director's voice

ヒヅミ峠舎(陶芸)

山口県柳井市日積においてヒヅミ峠舎を開いた
三浦圭司さん、アリサさん夫妻からのメッセージをご紹介しましょう。
(陶芸舎と峠舎をかけたんですね!)

Q1
ヒヅミ峠舎さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品くださいますか?

A1
染付と色絵の日常使いの器を出品させていただきます。
お茶碗、丼ぶり、蕎麦猪口、お皿、小鉢などです。

昔から人々に馴染みのある染付の器を
生活が楽しくなるようなかたちで、
少しだけ物語を含んだ図案で作りましたので、
今回特に見ていただきたいです。

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ヒヅミ峠舎さんでしか描けない個性的な絵付けの器。
たっぷり見応えありそうで、わくわくしますね。

Q2
工房でよく聴く音楽、
または、ものづくりを進める中で大切にしている本、
あるいは、心の中で大切にしている映画、
いずれかを教えてくださいますか?

A2
工房でよく聴く音楽は「 鈴木常吉」さんです。
郷愁に駆られるアコーディオンの音色と、
光と影、男と女、父と子、生と死、表と裏・・・
というような二面性のある世界観がとてもあたたかく、
自分たちに考える時間を与えてくれます。

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好きな音楽と作品がとっても合っていますね。
郷愁とあたたかさとユーモアと。

Q3
草や木で作られたもの(工芸品に限らず)で、
大切にしているものや、思い出に残るものをひとつ教えてください。

A3
工房の入り口のドアです。
イギリスの100年程前の丸い形のステンドグラスを見つけ、
それを使って沖縄に住む父が木のドアを作ってくれました。

昼間は素朴でカントリーのような印象ですが、
夜は工房の白熱灯の灯りがステンドグラスを煌びやかにし、
外から見ると昭和の小さな呑み屋のような雰囲気になる。
そんな昼と夜の顔を持つ木のドアが大切な宝ものです。

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アリサさんは沖縄のご出身でしたね。
お父様が手掛けたイギリスのアンティークのドア。
どんな雰囲気なんでしょう。
ぜひ見せていただきたいです。

ヒヅミ峠舎さんの出展場所は、手仕事の庭のほとり。
お隣は同じくご夫婦で出展される和紙の小嶋紘平さん・祐希さん

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