director's voice

石塚 悠さん(ガラス)

Q
千葉県でガラスの制作をされる石塚悠(はるか)さん。
「工房からの風」にはどのような作品を出品くださいますか?

A
和のモチーフや模様をあしらった「和」シリーズと、
様々な色や柄の板ガラスを組み合わせて作る1点ものの
「パッチワーク」シリーズをメインに、
カラフルで楽しいうつわやアクセサリーを出品する予定です。

i工房からの風写真①

Q
石塚さんにとって「工房からの風」はどんな風でしょうか?

A
新しい出会いを運んできてくれる風です。

「運んできてくれる」というと人任せのように聞こえるかもしれませんが、
50名の作家が集い、
多くの方のお力をお借りすることで、
一人では成し得ない大きな風が巻き起こり
たくさんの出会いが生まれるのではないかと思います。

i工房からの風写真②

Q
石塚さんの初めての「ものづくり」は、なんでしょう?
印象的なもの教えてくださいますか?

A
子どもの頃いろいろな動物を飼っていたので、
自然に動物の絵を描いたり、
粘度で作ったりするようになりました。

印象的なものは、飼っていたセキセイインコを、フェルトで作ったものです。

つたない裁縫できれいにできているとは言いがたいものですが、
そのインコが大好きという気持ちがとても伝わってきます。

今でも残してあるのですが、それを見ると可愛がっていたインコのことを、
ある意味で写真を見るよりもありありと思い出すことができます。

今も動物をモチーフにすることがありますが、
大切にしていることは、そっくりに作ることではなく、
動物の様子や感じ、在り方を出すことです。

幼い頃に作った小さなフェルトのセキセイインコは、
そのことを思い返させてくれます。

工房からの風写真③

石塚さんのご両親は京都で染織をなさる作家の方。
悠さんとお話ししていると、
しっとり落ち着いて、穏やかなお話しぶりに惹きこまれますが、
きっと幼いころから、自然と本物の美に囲まれて
心豊かに歩まれてきたことのだと思いました。

ガラスの制作に向かわれて、その素材は異なりますが、
これからの悠さんのお仕事には、
じんわり、心に眠っている今まで養われた世界観が現れていくように期待しています。

石塚悠さんのブースは、ニッケ鎮守の杜に入って、ちょうど真ん中あたり。
HPはこちらになります。
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