鮮明に頭の奥に残っています。
何のために作っていたかは全く覚えていません。

昨年、とても印象的な展開をしてくださったナカヤマサトシさん。
今年は、出展者の方々を支える風人さんとして参加くださいます。
ご自身の展開としては、インスタレーションを。
おりひめ神社の脇の一本の木に、ひとつの世界を創りだしてくださいます。

ナカヤマサトシさんのHPはこちらになります。
→ click

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director's voice | 2件のコメント

長野麻紀子さん(Anima uni)

Q
風人の長野さん、今年の工房からの風では、どのようなことをしてくださいますか?

A

素材の学校で金属の時間を担当します。
すずを金づちや木づちでとんとん叩いて小さなお皿を作ります。
両日とも 14:15 – 15:00
10名様
(中学生以下のお子さま優先となります。小学校低学年以下のお子さまは父母一名同伴をお願いします。)
¥1000
素材の学校テントにて

Q
今年度の出展作家の方に、長野さんからひとことエールをお願いします。
A
気持ちのよい秋のひとときを共に過ごせますよう。

Q
長野さんの記憶、印象に残る小さな頃の「ものづくり」は、いつのどんなものでしたか?

A

こね系
こねるのが好きだったみたいです。
泥だんごをいかにまんまるにピカピカにするかに
命かけてた保育園時代。
大事に冷蔵庫に入れておいたら、かぴかぴに干涸びて割れました。

それから
小麦粉粘土でちいさな動物やらなんやらをいっぱい作って
壁中に飾ってもらってました。
お団子とパン(カメ型が好き)もよく作ったっけ。
どうもあまり今と変わりませんね。

長野さんとは、「工房からの風」を柱に、さまざまなことを一緒に見て、感じて、語り合ってきました。
来春には、galleryらふとで、印象的な個展を開いてくださる予定。
こちらもぜひ、お楽しみに!!

「工房からの風」で出会い、その後の風人さんとしての企画運営の時間を経て、
ひとりの作家の中で、豊かに醸されていくちから。
それは、長野さんならではのものですけれど、その出会いをとても幸せに思います。

当日は、ワークショップの他にも、本部テントなどで、
あたたかな心遣いで皆様をお迎えくださることでしょう。

Anima uniさんのHPはこちらです。
→ click

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寺田本家×工房からの風

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千葉県神崎町で自然酒を醸す寺田本家
24代目当主、寺田優(まさる)さんをお迎えして、
5種のお酒を、工房からの風ゆかりの工芸作家の器で楽しんでいただき企画を行いました。

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この日登場したのは、お飲みいただいた順にご紹介すると、
「五人娘 純米吟醸酒」「自然のまんま」
「純米90香取」「醍醐のしずく」「花啓く」(はなひらく)
の5種。

優さんからは、
「五人娘 純米吟醸酒」「自然のまんま」をガラスの酒器で。
「花啓く」を、こっくりとした酒器で。
とのリクエストをいただきましたので、
こちらは、陶磁器の色の深みのある物と漆の酒器を。
そして、「純米90香取」「醍醐のしずく」を、磁器の酒器でご用意しました。

今年の「工房からの風」の出展作家からは、
陶磁器の阿部春弥さん、
ガラスの曽田伸子さん、三浦侑子さん、李慶子さんから器のご提供をいただきました。

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1種ずつ、酒器の注いで、お好きな器を選んでいただきます。

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優さんが、その銘柄のお酒の特長をお話ししつつ、
酒造り、発酵全般について、日々の豊富な経験に基づき、
広やかに深く、話題豊かに進めてくださいました。

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お酒のあて(おつまみ)は、発酵料理研究家の聡美夫人のお手製という贅沢。
こちらは、野菜のぬか漬けと粕漬け。
ズッキーニ、菊芋、おくら、人参。
素材のうまみとぬか、粕のうまみの調和も素朴かつ上品で、
お酒にぴったり。(発酵菌も一族!のものですし)
器は、風人の松塚裕子さんのもの。

