director's voice

津波古亜希さん

48組51名の作家の紹介もラストとなりました。
津波古亜希(つはこあき)さん。
沖縄、奥武島(おうじま)に生まれ育って、
おばあちゃんの家を改修して工房としているガラス作家です。

Q1
津波古さんは工房からの風に、どのような作品を出品しますか?

A1
窓ガラスを砕いて溶かし合わせた再生ガラスのお皿と、
パート・ド・ヴェールで制作したシーサーの置物などを出品します。

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お皿は銅線をステッチ模様のように挟んだ
“つぎはぎ”シリーズ
お家の中のタイルや板目などをイメージした
“指でなぞる模様”シリーズなどです。

今回から作り方を変えたので、
全て新しいものを持って行きます。

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爽やかなグリーンは、窓ガラスの再生ガラスの色なのですね。
海が目の前の工房で制作する津波古さんならではの色合い。

シーサーもいいですよね。
沖縄=シーサーというのもちょっと、、。
とおっしゃったけれど、
このようにデフォルメされた姿がとっても愛おしかったので、
ぜひ工房からの風に、とお願いして出品いただきました。

Q2
工房からの風への出展が決まった時、どのようなことを思いましたか?

A3
今年なんだな!と思いました。

いつかやりたいと思っていた事、
いつか変えたいと思っていた事、
それをやるタイミングが来たな、と。

昨年工房5年目の節目を迎えていたので、
また今後作り続けていく為にすごく良いきっかけを掴んだと思いました。

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素材や技法のさまざまを巡ってみて、
これからのお仕事に絞って、高めていくタイミングだったのですね。
挑戦された作品群、私も手に取れるのが楽しみです。

Q3
津波古亜希さんの工房のある街の好きなものやところ、
自慢できること大切に思っていることひとつ教えてください。

A3
海が近いので、
常に水平線を感じる事ができます。

普段の生活の中でよく目の端に入ってくるからだろうなーと思うのですが、
私にとっては-定位置-のようでとても安心出来る存在です。

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今夏、津波古さんの工房をお尋ねしてきました。
工房の目の前は、このような感じです。

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沖縄らしい門を出ると、浜から海がぐーーんと開けていました。
この景色に守られて、澄んだグリーンのガラスの器が生まれてくるのですね。

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(工房で爆睡中の子猫!)

津波古亜希さんの出展場所は、ニッケ鎮守の杜に入ってレンガ道に沿ったところ。
きらめくガラスの器と出会っていただけますように。

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