director's voice

市岡泰さん(陶芸)

宮城県で作陶される市岡泰さん。
20年来の制作活動の間、多くの展覧会を開き、
受賞を重ねていらっしゃいます。

使い心地のよい安定感のある器の中にも、
独特な華を感じさせる作品です。

Q
市岡さんは、「工房からの風」にどのような作品をお持ちくださいますか?

A
暮らしの器を中心に、やきものの質感をいかした、現代の生活に寄り添い、
長く大切に使ってもらえるようなもの作りを目指しています。
出品作は、ポットやカップなどのくつろぎの時間を彩るもの、
普段の食事をほんの少しだけ、楽しくするような文様のお皿や鉢、
庭の草花を思わず挿したくなる様な一輪挿しなど、
生活に寄り添うものばかりです。

先日のチャリティー販売の時にも、ポットを協賛下さった市岡さん。
とても素敵で、スタッフも皆欲しがっていました。。
(もちろん、お客様にお選びいただきましたが・・)
写真で見ると鮮やかな印象もありますが、
実物はその鮮やかさがとても穏やかな印象です。
お料理を盛ると、いつものおかずに何か新しいスパイスが加わったような!
そんな盛り映えのする器です。

Q
市岡さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?

A
いつの間にか、はじめてやきものに触れてから20年近い歳月が経ちました。
宮城という土地は、産地ではありませんし、
ものづくりもそれほど盛んではありません。
(他の作家との交流が少ない土地柄だと思います)

最近は、いい意味でも悪い意味でも
自分の考え方や作品が固まってきたように思います。

そんな中での工房からの風は、自分を見つめ直す風であり、
もしかしたら、凝り固まった自分を吹き飛ばしてしまう台風になるかもしれません。
イベントが終わった後にどんな風が心に吹くのか今から楽しみです。

春の全体ミーティングでも、謙虚に皆さんの話に耳を傾けている姿が印象的でした。
仕事として続けてこられたからこそ、
一層のよき飛躍を目指していらっしゃるんですね。
急に何かが変わるばかりではないかもしれませんが、
開いた心には、きっと芽吹くべきものが入ってくるのでは、、と思います。



Q

市岡さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?

A
小学校の文集をみると『ウルトラマン』になると書いてありました…

ああ、待っていました、こういう答えも(笑)
でも、ほんとうにいるんですね、文集にウルトラマンって書く子!

さあ、市岡泰さんのホームページはこちら → です。

出展場所は、スペイン階段前、本八幡駅方向から来て、一番最初に目にする所です。