director's voice

竹沢むつみさんから

ニッケ鎮守の杜の奥のほう。
岩のある空間に、ブランコを渡し、伸びやかに展示をしていた
竹沢むつみさんからもメッセージをいただきました。

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こんにちは。竹沢むつみです。
工房からの風 本当におつかれさまでした。
感謝の気持ちでいっぱいです。

どこの場面の 「ありがとう」 から伝えればいいものか、、 ですが、
1週間が経ち、やっと言葉にできそうです。

まず、たくさんの応募作家の中から選んでいただけたこと
そこから全てがはじまり、
風の一員になれたとこを 心の奥底から嬉しくおもいます。

私の拙い言葉ではなかなか表現できず、嬉しいなんて言葉よりももっとなんていうか

あふれていて、
ここちよくて、
胸いっぱい、、

「風の予感」で
はじめて個人ミーティングをさせていただき稲垣さんのことばをかみしめながら制作にはげみました。

「存在自体愛おしいもの」
「実用よりも一緒に連れて歩きたいもの」
「わくわく感がこめられているもの」

バリエーションにこだわらず、自分らしいものを作ればいいんだ。
気持ちが楽になり
もっと、もっと楽しくなりました。

稲垣さんの言葉で
見つけることができました。

ブログ掲載の文で、
どのような風ですか? との問いに
心地良い そよ風のような、 木々を揺さぶる 強い風のような。
そんなイメージ。
とお伝えしました。

始まる前までは、まだはっきりと見えていませんでした。

工房からの風が終わり、 いま思い返してみると
春の風でした。
春一番がやってきて、強い風にもまれながらも
その後にやってくる気持ちのいい季節。
肌をなでる風は どこからか良い香りが漂っています。
いろんな色のある春。
はじまりの春。

草原の葉をサーッとなびかす 真っ直ぐな風のようなものが全身で掴めたらいいなと思っています。
とブログ掲載文で言いましたが、
いま そんな風を 実感しています。

メールなどのわかりやすく細やかなご連絡にはじまり、
オブザーバーさんのフォローに、大変助けられました。
まさか雨が降ると思っていなかった二日目、急な雨の対応にも驚き、大変感激しました。
大丈夫? ひどくなったらすぐに来るから 何かあったら言ってね!
と何人ものオブザーバーさんに声をかけていただき、みなさんに本当に助けられました。
ここまで書いて、思い出して涙があふれてきてしまいました笑

あのままあの場所で 出展者、オブザーバーさん、他スタッフさま全員で
まるーい輪になって座って
焚火をして温かいスープとお酒を飲みながら
語り合いながらキャンプして朝を迎えたいような気持ちでした。
フォークダンスをみんなで踊ってもいいですね笑

あたたかい空間を
本当にありがとうございます。

見つけることができて 感謝しています。

竹沢むつみ

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とっても竹沢さんらしいメッセージ。
あの空間がぴったりでしたね。
フォークダンス!にはびっくりですが
(風の余韻展でやりましょうか!)

作家の、そして訪れた方々の、心にずっと残るシーンが、
今年も生まれましたね。

竹沢さんの出展前のメッセージはこちらです →