director's voice

2013年の応募のお知らせ

年明け早々、1月10日から応募が始まります。
今年は半月、応募期間を延ばして募集します。

応募用紙の正式公開と、web登録フォームの公開は1月9日夜の予定ですが、
こちらでまずはご案内いたします。

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第11回開催日: 2013年10月12日(土)13日(日)
応募期間   : 2013年 1月10日(木)-2月15日(金)期間中必着
応募方法   : 1-応募期間中にweb登録を行ってください。(困難な方は郵送のみでも可)
2-以下のものを送付ください。
a・記入済みの 応募用紙
b・作品写真
(制作内容が伝わり、かつ出品予定の作品に近い2年以内に制作したもので6~10点程度)

注・A4以内の封書で送付ください。
メールやCDなど、デジタルデータでの受付はしておりません。
※ 写真の返却はしないこと、個々の選考結果へのコメントは一切できませんことを
ご了解の上ご応募ください。
結果発表    : 2月末日までに応募者へ封書にて発送いたします。

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趣旨など以下もご理解の上、ご応募をお願いいたします。

「工房からの風・craft in action」は
千葉県市川市にあるニッケコルトンプラザで開催する野外展覧会です。
2013年10月12日(土)13日(日)に第11回目を開催します。
「工房からの風・craft in action」では、次のような出展者を募集します。

暮らしに生きる「工芸・手仕事・クラフト」を制作する人。
プロ、もしくは明確にプロを目指している作り手。
「工房からの風」の 趣旨 に賛同する作り手。
応募条件は以下のとおりです。

展覧会として充実した作品内容、点数を当日に出品し、展示販売ができる人。
(目安として、1800mm×3600mm程のスペースで充実した作品展示ができること)

会期中、会場で自らのブースに滞在し、搬入、搬出を自らできる人。
野外展であることを認識の上で展示構成ができる人。
趣味としての制作ではないこと。 作り手本人の作品であること。
作品は展示販売のみで、受注販売ではないこと。
会期の前後3週間以内に、個展、または規模の大きな企画展への出展がないこと。
今回が「工房からの風」に初出展となる場合、50歳未満であること。
2011年と2012年に出展した方は応募できません。
補足

・「工房からの風」では、会場の広さや環境と出展者の作品を生かして、
ゆとりのある企画を進めるために、約50ブースでの展開を適正数と考えています。
・「新人作家を発掘する」ことも展覧会の大切な趣旨のひとつとしています。
判断基準のひとつとして、年齢制限を設けていることをご理解ください。
・出展作家を継続して紹介していくことも、回を重ねる中で大切な目的となりました。
新人作家を発掘することと、作家を継続して紹介することの両立のため、
新規出展者と複数回出展者をおよそ半々での構成を想定しています。
(当方からオファーを行う場合もありますが、基本的には応募をお願いいたします。)
・選考は「工房からの風」ディレクター稲垣早苗を中心として、
「galleryらふと」スタッフで行います。
尚、選考は作品の優劣を競うコンペが意図ではなく、展覧会の全体構成を考慮して行います。
・食品出展の公募は行いません。

趣旨

素材の恵みと、それを生かす人の技術と美の感覚によって形づくられたもの。
現代の暮らしに響く工芸・手仕事・クラフトを中心に企画しています。
「craft in action」と名付けたのは、作家自身が作品を展示して販売する、
ということを通じて、素材のこと、技術のこと、表現のこと、使い方のこと・・・
などの売買だけではない、作り手と使い手の交流を願ってのことです。

企画をする上で目指しているのは、より有意義で手ごたえ豊かな工芸・クラフトの展覧会です。
新鮮な作り手と使い手が集まってくる出会いの磁力のある場づくり。
展覧会への準備体験が、作り手の制作を進化させていくような展開。
自由で和やかな雰囲気の中にも、個々の上質で意欲的な試みが行われる野外展。
展覧会全体のプロデュースと共に、個々の作り手と企画者が折衝を重ね、
各ブースでの展開を深めていきます。
来場者との出会いはもちろんですが、「工房からの風」に共に出展することによってつながる
作り手同士の出会いは、毎回、出展者の大きな喜びになっています。

第10回展を機に出版された
「工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて」
(稲垣早苗著・アノニマスタジオ刊)も参考までにご一読をお薦めします。

この企画は、日本毛織株式会社の企業文化活動のひとつでもあります。
ニッケコルトンプラザの前身は、日本毛織中山工場でした。
その一角には、工場時代の女性従業員の守り神様として伊勢神宮より御神体を賜ったという神宮社があり、
当時から茂る樹木と共にひっそりと佇んでいます。
日本毛織株式会社では、「ニッケ鎮守の杜プロジェクト」を設け、残された自然環境を生かし、
手仕事に恵みを与えてくれる植物を育む庭づくりを行っています。
「galleryらふと」はこの庭園内にあり、「工房からの風」は、
この庭園を中心とした年に一度の大きな文化催事となっています。

◆出展作家へ抱くイメージ

新鮮な作り手たちは、時代の中で果実のように生まれてきます。
作り出すかたちは必要な用途から生まれ、時代の感性が美しいと呼び寄せたものが使い手の心に響き、
暮らしの中で息づいていくと考えます。
この企画では、既に種をもった作り手、芽を出し始めた作り手、
あるいは幾つかの花を咲かせ始めた作り手が、
多くの使い手との触れ合いを含むこの展覧会を通し、
より豊かな成長へと進化することを希うものです。
そのために公募を行い、未知なる魅力に溢れた作り手の出展も期待しています。
また、企画を牽引する現在活躍中の作家へも出展を依頼して、展覧会の内容を高めています。

◆応募・お問い合わせ

〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-1 ニッケコルトンプラザ管理事務所内
「工房からの風」係 tel. 047-378-3551  fax. 047-378-3555