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ちょっと暗めの画像ですが、揚げ根菜の甘酒BBQソースかけ
お漬物をとりわけた四角い器は、大野七実さんのもの。

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漆の器は、青森県から出展くださる津軽塗の三上優二さん。
瑠璃色と黄色(ほかに白磁も)は、長野県の阿部春弥さんから。

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大阪の李慶子さんの透明ガラスの質感豊かな酒器。

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ご参加の皆さん興味深々でした、金色の粒がちりばめられたガラス器は、曽田伸子さん作。
真鍮の細い糸がガラスの中で舞っています。

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これが、酒粕白和えのデザート。
ちょっと暗い画像ですみません、、なのですが、絶品でした。
マスカットとかぼちゃの酒粕白和え。
自然の甘みが、お酒にも優しく調和して。

一通り試飲していただいたあとは、お好みのお酒をリクエストいただき、
さまざまな器でお楽しみいただきました。
お酒も器も、それぞれお好みがはっきりとして、その違いも楽しく共有できたひとときでした。

第二部のときには、すっかり日も沈み、ほろ酔い加減に虫の音の響きが心地よく。
「工房からの風」を前に、寺田優さん聡美さん、器提供の作家の方々、
そして、ご参加くださいました方々のお蔭で、豊かなプレイベントにしていただきました。

本展では、寺田本家さんのブースで、優さんによる発酵トークイベントを行います。
時間など詳しいことは、追ってお知らせいたしますね。

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director's voice | 2件のコメント

勢司恵美さん

A
風人の勢司恵美さん、今年の工房からの風ではどのようなことをしてくださいますか?

Q
全体的に展覧会のサポートをしていますが、
個人としては、竹の仕事に親しんでいただこうと、
制作公開とワークショップをしようと思います。

制作公開は、竹割りです。
galleryらふとのウッドデッキの上を舞台に、モクモクと竹を割っています。

ワークショップは一輪挿しを編みましょう。

両日
10:30~11:30 竹割(制作公開)
13:30~14:30 一輪挿しを編む(ワークショップ)

ギャラリーらふと前デッキスペースにて
ワークショップは
定員 10名様
金額2500円
お申し込みは、開始30分前からです。
(恵美さんのワークシップは、雨天時は中止とさせていただきます)

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Q
恵美さんから、今年の出展者の皆さんへ、ひとことエールをお願いします。

A
悔いのないように自分らしく楽しんでください!
私は当日背負い籠を背負ってやりました(笑)

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Q
恵美さんの印象に残るものづくりの原点のようなものと、その時期を教えてくださいますか?

A
小学校に入る前かな?
弟と一緒に庭で作っていた泥だんごと泥ハンバーグ。

恵美さんが出展くださったのは、二年前。
そして、昨年はワークショップで参加いただき、今年は風人さん。
箒の吉田慎司さん、すず竹の橋本晶子さんとともに、
モニュメント周りの「民具テント」と、お庭の中「galleryらふと」前での
制作公開とワークショップ、会場では八面六臂の活躍をしてくださることと思います。
伸びやかに、願うことをまっすぐに行うことの素敵さ、
その存在自体が、今年度の出展作家の皆さんのエールになるようですね。

勢司恵美さんのブログはこちらです
→ click

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director's voice | 2件のコメント

森友見子さん

Q
風人の森友見子さん、
今年の工房からの風では、何をしてくださいますか?
A
コルトン広場、モニュメント周りの「素材の学校」
という子供のためのワークショップブースで、
紙の時間「再生紙で作るカラフル壁飾り」を担当します。
ミキサーで色画用紙などを再生し、板の上で好きな絵柄にしていきます。
両日15時30分から16時15分
定員10名
参加費1000円
です。_DSC5984森さんには、ここ数年「素材の学校」の校長先生?
として子供たちに向けてのワークショップを担当いただいています。

