director's voice

林志保さん(陶磁)

Q
岐阜県多治見市で作陶される林志保さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
暮らしの器と、生活に添える小さなオブジェを出品します。
食卓や窓辺などの空間を演出し、使う人の心が少し豊かになればいいなと思います。

林1

Q
林さんとって、「工房からの風」は、どんな風でしょうか?

A
換気したような、新鮮で緊張感ある空気を感じています。

この出展を機に、自身のものづくりを立ち止まって見直すことができました。
納得のできるものづくりのために、日々コツコツと続けるのみです。

林3

Q
林さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
細々したものを作るのが好きでした。
「初めての」というと記憶力低下で思い出せないのですが、
記憶に残るのは、父への誕生日プレゼントに、
愛車の置物を針金や色紙で作ったことでしょうか。
今でも大切に保管してくれているので、よく覚えています。

林2

林さんの作品は、そのフォルムと質感の美しさが印象的です。
オヴジェと器に同じような美の鉱脈が渡っているようで。
器ひとつの佇まいで、ぐっと空間が演出されてくような佇まい。

きっと素敵な作品構成になることと夢見て、
おりひめ神社の奥の空間をご提案しています。
お手元で、そして、少し離れて。
林志保さんの作品世界、ゆっくりとご覧いただきたいと思います。