director's voice

Ohamaさんより

上質な革でバッグや小物を制作するOhama、
大濱由惠さんからのメッセージをお届します。

Q1
図録掲載作品のタイトルと作品についてのコメントをお寄せください。
ほかに、出品くださる作品がありましたらお教えください。

A1
「マロンポシェット」です。
革の色を変えると表情がさまざまになります。

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ほかには 「クラッシック」も。
工房からの風へ初めて応募させて頂いた頃に
制作したかたちです。
きちんとバッグを作りたい。
その気持ちはずっと変わりありませんが
つくるものは少しずつ変化してきました。
より持ち易く、より軽く

風50+の展示会のお話を頂いた際
このバッグをまた制作したいと思いました。
使用した表面を擦った加工の革は
裁断前はワイルドな印象でしたが
仕立てると上品で、このデザインに
ぴったりでした。是非お手に取って
ご覧いただければ嬉しいです。

そして、オイルレザーの長財布
お財布ポシェット(長財布にストラップがついたもの)
を展示販売させて頂きます。

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今展を機にあらためて制作くださった「クラッシック」。
大濱さんの心映えがかたちになった逸品ですね、きっと。
拝見できるのがとても楽しみです。
そして、愛用者がたくさん増えた大濱さんの革財布。
カラーも豊かにお選びいただける機会ですね。

Q2
図録冊子がお手元に届いたときの感想をお聞かせくださいますか。

A2
手にして先ず、表紙の美しさに
わぁっと高揚した気持ちなり
ページをめくるのはドキドキと
皆様の素敵な作品の写真と楽しく
そして時にはうるっとする文章を
時間をかけて読ませて頂きました。
このような素晴らしい一冊の

1ページに加えて頂けたこと
改めて幸せに思いました。

Q3
12月2日いちにちだけコルトンホールに現れる「作り手の本棚」。
大濱さんは、どのような本をお貸しくださいますか。

A3
「革の袋物」
石田玲 菊池修 三彦坂和子 彦坂千鶴子 共著
革でのもの作りを始めた頃に
古本市で、偶然出会いました。
「手工芸入門書」とありますが
難しい。。と唸った記憶があります。
とても深い内容で勉強になった本です。

もう一冊は
よりぬき「ただいま食事中。」
雑紙の連載ページで、様々な職業の人の
食事の写真記録を纏めた本です。
写真の下のコメントも楽しくて
疲れた時の息抜きにパラパラめくって
読んでいます。

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まじめな一冊。
息抜きの一冊。
どちらも大濱さんらしいセレクト!

Ohamaさんのホームページはこちらになります。