director's voice

今年のメッセージ

木・火・土・金・水

工房からの風では五回にわたり、五行をテーマに展開しています。
今年のテーマは火。
作り手の心に宿る、もの作りの種火に心を寄せて企画をしました。
手仕事の庭を、ひとりひとりが携えたカンテラを照らしながら集う秋の日。
作り手たちが抱くもの作りの種火から実った作品との出会いを、ぜひお楽しみください。

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今年の工房からの風に込めた想い、
いや、込めたというより、「火」というテーマを巡って、
風人さんたちと考えた末に巡り合えた想いというのが正確なところです。

火としては、たとえば灯台的な大きな熱源もありますね。
みんなこっちだよ!と示してくれるような灯り。
そのような火の存在も大切ではあるけれど、小さな小さな種火のようなものを取り上げよう。
そんなことに思い至ったのでした。

ものづくり、作家活動は、決してたやすいものではありません。
現代において、あえてこのような仕事を選び、進もうとしている人たちは、
その原点に灯っている種火がきっとあるはず。
それらをあらためて作家本人が見つめ直し、それを披露することで風を呼び込み、
その火を膨らませていこう。
そんな想いに、まさに火が継がれていった企画期間だったように思います。

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今年の私からの質問はこちらです。

Q1
工房からの風にどのような作品を出品なさいますか?

Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

Q3
ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

今、私の手元にはぞくぞく出展作家の方々からのメッセージが届いています。
今年は、特に熱くて濃ゆい!メッセージが多いような。
そうですよね、なんといっても「火」ですから。
そして、工房の中の大切な1カット!私もとっても楽しみなのです。

では、ご紹介、始めますね!!