director's voice

sou 金属装身具 沖縄

Q1
沖縄で制作する仲間秀子さん。
souという工房名で作品を発表されています。

souさんは、「工房からの風」にどのような作品を出品なさいますか?

A1
日々の生活中で、シンプルでさりげなく身に着けられるような、
真鍮とsilverを中心としたアクセサリーをご用意させていただきます。

作品3

Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
沖縄本島の最南端に建てたatelier兼shopの大きな窓から見える、
青い海と空、夕暮れ時の夕日はとても綺麗で、一番落ち着く大好きな場所です。
海が見える大きな窓を作ったきっかけは、海が大好きだった義父の案でした。

「いつかここに、海の見えるatelierをつくりたいね」と病室で幾度も、義父と夢を語りあったことを鮮明に覚えています。
義父が亡くなってから、7年目にようやくopenに至りました。

私にとって、とても大切で心地よい場所です。
いつか、皆さんにも足を運んで頂けたら嬉しいです。

Q2画像

Q3
souさんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

A3
幼少期から、こと洋服が好きで、スケッチブックに沢山の洋服のデザイン画を書き溜め、
いつかファッションデザイナーになりたいと夢見ていました。
実際は、美容師になりましたが巡り巡って、気が付くと洋服を縫っていました。

服の展示販売をしていた時に、30くらい年上の女性に出会いました。
彼女のアクセサリー使いや生き方に魅了され、気が付けばアクセサリー作家としてスタートしていました。

彼女と出会うまでは、歳を重ねるとおしゃれが楽しめなくなると思っていましたが、
今では歳を重ねることのほうがおしゃれが楽しめると思うようになりました。
大切な友人でもある彼女の生き方や装いを目標に、楽しみながら歳を重ねていけたら素敵だろうなと思います。

作品1

海の見えるアトリエ。
沖縄言葉のアクセントがすっかり板についている仲間秀子さんですが、ご自身は関東がご出身。
けれど、縁を得た沖縄の地で、縁を結んだ方々との想いを叶えて美しい工房を持たれて。
その幸いの中での制作、すばらしいですね。

シンプルなかたちの中にある洗練や誠実な造りが、結局は一番好き。
と語られていた言葉がミーティングの時に心に残りました。
ひと目見るだけではなく、手に取り、合わせ、そのシンプルな姿をじんわり味わうように感じていただきたいと思います。

作品2

souさんの出展場所は、おりひめ神社脇。
お隣はフェルトのKUUSI6さん。

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