いつか、「素材の学校」でものづくりを楽しんだ子が、
「工房からの風」に出展したらいいねー!
なんて、実はまじめに願っているのですよ。

Q
今年度の出展作家の方に、森さんからひとことエールをお願いします。A
当日は素敵な作品と共に各工房からの風(空気)も運んできてください!
会場がキラキラの笑顔でいっぱいにな るようにお手伝いします。
Q
森さんの記憶、印象に残る小さな頃の「ものづくり」は、いつのどんなものでしたか?A
小さな頃はいつも広告紙の裏に絵を描いて過ごしていました。
それを母が捨てずにノートに貼ってくれたものが今でも数冊あります。
父の転勤で福島に移り、母が通った陶芸教室で一緒に自分用のお茶碗を作ったことが工芸との出会いです。「素材の学校」も、「工房からの風」で、なくてはならない企画となりました。
ご自宅で美術教室を開く森さんがとりまとめてくださる「素材の学校」。
今年は
・くるみボタン 藤武美輪さん(TETOTE) 10:15-11:00
・棉 磯敦子さん 11:30-12:15
・木 菅原わかこさん 12:45-13:30
・金属 長野麻紀子さん(Anima uni) 14:15-15:00

・再生紙 森友見子さん 15:30-16:15
の授業!となります。
場所は、コルトン広場モニュメント周り。
それぞれ、開始30分前からお申し込みを受け付けます。
(お申し込みは、30分前ジャストから始めます。
但し、会によっては、それ以前に並ばれる場合がありますので、
ご希望の会には、前もって開催テントで様子をご確認ください)

森友見子さんのHPはこちらです。
→ click

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director's voice | 2件のコメント

吉田慎司さん

Q
風人の吉田慎司さん、今年の工房からの風では、どのようなことをしてくださいますか?

A
卓上ほうきのワークショップを予定しています。
それから、 素材のりんごコーナーの設置や配布も。
楽しくて、始終にやにやしていると思います。

両日 12:30〜14:00
10センチほどの、ななめ小箒を制作します。
参加費 2500円
定員 6名様
場所 コルトン広場 モニュメント周り

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Q
今年度の出展作家の方に、風人さんとしてひとことエールをお願いします。

A
工房からの風は、こんなに思いが形になる事はなかなか無い、貴重な場所だと思います!
思っている事、感じている事が、一つ残らず形になります様・・・。
そのお手伝いが出来るとしたら、何よりの幸せです。

Q
記憶、印象に残る吉田さんの小さな頃の「ものづくり」は、いつのどんなものでしたか?

A
小学校4年の自由工作ですね。
隣に住んでいた叔父が得意なもので、背もたれ付きの小さな椅子を作りました。
(ほぞ、ねじの皿の凹みも作り、本格仕様!)

ずっと一緒に暮らしてきました。
今では、一歳の子どもの食事椅子になっています。

完成したとき、完璧だね!といったら、
完璧なんて、無いよ。
と、笑いながらいう叔父の言葉を、今でもたまに思い出します。

今でも可愛がっているので椅子の画像もお送りします(笑

写真-(1)

貴重な!画像ありがとうございます。
ずっと一緒に暮らしてきた、今も可愛がっている手作りの椅子。
これからは一歳のお子さんがずっと一緒に暮らしていくのでしょうね。

美術大学で彫刻を学び、その後ほうき職人となった吉田さんの活動は、
すっかり地に足がついて、後に続く若いほうき職人の誕生も促しています。
(吉田さん自身がまだ若いのですが)

ほうき作りを通じて、社会や、暮らしのことを考え続ける吉田さんは、
「工房からの風」でも、単に完成品のものの姿だけではなく、
この場で繰り広げられている現象について、的確に感じ、思考を深めているのだと思います。
いずれその考えを発露しながら熟して、折々私たちにも示してほしいですねー。
そんな機会のひとつ、ぜひ作っていきたいと思います。

 

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