director's voice

岡野達也さん(風人)

二回目の風人をしてくださる岡野達也さんにお尋ねします。

Q1
今年の「工房からの風」では、岡野さんは何を担当くださいますか?

A1
自分の作品の中にワンハンドルトレーがあるのですが、
取っ手部分は木を曲げて制作しています.
その木を蒸して曲げるところを実演します。

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「工房からの風」は、16回から20回の5年にかけて、
静かに底辺に流れるテーマを「五行」として、
その木火土金水を毎年感じながら展開しようと進めています。

今年は「木・草」ということで、おりひめ神社の奥に設ける「五行テント」では、
木や草にまつわるものづくりを感じてもらえるコーナーを作ります。
岡野さんには、その五行テントで曲げ木の制作公開をしていただくことになりました。

Q2
岡野さんは、何年に出展しましたか。
その時の印象に残る体験(感想)をひとつ教えてください。

A2
メインビジュアル・レモンの時の2016年です。

やっと出展が叶った「工房からの風」。
自分が出展するのだなと、強烈な緊張が込み上げてきたのを覚えています。
半年間、がむしゃらに走ってあっという間の二日間。
感想は?と聞かれても本当に、あっという間でしたとしか言いようがなく。
でも確かにあの時から風向きが変わったと思っています。

岡野さんは雄弁ではなく、いつもニコニコ笑顔で輪の中にいる方です。
それでいて、困ったときには、いつもまっさきに手助けしてくれる優しくって力持ち!なひと。
昨年も雨の中、どれだけの出展作家や私たち企画者が助けられたことでしょう。

そんな不言実行タイプの岡野さんですけれど、ボソッといいこと!をいうんですよね。
風人さんたちも一目置いているところがあるみたい。(私もです)

レモン年、出展くださったあとにいただいたメールにも、
とても素敵なメッセージが。

“期待して”頼る気持ちで臨むのではなく
“期待される”ように臨むべきだったなと。

そんな風に言葉にしたひとっていなかったな。
そんな風に思わせてくれる作り手の方です。

Q3
岡野さんが、木を素材として作られたもので、
心に残るもの、または、大切にしているものを教えてください。

A3
初めて作った木のスプーンですね。
見栄えは良いと思うのですが正直使いにくい。

今は使っていないですが、たまに視界に入ると
初心忘るべからず
じゃないですが、そんなことを思ったり考えたり出来るので大切にしています。

どんな姿のスプーンなんでしょう。
岡野さん、よかったら、画像送ってほしいです!

岡野達也さんは、おりひめ神社奥の「五行テント」のほか、
会場中を見守りのクマさんのように周って下さる予定。
困ったことがあったら、きっと助けてくださいますよ。

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